人違いをした
人違いしたのは
はじめてではなかった
はじめて人違いしたのは
デパートのおもちゃ売場で
母親とまちがえて
知らない女の人に
おもちゃをねだったときだった
知らない女の人は ....
自分を探す旅だって言って、リュックに詰めた誰かのカケラ

自分を食わす為だって言って、切り売ってきた自分のカケラ


無くなっちまった中身、抱いて

いなくなっちまった自 ....
{引用=




  くろ、ぼくら くろになる やまどりと まつばやしが 
  よるに のまれて しずみ ささやく 「いいか、めを その高音域の 大きな歌が
  とじる かんかくを きく ....
元気な赤ん坊が産まれますように


そして


そのことが嫁にばれませんように
好きなところを数えるのは
大天井岳のてっぺんで星を
数えるようなものだから
その暗闇まで含めて
全部が好きなんだ

そしたらあなたは私を
うそつき、と言った

ほんとうには
遠かっ ....
どこまでも晴れ渡った空を見上げて
あの頃のわたしたちを思った

何をしても楽しくておかしくて
些細なことで涙を流して笑いあって
寂しさも嬉しさもみんなで共有して
いろいろな新しい ....
不意に
日記日和だと感じた日は
ペンを
離さないで過ごす
 
夢で見たことや
その日にあったことを
全て
日記につける
 
 
例えば
夢に出てきた男の子が
かっこよかった、 ....
ぼくは 最後のヒーローになる


剣も盾もいらない 
魔法なんて使えなくていい


救いたいのは 一輪の野の花
救えるのは 一輪の野の花


君が{ルビ咲=わら}ったその時
ぼ ....
ぽえまない

おれは
ぽえまない

かなしくても
つらくても
せつなくても

ぜったいに
おれは
ぽえまない

でも
たまには
ぽえみます

ぽえむを
わすれるため ....
ガリガリ ガリガリ ガリガリ
休日だというのに
朝から電動バリカンの音が
騒いでいる
庭の木の手入れがすでに
始まっていた

ようやく訪れた休日なので
今日は一日ゆっくりしていたい
 ....
バス停で、バスを待った
ついでにあなたも待ってみた
落ち椿がアスファルトに色をつける季節
中途半端な寒さをからかうために
あたしの背筋はピンと伸びる


ゆっくりとバスがきた
あな ....
みんなの幸せを願った言葉を
みんなに届けようと
誰の顔も見ることなく
誰の心も見ることなく
蒼い天に放った

不自由な言葉は重力にひかれて
わたしの顔にへばりついた


ひっぱった ....
東急東横線菊名行の最終電車を逃して
ふて腐れてホームに座り込む
曲がった煙草を取り出して咥える
ジッポを探している間に
駅員に咥え煙草を取り上げられる
仕方無く切符を千切って駅を出た

 ....
じゃぁまた と

また最初から

アタシの中の世界を変化させる

小さくて狭いから

色んな事を知るたびに
色んな事を見るたびに
色んな人に会うたびに

どんどん ....
あたしを土壌にして
きみの心を蒔いて
あたしは水をあげて
とけて
てのひらかざすみたいで
自由の光りは湾曲して
吸い込まれて
それって
ふわふわで
白いの息だよねって

 ....
この 曇天のはるか上方
頂が雲の上に突き刺さる

巨大な山体は その裾野を引き
見上げるべき万年雪の銀嶺が
来光とともに不動の姿を現す

薄ピンクに染まる白の世界は
輝きが横たわり
 ....
恋人に優しくない男なんていないよ 美化された永遠は
終わりという名の永遠
変化が訪れない契約書
それは安らぎたいということ

本当の永遠は恐怖
終わりが来ない
無限の苦痛と快楽
変化し続けるという永遠
それは安定しな ....
春が過ぎやうとしてゐる
貴方を見送つた此の暖かい季節が

墓前に咲く花は 絶ゆる事無く
貴方への変はらぬ思慕を歌ひ続ける
想つてゐます
愛してゐます
仮令幾度季節が廻らうとも

好い ....
一閃の 日差しは 無音だ
物事を しゃべらぬ
だから 遠くには 太陽の 棺が
悪魔を 寄せ 待っているのだ

緩慢であり 擬似的な 死かもしれぬ
だが おれの 頭には すでに
全ての 人 ....
コード類の滝がフローリングの渓谷に叩きつけて
ゆったりと迂回する河を身体の外側に滑らせる想像と
いつかのきみに
ルーム・サーヴィスが落雷のようにやってきて
落ちていった記憶思い出し笑うような冷 ....
 君の存在を世に知らせる為に僕は詩を書く
 毎日欠かさず 君に近づく為に
 手放しでも確実に天国に近づいているよ
 自殺した人は何処に行くんだろうね?
 僕の考えた世界かな?
 このまま終わ ....
橋の上を
こどもたちが
笑いながら歩いてる
橋の下を
川が笑いながら流れてる
あんなに笑顔で溢れていた橋が
今は静かにこわされてる
橋の向こうに
笑うひとが
いなくなったために
私にはもうずっと
お母さんがいなかったので
育ててみることにしました

鉢を買って土の中にお母さんの種を植えて
毎日毎日水をやりました
お母さんは日々順調に育ってくれて
その ....
すべてのロールプレイングゲームをクリアした後に

俺たちは眠い目をこすらないまま

ラストオナニーをはじめる

すべてのロールプレイングゲームのエンデイング

すべてのロールプレイング ....
空の映り込む幕は開いていく
始まりは此処ではなく ただ過ぎる青の時
僕の歩む先に そして君が行く先に

街角の夢追い人は潮騒を残していく
静寂に面影はなく ただ浮かぶ白い袋
僕の ....
 


 それでは、頂戴いたします。これを
 
 しっくい の如く真っ白くなった 破片を
 そっと手の平に乗せられて
 魔がさして ぐぐぐぅと
 手に力をこめた したらば 瞬時に粉々に ....
ハイウエイを 白い光が流れる、眩しさに

つい、さっきまで 激しく踊った サルサの夜の
緋色のドレスの女が 助手席から身を乗り出し
果てしなく 毒舌を放つ、「終」への招き
エレガントな仕草で ....
カーテンのなか
星が瞬く
わたしの夜は
白雲に
知らされないで
過ぎる

忘れない方法を
忘れたから
忘れる方法も
忘れた
わたしはカーテンの兄
星の夜は
瞬いて ....
灰色に染まる
明くる朝の空は
じっと、目を閉じて
眠りを誘っている
 
少し湿ったような
生温い風が、吹くと
慌ただしく舞っていた
木の葉たちまでもが
眠りについてしまった
 
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
人違い小川 葉907/7/10 22:16
『Hello myself』しろいぬ307/7/10 21:13
hibiki[group]はらだまさる16*07/7/10 21:01
短冊に願いをむむ107/7/10 19:26
コマクサたりぽん(大...12*07/7/10 18:32
泣きたいほど高く蒼く澄んだ空あずみの207/7/10 18:05
日記日和山中 烏流4*07/7/10 15:11
*最後のヒーロー*ちと0*07/7/10 15:07
ぽえむ大覚アキラ4*07/7/10 14:33
電動バリカンぽえむ君7*07/7/10 14:22
14.06発茜井ことは1*07/7/10 13:43
摂動悠詩5*07/7/10 13:39
創書日和「星」[group]虹村 凌3*07/7/10 12:56
一つを柱にすると2*07/7/10 9:09
野畑〜生えた先の双葉鯨 勇魚407/7/10 8:57
山体アハウ307/7/10 8:41
彼氏北大路京介5*07/7/10 7:59
永遠は安らぎじゃない狩心2*07/7/10 7:48
春の墓標ヴィリウ107/7/10 5:01
奥津 強207/7/10 4:34
ルーム・サーヴィスnm6307/7/10 4:25
CHE.R.RY(完全版)円谷一7*07/7/10 4:03
小川 葉907/7/10 3:12
栽培お母さんなかがわひろ...6*07/7/10 2:25
ラストオナニー馬野ミキ2807/7/10 1:34
黄昏の音チェセロロ407/7/10 1:27
頂戴錯春107/7/10 1:23
狗尾草atsuch...6*07/7/10 1:08
風のゲームネクタイ407/7/10 1:07
催眠術山中 烏流607/7/10 0:42

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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