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星を
呼べるんだね
あのロバ
ほら
また流れたよ
願い事三回は
いじわるだね
静かにしていよう
叶わないよ なにも
どうせこれ以上
たどり着こうとして
....
たまには
笑い方も
泣き方も
怒り方も
そっと忘れて
休んでもいいんじゃない?
泣かない女は強いの
でもね
泣けない女は強くなんてないの
とっても弱い生き物なんだよ
とっても哀しい生き物なんだよ
だから
そっとあつかってね
優しくあつかってあげて ....
大勢の鳥達がワアワアと騒ぎ立てて逃げていった
と同じくして
私の胸の中でも鳥が泣いていた
閑古鳥 かんこ鳥
一人が怖い 一人と言う寒気が痛い
重量感のある世界に一人の ....
僕達を取り巻く世界には
美しいものが溢れてる
無知がその美しさを忘れ
無知がその価値を知らない
美しいものは壊れやすい
ハリウッド映画では
闘うこと
勇敢なことばかり ....
タマゴをパックから取り出して
卵子焼きを作ろう
1個目 割ると オッサン入っていた
2個目 割ると またオッサン入っていた
まさか3個目は ないだろうと 割ってみたら
や ....
若い頃の私
若い人と睦みあった が
無知だったので
性欲を昇華する術を持たなかった
仕方なく、一緒に並んで座り
土手の風はさやさやと
耳の中の産毛を撫でながら右 ....
この つらさ は
望んで 与えられたもの ではない
打破したくても、
許されない。
この つらさ は
誰のものでもない。
中途半端に プライドを植え付けられ
....
死体を引きずる少女
ずるずるずるずる
ずるずるずるずる
肉と地面がこすれ合う
少女は白いお家に入っていく
白いお家の白い煙突から
灰色の煙がもくもくと
もくもくと上がる ....
寝苦しい夜 はみだした足が
そろりと風を止まらせた
畳の上を這う 小さな羽虫の陰
名札をはずしたつもりになっても
はずれたくない場所がある
どこからもひ ....
ねぇ
もっときみを大事にするね
よく聞く言葉だから
格好つかないんだけど
あるのが当たり前で気付かなかった
きみの大きさにも
きみの言葉に支えられた自分 ....
一筋の夢
指で先を足していく
空には届かない
私の背伸びでは届かない
そのまま
ぷつん と途絶えた
音信
首元がさむざむするから
結っていた髪を切った
ただそれだけのこと
今朝 ....
修理相談センターに電話すると
またあの女のひとが出る
状況を報告して電話を切って
しばらくすると
修理のトラックがやってきて
私を段ボール箱に梱包して
工場へ連れて行く
修理されてい ....
幻想をリアルにするために
リアル以上にリアルを表現すると
それは異常なのかもしれない
恐怖は見れないところにあり
見えるのは醜さだけなのかもしれない
褪せた御本の途中に見知った御伽話と知りながら、
きれの無いファセットの、肌理の粗い断面に、目を凝らしまして。
愚か者のきんが烏の羽根を生む前に、まだ余裕がありましたので、
頭を抱えて怯え、高鳴り ....
霧雨よりさらに細かい雨粒
空気と一緒に 胸いっぱい、吸い込んだら
葉っぱの匂いがした
このまま靴をぬいで 立ち呆けてたら
ちゃんと根っこが生えてくるかも
家に ....
絶壁のコンクリートの僅かな隙間に
いのちを宿した君たちは
迷うことなく天を目指して
もう背丈よりも大きくなった
直角に身体を曲げて上へ上へ
ひたすらに迷うことなく
君たちは ....
暗い
暗い暗い海の中で
私は浮かんでいる
浮くことも沈むこともない
そのときの私は
長い髪で
白いワンピースを身に纏っている
ゆらゆらと
私は漂い続けている
そのと ....
夜空にね
白い雲
甘い思い出
溶かすとさ
ミルクコーヒー
渦巻いて
ひとくち
ひとくち
昔のことを
思い出す
私は林檎。
林檎は落ちた。
恋に落ちた。
ニュートンさん
私も疑問に思います。
何故
林檎は落ちるのでしょう?
落ちた私は
....
■内閣総理大臣緊急演説
年間3万人以上の自殺者がでるようになって、もうひさしい。 この10年けの累計で25万人を超える自殺による死者がでているということになる。我々は、自殺という犠牲を伴う戦争を ....
しとしとと続く雨
カエルは喜び
鳥は泣く
蒸し暑い
世界中は
ジェットコースター
今日も
インスタントコーヒー
クリスタルガラスに
指文字
夢
カジ取りに迷う
夕方にはカエルと言って
行方不明の父親が現れた
その日仕事から帰ってみれば
珍しく上がりに揃った母親の靴と
並んで見慣れぬ紳士靴
その好い趣味と墨が切れた痛み具合が
父親の物をおいて他 ....
一年ぶりにルゾンに行った
エリーはまだいた
胸元の開いた黒いドレス
すっきりと鎖骨があった
その間からはるか遠く
エッフェル塔が見えた
エリーは携帯で撮った
子供の写真を見せてくれた
....
空が暗くなると
あなたが来る暗示
空が明るくなると
あなたが離れる合図
夜は好き
あなたに会えるから
暗いのが好きだから
でも
あなた ....
カレンダーの塗り潰しすぎにより
よし子の来世もしくは永遠
それは壁になった
よし子が生まれたのは暑い日だった
怠惰をまとった団扇の風がピタリと止み
それがよし子の生まれた証になった
....
跪け
流希と言う名の下に
一番初めに潰れたのは私
存在が大きく感じ
押し寄せる波に耐えられない
だから
壊した 壊れた
束縛された両腕の鎖は
....
「ありがとう」
「いただきます」
「ごちそうさま」
ちゃんと気持ち込めて言う
感謝とか 幸せだとか
「まいど」
「おおきに」
「どこ行かはりますの ....
教科書にその公式が載ったとき
その公式は
知恵から知識へと
生活から遠のいてゆく
一時間でどのくらい進むのかが
わからなくても
あと一時間で到着することを
いつも教えてくれるからだ
....
ジャックは豆の木に登らない
代わりに木の台に座る
そうすると
(地面にいる虫たちに邪魔されない)
らしい
犬らしくないジャックは
だけど、海賊でもない
ただのジャックだった
犬 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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