ある日
耳を失った少年は
歩いている道で翼を拾った
少年はその翼を背中につけて
ふわふわと自由に飛んだ
何も聞こえるものはなかったけれど
少年は音を取り戻した

ある日
目を失った少 ....
よるだけど
叫んでみた
きたねーシャツ
洗濯機に突っ込んで
グルグルしたみたいに
かなしくて

中指立てて
ハラ抱えて笑って
調子ハズレの歌うたって
ノドいたくて ....
草の上に座って
空を見上げました
雲ひとつない青空で
お日様が眩しいです

貴方も何処か遠い地で
同じ空を見上げ
眩しいお日様の光に
目を奪われるのでしょうか

この広い空の下
 ....
夜中三時に目が覚めて
となりのうちの車が帰ってくる音をきく。
太陽がまだ見えない地平線の裏側で
音をやっぱりたてている。その音をきく。
カーラジオがかかっている。
古い曲がかかっている。ぼく ....
雨が降る

傘をさす

そのときだけは

携帯をさわらないで

ひとりごとを

熟成させていた


接待でつかれたからだ

ぎこちないあしどりで

曳いてゆくわたした ....
罪咎の月光が降り注ぐ
身体の冷えた僕には
その暖かさはあまりに残酷で

君がいるはずだった世界を
壊してしまったこの手には
その暖かさはあまりに無慈悲で

テラスの鉢植えも
白を誘う ....
過ぎ去っていく時間の儚さと遠くはなれる距離の実寸を測って
水の反射できみのここを感じられたら良かった

きみへ向かって放り投げた幾つかの
黒い線で描かれるたびにNOTEがちぎれてゆるゆ ....
朝のバス停に
雨が降っていた
傘一本だけで
自分の身を守っていた

バスは来ない
時折り
普通自動車が勢いよく走りぬけ
傘を前にして道路の水を避ける

気づけば
髪の毛が濡れてい ....
-7日間お試しの恋のセットを買ってみた。

インターネット広告見てたら、つい押したくなる。

-とりあえず、2・3日で届きますって。

木曜日は、赤坂ジンギスカンだから明後日位にうけとれる ....
今日は盆の入りなので 
夜家に帰り門を開くと 
家族は敷石の一つに迎え火を焚き 
両手を合わせ
揺れる炎を囲んでいた 

初老の母ちゃんが 
「 お爺ちゃんがいらっしゃるわよ 」 
と ....
吐いた者(吐瀉物)が復び街を闊歩しています 優しさの対義語は不優しさです 憎んでいます 空っぽの空から降って来るのは橙色のお月様です 欠片が見えます あの何もない部分は食べられてしまった部分です 残り .... 汗がそうであるように

涙がそうであるように

この胸の中には海がある。



私は一頭のザトウクジラに恋をした。

優雅に泳ぐ様が

アルペジオによく似ている。

勢いよ ....
愛しい人が欲しいと思ったので
近所の画材屋さんから
たっぷりと粘土を買ってきました

しっかりとこねた粘土で
右足のつま先からペタペタと
粘土で型を作っていきました

下半 ....
万華鏡

おつきさまをみた

おつきさまもみてる

そちらから見た世界はどうですか

くるくるまわっております
 喧騒で溢れかえっていると思った午後は静寂で満ちている
 陽の光だけが強くて寂しい午後だ
 布団にくるまりじっと耳を暗闇の中にそば立てている
 もうすぐ眠りに就く頃だ
 でも何かが眠りを妨げて ....
生きてゐるッて何ンだらう
活きるへと繋がる道(未知)
喰らッても喰らッても
出しては生まれて
死ヌ
死ぬんだよナァ

ああ
太陽はあたたかく
水はつめたいナァ
天にのぼり
降って ....
十年以上も昔の地図と
現在の地形を見比べている
かつてあそこには
二つの山などなかった
かつてあそこには
草など生えていなかった
その草原の奥にある
深い谷から水が溢れ
湖となったそこ ....
濡れそぼつ手で
旋律を撫ぜるかのやうに
彼は私の
両の乳房に、そつと
指を這わせてゆき
 
それはあたかも
神聖な儀式であるかの如く
誰も目にすることのない
真つ暗な室内で
執り行 ....
 空き缶を引きずるアメ車と、
パールハーバーの軍艦が、
交差点で正面衝突した。
兵士達による復旧作業が終わるあいだ、
若い通信兵は解読不可能な暗号を―信号機を、
何度も点滅させた。
 今夜 ....
美味しいコーヒーの入れ方について
しょうみ一時間ほど語らったあと
今日から家族になった
さっき拾ってきた
ネコの名前を決めて
お散歩にでかけた
 
ふたつの笹舟
小川に並べて
沈まな ....
SNSは何も教えてくれないよ
体温も 場所も 心も


マスカラが滲むときを待っていたの

もう くたびれちゃったけれど


夢にまで見た
黒くてしょっぱい小さな飴玉

夢じゃ ....
明日は何があるかわからない
そう思うと希望と絶望が調和されていく
結局何も変わらない現実で失望する
嗚呼、嫌になる全てが

嘘は要らぬ、情も要らぬ
何時だって欲しいのはあなたのハー ....
 
言ノ葉を
発したならば
責任を
 
 
出ていったソレは
発信者の意図に関係無く
縦横無尽に動きまわる
 
 
言の葉を
発したならば
責任を
 
 
あなたに覚悟 ....
ため息まじりの
シャボン玉
すっ〜と
地面に
落ちてゆく

青に染まった
シャボン玉
しゅんと
ひとり
さみしいな

秒針集めた
シャボン玉
ぽわ〜んと
君を
待ってい ....
一度しか逢えないなら
失くしてしまったって一緒だ


視線を外すと
こんなにもぼやけてしまう世界で

二人で夜を歩くとき
星屑の欠片を拾い集めては
ブリキの缶詰にしまっておいた

 ....
国のためには死ねないけれど
恋人のためなら死ねると思う

そんなことを言う若者が増えてきたので
国は美しい女の振りをして
全国の若い独り身の男たちに
情熱的なラブレターを送りつけた
まん ....
新車のマグロに乗って
市場にマネキンを買いに行った
一番新鮮そうなのを一体買って
醤油色の帽子をかぶらせたり
わさび色の下着を着せたり
山芋色のコートを
羽織らせたりしてるうちに
お腹が ....
暖めるよりも
冷やしたほうがいいよ
チルド室くらいの感じで
なるべく
知らん顔してたほうがいいよ
小さな恋の物語
なんか
暖めてもしょうがない
何がしたいのか考えようよ
自分の欲望を ....
今お腹蹴ったよ って言っていたのがまるで昨日みたい
時計の針の音が脈と重なって 僕を追い込んでいく
髪をかきあげたときだった 天使が舞い降りてくれた

おはよう

肌に触れた瞬間 抱き上げ ....
ワゴンセールのカリフォルニア・レーズン
ピストルズのギターとドラム

色落ちしたルービック・キューブ
ヨハネの黙示録

輪の欠けたプレッツェール
アル中の犬

みんなお城に招待された ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ある日の拾い物ぽえむ君11*07/7/14 7:12
水中花shu907/7/14 3:11
希望の空兎葵107/7/14 2:32
音の世界大小島007/7/14 2:21
傘をひらいて吉岡ペペロ607/7/14 2:16
月下美人悠詩4*07/7/14 2:02
Transparent color507/7/14 1:56
雨の日のバス停ぽえむ君11*07/7/14 1:45
Trial love kit107/7/14 1:40
盆ノ夜 服部 剛9*07/7/14 1:29
循環小数(endless)ピッピ807/7/14 1:09
青い旋律桜井小春907/7/14 0:55
愛しい型なかがわひろ...7*07/7/14 0:46
万華鏡[group]れんげ907/7/14 0:30
寂しい午後円谷一2*07/7/14 0:01
生きてゐるって何ンだらう構造407/7/14 0:00
ウィリー、ウィリー、きみの名は、小川 葉5*07/7/13 23:44
自慰山中 烏流13*07/7/13 23:34
[:moon そして結婚式のmoonプテラノドン2+*07/7/13 22:42
ホリデイ倉持 雛2*07/7/13 22:25
リンクKeico107/7/13 22:14
金色ペガサス黒沢華虚1*07/7/13 22:04
言葉の重み秋桜5*07/7/13 21:54
待ち合わせhiro1*07/7/13 21:54
創書日和「星」  万華鏡[group]士狼(銀)1107/7/13 21:49
戦場へ楢山孝介12*07/7/13 21:14
鮮度小川 葉207/7/13 20:53
心を取り出そうチアーヌ207/7/13 20:53
君が初めて泣いた日蒼穹6*07/7/13 20:27
断頭台へルカ107/7/13 20:25

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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