死によって別れるいがい

ひとと別れるとは

公共と自我の

ぶつかりあいいがいない


別れたひとからメールがくる

手術まえの胸を

目で、指で、記憶しに来てくれ

 ....
                   一
 
 どことなくうすぼけたひかりのてらす、砂浜だった。
 ここには、風のふくけはいがない。うち寄せる波もない内海がひろがる。海は、あるいは死んでいるかの ....
もめて

盛り上がって

四人の女とそんなことしてる


六月の太い風が

熱をはらむ

公共と自我の

相克がはじまる


もめて

盛り上がって

四人の女 ....
愛し君の面影は
絶えず目蓋の裏に
笑顔のままに時をとめ

溢るる想い出は
柔らかき棘と
甘き疼きを伴って

遠く滲む記憶の端より
はらはらと溶けて
やがて淡く淡く  ....
なにかが しきりに
こぼれる
鈴のように
銀のように
ふるえる 天窓
大系化された知識
たとえばヘーゲルの国家
シュタイナーのファンタジー宇宙論
たとえばテレビゲーム

巨大な大系は荘厳された城
法則 ルールを知っていれば
いつまででも 泳げる
囲われた ....
The world owes me nothing. I didn't ask for beauty and I wasn't expecting it. But there it .... とぐろを巻いている。 ため息だって

出るときゃ出る



愚痴だって

出るときゃ出る



涙だって

出るときゃ出る



人間だもの

出るもんは出る


 ....
おりのそとには あおいもりだわ

はだしであるく みずごけのうえ

うでよりほそい おがわがあって

あたまくらいの うえきもあったよ

むせるほどの きいろいひかりに

ふらつく ....
君とふたりで並走
自転車で並走
笑いながら
たったふたりでの並走を
僕はずっと夢見てたけど

きっとその夢 ずっと叶わないね

バイバイ 僕の自転車は
夕暮れの
スモッ ....
 夏が玄関口まで来てベルを鳴らした
 
  こんにちは、私、夏と言うものです!

 元気一杯の挨拶
 その声だけで俺をいらつかせた

  帰ってください!
  間に合っています!
 ....
靴をはくくらい自然に恋ができたら良いのに、と思う。
たとえば右と左を間違えた、と言い訳ができる。
きのう雨で濡れてたんだって思いだせる。
今日は見栄を張りたいと自覚できる。

もう少し大人び ....
祝福のことばには
飾りたがりの
性分があり

僕はまだ
あこがれの盛り


 あなたの階段が
 あたらしくなった日も

 僕は
 初夏の匂いだっただろう

 あいも ....
うずくまる腕に ひざこぞう、ふたつ
私の体に わんぱく坊主が 
ふたり

そっと「膝小僧…」って 呼びかけると
ひとりだけじゃあないことに ふと きずいたよ

どこかになにかを預けて い ....
はじめて
デパートへ行った日曜日

父は紳士服売場で
ジャック・ニクラウスになる
母は婦人服売場で
エリザベス女王になる
兄はスポーツ用品売場で
王貞治になる
姉はレコード売場で
 ....
己の甘い詩に
石をなげろ!
どうせ壊れやしないのだから
石を投げろ!
血なんて流れっこないけれど
いしをなげろ!
石に罪はない
石は投げられるためにあるんじゃない
投げるのは意思だ
 ....
カラメル岬に家を建てて住んでいる
からまる君のもとに
こんがり山からとんがり君が逃げ出してきた
住んでいた山が焼けてしまったのだと
黒焦げになってもう帰れないのだと訴えてきた
からまる君 ....
ずっとずっと遠くへ行きたい

冷たい風をきって

おもいきり走りたい

私に絡まる憂鬱をふりきって

ずっとずっと遠くまで

涙も乾くくらいに速く

白い息をはきながら

 ....
夏が来る
とりどりの宝石が波うつような
きらめきとあざやかさを纏って夏が来る

いつもはただのフェイクとしか思えない
この生命にもすべての感情にも
夏だけは流し込んでくれる――本当だと思え ....
暑くなる世界に嫉妬して
独りアスファルトに
水かけごっこ

あんあんあんなんて
地面から聞こえてくるのは
僕の性欲のせい

(あんあんあん)

きゃっきゃ騒ぐ人間どもと
短い命の ....
消えかける
蝋燭の火に
あわてる


誰も来ない日
菓子だけが
華やいでいる


もういいから
そう誰かに告げられたかのように
途切れている


数十年に一度 ....
硝子模様の烏たち、
梨の
ない木の ハンバーグ、
ソース
おいしいねのほっぺた

人間のほっぺた
食べた
食べられた
木の根っこ 掘れ掘れ
レコォドの針がぐるぐると巡回する
たちまちこの部屋に横溢する
とめどない狂おしい優しい旋律
作者不明の名曲だ
長い瞬きの後で
果てしない音の海に
ダイヴする

息もできない
雨のよう ....
「絶対俺が言ってる事が正しいだろ!」

「いやいや!俺の方が正しい!」

「俺だ!」

「いや俺だ!」



この腐った世界で

正しいものなどあるのだろうか


人それ ....
夏の朝
とうもろこし畑の中に溶けてみた
一直線に並んだ黄緑の
甘い匂いが夏だった
気づけば夏の中に溶けていた
黄色の穂先から見上げる青空は
水を見ているようだった
土から湧き出る水蒸気が ....
3.

1415926535

8979323846

2643383279…



君を永遠に取り囲む僕になる。
いつまで続くの

この闇は

時々光が差し込み

闇はあけたと

両手を開いたら

その手はまた

闇へと引きずられ

繰り返す


闇と光と闇と光と ....
コンコンチキチン
コンチキチン
コンコンチキチン
コンチキチン

祇園祭が始まるよ
祇園祭が始まるよ

祇園囃子の音がすりゃ
京都の夏も本番さ

コンコンチキチン
コンチキチン ....
星を見た

いつもと違う場所から見た

自分んちの方向を見た

明るくって夜なのに昼間みたい

でも

私は毎晩、あそこから見える星をキレイって

眺めているんだなぁ

都 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
別れたひとから吉岡ペペロ307/7/1 21:40
夏の骨[group]今唯ケンタロ...7+*07/7/1 21:00
相克吉岡ペペロ107/7/1 20:58
君ありて幸せあずみの607/7/1 20:54
そろもん(啓示の話)みつべえ607/7/1 20:43
自分でありたい〜創造の掟アハウ307/7/1 20:40
愛して水在らあらあ19*07/7/1 20:30
都会吉岡孝次007/7/1 20:05
出るときゃ出るむむ107/7/1 19:46
深い森に埋没する少女Itha6*07/7/1 19:11
夕暮れの並走楓川スピカ2*07/7/1 19:00
訪問山崎 風雅507/7/1 17:42
つたう吉原 麻807/7/1 16:39
未完成[group]千波 一也14*07/7/1 16:22
膝小僧たちの歌るるりら907/7/1 15:55
デパート小川 葉207/7/1 15:43
アマル・シャ...207/7/1 13:29
カラメル岬にて楢山孝介6*07/7/1 12:25
run liferiebuu107/7/1 11:53
夏と私[group]塔野夏子8*07/7/1 11:42
サマーサンデーロンリネスゆうさく2*07/7/1 11:26
6・17 昼木立 悟1007/7/1 11:15
あんぜんピンネクタイ007/7/1 10:58
レコォドおるふぇ807/7/1 10:49
『正しいもの』神楽坂 猶叉1*07/7/1 10:24
とうもろこし畑ぽえむ君22*07/7/1 10:05
円周率桜井小春607/7/1 8:28
ひらひら美由4*07/7/1 8:03
吉符入り 〜祇園祭が始まるよ[group]北大路京介11+*07/7/1 8:00
お空と大地と[group]美由2*07/7/1 7:47

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