すいかのたねのかたちをして ( すいかの とびら )
( ぼくはすいかのかたちなんだなあ )( こい
にょうぼう、
ぼくたちたぶらかしてるんです。( しめった とびら )

ゆり ....
誰も、僕ごときには教えてくれねーよ!!
独りで生きろ。生きるんだ!!!!
神様が罰をくれたんだな。
いかれた僕にはなにもできない。できなかった。できてるつもりだった。
君にも、あの娘にも、誰に ....
パッと見女子大生のパートのおばちゃんが
パットのラインの読むグリーン上

この文章を構築する商品は
デパートで賄えるに違いない

アパートではレパードは売ってないけれど
デパートでも ....
小さく折れ曲がり
玉蜀黍畑にうずくまる
光と共に、空から
夥しく剥がれ落ちる玉蜀黍の葉の
激しい葉脈を見上げる


光、
青、深緑、
夏、
という、灼熱
 ....
おはよう

うん おはよう


おはよう

もうこんな時間だよ


おはよう

白々しいね


おはよう

誰に向かって口聞いてんだよ


おはよう

なん ....
セミの青年やっと殻から出てきたよ。
今から鳴き方の練習をするようです。
では皆さんこっそり聞いてみましょう。

マ・マ・マ

ミ・ミ・ミ

ム・ム・ム

メ・メ・メ

モ・モ・ ....
 死んだんだってさ
 この辺りで一人の年寄りが死んだらしい
 それまで興味など無かった筈が
 急にその人の家の前を通るたびに
 死んだんだってさ
 という 主婦達の声を思い出す
 垣根 ....
傷つくのは怖いから



傷つけたくもないけれど
窓辺にそっと思うは過去の日々
風に靡くレースカーテンに
ひらひら揺らめく影のコントラルト
この四角い世界の外側へ行ってみたくて
思いをあの大樹に馳せては瞼を閉じる

知らぬ街へ駆け出す脚は ....
テレビの中のひとが
環境問題について話していました
テレビの外のひとは
そんなものだろうとみていました
テレビの中と外の境目に
三つの色がありました
太陽と植物と空の色でした
ひとの色で ....
高層建築物の根元に椿が凍結している

定義されてしまった人間
表面は奪われてゆく
相互関係は失われるままに断片化されてゆく
体温のある調度はあるいはパック詰めされた精神

光沢のある闇が ....
たまに
思い出す
ふと
きみのゆびさきの
深爪のやさしさ

買い物帰りの
坂道や線路沿い
二番目の
小さな交差点
そんな場所に
沸き立つ
やさしさ

ひらがなを
好むきみ ....
みんなおんなじ
そのへんにあふれる ぎじきゅびずむ
へいめんなせかい
ありきたりなものよ

うすっぺらなでんしのなかを
はだかひとつでさまよって
わたしはここよとさけびながら
だれかが ....
夜の咎落ちて電子の月、
自意識過剰くゆるよ。
只々妄想の中の姫に口付けを。

「アイシテイルノデス」
姫は歌いました。
夏は終わっているのに僕はまだ熱に浮かされている。
(この世 ....

から病んで臥せっていたはずの姉さんが這い出てきた
北の海はすっごく寒かったんだから
カラカラと寂しい音が喉からして
手で青を掴んできたわあんた青が好きだったでしょう
ショウの途中で姉さん ....
かなしかった

あれはヘヴンリーブルー
それがみんな
雑草と一緒に除草剤を撒かれて
枯れさせられてしまった

あれは
実家の入り口に夏
何百と咲いていた青空
そのこぼれおちた子孫た ....
幼稚園児だった頃に
頭を冷やして来いと言われて
アパートから追い出された
夜の螺旋階段
切れそうもない重い光の蛍光灯
ガンプラがあったら何も怖くはなかった

アディオス

苦労自慢に ....
一口舐めては
チュッパチャップスを交換して
また舐めては交換する
終わらないチュッパチャップス味の間接キス
交わされないキス

解けて行くチュッパチャップス
小さくなって
内出血の赤黒い斑紋の雲が月を
夜空の剥がれかけた爪にする

夏の海、と
あなたが決めつけたとき
波は季節を、海は名前を失い
水はただ塩辛く

  傷だけが夜空にあるなら嫌いだ
  黒 ....
波の音に耳を潜め
ふたり
貝殻の奥に

 

響く

 

声を
懐かしみ
涙ぐむ

 

さよなら
波の花
消えゆく白
さら さら さらり

 

手を ....
ただ、塗り潰したら、
真っ黒になるから
僕は世界を彩る。

ただ、形を創ったら、
詰まらないから
僕は世界に求める。

光り輝く金、とか、
鈍く光る銀、とか、
清々しい蒼、とか、
 ....
車椅子に座る 
小さいお婆ちゃんを 
前から抱きかかえる  

少し曲がった 
「 人 」という字そのものに 
なれた気がする 

ごめんなさい、ごめんなさい 
と繰り返すので
な ....
欠落していく魂の中で
必死に描く記憶と
不安定な陽射し

歪む蜃気楼
細めた瞳の先で
薄く細い奇跡の糸を手繰り
編み込んでいく明日

儚い音色は
ステンドグラスを彩る様に
優しく ....
「別れませう」とペリカンは言った
「別れてほしいの」
ペリカンは左を向き、片目で私を凝視する
潤んだ黒目が、一瞬灰色に濁る
写真を撮ったのだ
下のくちばしの袋が震へる
袋の中は、たっぷりの ....
ただあるいて行け
ゆっくりと
ていねいに

一歩あるけば一歩進む
そうして世界は動きはじめる
私を好きに
なる人がいる
私を嫌う人が
いる

私を憎む人がいる
私を喜ぶ人がいる
来るものは拒まず
去るものは追わず

自分を見失わないで
皆を信じて
全ては良い方向へ向かう ....
小さな小さなつぼみがついたよ
もうすぐひらく海の花だよ

閉じてたつぼみがやっと開くよ
夜露に濡れたひみつの花だよ

小さな花が沢山咲いたよ
群れて咲いてる小さなかけらよ

春に咲い ....
頭のずっとてっぺんから
かなたまでつつみこむようにはられた
透明なフィルムの外側を
音もなく星々がすべりおちてゆく
そのすきまに
かすかな灯りがひとつ
はらばいになって停泊している
砂浜 ....
生きるのに、覚悟なんて要らないわ。


ただ、真赤な口紅が一本あれば、それで充分。
手のなかに
ことばを握ることがあったね

あるはずもない質量に
身を任せてしまうことが
あったよね


どんなこころ模様にも
ときは流れてゆくものだから
いつか
わた ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ゆするふり、らんらハンドル207/7/19 11:03
「今日は何曜日?」うおくきん1*07/7/19 9:55
*デパート*かおる5*07/7/19 9:32
微粒子A道化1407/7/19 8:57
おはよう楠木理沙3*07/7/19 8:37
虫の声(セミ)hiro5*07/7/19 7:37
三千円でごめんなさいdoon3*07/7/19 6:14
仙人掌秋桜4*07/7/19 5:55
まだ見ぬ街へAKiHiC...207/7/19 5:26
小川 葉307/7/19 3:00
夏が来るとき一般詩人-4*07/7/19 2:17
かなしみをもたない夕凪ここあ1207/7/19 1:35
あつみのないいきものItha007/7/19 1:03
うそものR007/7/19 0:44
0→1ふるる19*07/7/19 0:34
ヘヴンリーブルー蒼木りん307/7/18 23:56
アディオス、ストレンジャー虹村 凌2*07/7/18 23:39
チュッパチャップス1*07/7/18 23:27
夏の月、海に剥がれてたりぽん(大...9*07/7/18 23:24
波の花アラモード407/7/18 22:09
お絵かきコンクールブロッコリー...4*07/7/18 22:03
「 人 」 服部 剛18*07/7/18 21:50
余命1ヶ月の花嫁見崎 光2*07/7/18 21:31
「別れませう」とペリカンは言った三州生桑1107/7/18 21:10
_夢頭制作委員...007/7/18 21:03
ペポパンプ7*07/7/18 21:01
庭薺Itha1*07/7/18 20:56
僕たちは生まれながらに死んでゆくワタナベ8+07/7/18 20:24
教義三条107/7/18 19:43
重みを確かめては来なかった千波 一也14*07/7/18 19:29

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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