去っていくこと
散っていくこと
快く気の向くままに
雨の合間の曇り空の下
揺れる草花を眺めているよ
風に吹かれて
先取りの不安涌き出てくるも
一期一会
二 ....
俺はここでマネばかりをしているやつらに中指を立てた
紙に墨で文字を書いていくと
真夜中にどんどん溢れ出ていって
覚醒し始める
気付くと消耗が激しくてまいるよ、オコーネル
戦争地帯 ....
崖の途中に
かろうじて
引っかかっていた
私
に
ロープを投げてくれた
あなた。
あなたの隣まで
引き上げてくれた
あなた。
私の黒い心臓を ....
優しい気持ちを交し合って
寂しさを一つずつ埋め合って
想いを丁寧に紡ぎ合って
彼方から伸ばした合った手が
触れ合って握り締め合えたなら
それをきっと幸せと呼ぶのでしょう
....
乾いた灰を
ふるい積もらす
都市の息吹
鋼鉄とガラスの高層ビルの輝き
ターミナル駅の喧騒も
ジーゼルエンジンから吐き出される
車酔いの成分も
灰として積もる
夜の煌びやかな ....
ひとりきり頬杖ついて
ため息つく雨の午後
紫陽花の青い花びら
みつめては悲しくて
まるで報われない恋に落ちた
悲劇のヒロインみたいに
あなたが好きよ
くもりガラスに書いてみても
このせ ....
今宵の透き通った月に誘われて
くり出した散歩道
頬をくすぐる風が
密かに運んでくれるのは
遠い夏の記憶
線香花火と消えかけの蝋燭
揺らめくあなたの笑顔
儚いのは時の流 ....
あい で空中はべたべたしている
ことのロウディングは、火の車なのか
潜って息をする世界のなかに
金を食べる魚、うまれたときから
何がそこから見えるの
尾を振らして遊泳
砂糖菓子は水に溶け ....
何かにかまけて 全て嫌になって
おざなりな暮らしのなか
答えなんて始めからないのかも なんて
そんな知ったような台詞はくには
僕はまだ何も解っちゃいない
雨が止んで雲間から虹 ....
そらが
あおい
きみの眼とおんなじに
きみはともかくきみの青い眼はすきだよ
悔しそうにも
哀しそうにも
荒野の来し方を
見つめるようにも見えた
セピアのなかは真空だった
息のできる真空だった
ブラジャーで固くした
からだは青くて冷 ....
ともすれば
ばらばらになってしまいそうな感覚を
この中に 抱いている
思考停止。
それは逃げだと わかっていても
あのかけらたちを かき集めていないと
割れてしまう
だから
リアル ....
真夏の砂浜の
パラソルの下の
ちゃぶ台に
貧乏な親子の
食卓があって
その隣には
サンオイルで
てかてかと輝く
若い女が
こうらぼしをしていて
やきすぎると
肌に悪いと思ったのか ....
静かな演説中に無意識の内に人を殺めてしまうような
一行毎に予告されていて
時間が無いような空間で着実に時間が経過している
もはや舞台は、記憶とたった一枚の写真で十分だ
そして、未来から流れてく ....
ビルに横になる 空と心がくっつく
様々な角度から見た景色がビルにくっついていく
巨大な塊となって宙に浮かんでいる
まるでルネ・マグリットのピレネーの城のようだ
どの方向から見ても二次 ....
しゃがんだら、ズボンの中でパンツが破けた。
「ビリっ」
お気に入りだったのに。招き猫の模様がかわいいって、
あの子も笑ってくれたのに。
お尻が破けているから、うんこをするときにパンツを脱がなく ....
ゆらりゆれゆく水面に
魚のかげはうつらない
深く沈んだ自転車の
かすかなひびきが ぽつり
雨をよび
あらしを誘う
梅雨の日々は湿っていて
すべてをひらたくさせる
私も 床も 土も
....
仕事を終え
パソコンを終了すると
そこには何も無かった
テラテラと光る黒い画面の中に
僕の顔がただ映ってた
三十歳を過ぎた僕がいた
白黒割り切れない僕がいた
....
タバコを吸うとヒゲがのびるのです
カミソリの刃はボロボロなのです
指に当てて横に引けば
悲しい痛みとともに血がこぼれだすのです
明日も明後日もこぼれだして
地面を赤くさせたとき、
私は ....
鉛筆削りだガリゴリゴリ
尖らせてやるぜガリゴリゴリ
シャーペンなんかにゃ負けやしねぇ
マンモスをも刺し殺せるような
そんなやつにしてやるよ
削って、削って、削って、削って、
お前をジジィに ....
晧々、繋ぐ道
くしゃりくしゃなり
草いきれに隠れて耳を当て、浅緑を喰む羊の腹にもたれかかる。いつしか眠りに落ちた(べったりと頬から鼻腔、この匂いを識っている
立ち上がり、方々の出口へ ....
微熱をおびた日々が連なる
しばらく太陽に照らされていない
湿った空模様
僕の心を映すよう
梅雨は別れの季節
あの子は闇の中で
泣いている
一人っきりで
や ....
花を褒めるような言葉で
君を傷つけてみたい
月を愛でるような文字で
君に刻んでみたい
どんなにやさしくて
気持ちのいい言葉も
押し開くことのできない
君の肌の下
暖かいものが満ちた ....
おまえがまっすぐまえをむく
なみだこらえてつよいかおをしている
わかれのくるまのなかでおまえはないた
おれもはじめて
おまえにきづかいもせずにないた
さいごのひ
さ ....
ぼくたちの先生はいつも
ぼくたちにはできないことばかり
言っていて
ぼくたちができないと
何をしてんだと
いつも怒ってた
隣のクラスは
優しくて人気のある先生
楽しそうに過ごしてる ....
【蛍】
綺麗だよと
撫ぜる貴方の掌が
無性に熱くて
二人を隔てる
皮膚さえ疎ましい
貴方は蛍
夏を照らした
光の欠片
カミサマお願いです
どうかこの恋を ....
碧に緑で描かれた円が
四羽の鳥となって飛びたつ
地には器と光が残され
祝いの言葉に響きつづける
泣いてはめざめ
泣いてはめざめ
水をほしがる子の手を握り
しずくの径に消え ....
ちょっと足らないだけだものね
八時二十分を指している
あなたの眉毛の上に
ボールペンかざしてあげる
いざ出かけようとしたら
小糠雨降り出して
傘を差そうかどうしようか
迷うのにも似て ....
尾崎豊を聴くと
すこしだけど荒れた
胸のぐぅの跡が
すこしだけど餓えた
日本語圏の
かつての少年たちに
あいつはまだ
まっすぐに吠えている
尾崎 ....
さかなになってる
きみの意識のなか
すいすいおよぐ
片目をつむって笑う
love&tures
なんだって判る
くだらない世界のこと
水の裏から透き通って見えている
額のうえに
....
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