ヒコーキ雲が
真っ青な空を両断してゆく
途切れては消え 途切れては消え
でもその間に次から次へと生まれてく
まるで私のあなたへの思いのように
紡いでは薄れ 薄れては紡ぎ
どこまで続くとも解 ....
ぼくは げんき
きげんがいい ぼく
きみは べんき
べんぴにならない べんき

ぼくは てをふって
だれかを よんでいる
きみは おしりをふいて
だーれだと よんでいる

ぼくが  ....
本当は全てわかってる


どうしようもなく




何かにすがって


ひたすら耐えて

















もう


自分 ....
ひとりぼっちで
過ごしたい夜が
みずたまり
雨の波紋が
せまいむねのうちで
干渉しあう

ふたりだけで
見つめていたい夜が
みずうみ
交互に投げ入れた小石が
たいがんへ
消える ....
あなたが

星になる

最後の一秒間を

私にください
さわらして、

言った
しずかな午後がふる
街角の
記憶

つまさきから
うまれてはいけない、

たゆたう
あなたの声が
流線型になる
夕方
のこと

目をさ ....
目を瞑り
微笑んでいたのは
遠い日の残像に似た
脆い、光
 
壊れないように
そっと、手を触れてみる
優しく息づくそれに
耳をすませた私は
ふと、安らぎを覚えて
 
 
多分そ ....
今日は校外学習の日
「学校の中にはないものを
たくさん学んできましょう」
校長先生のあいさつが終わると
バスに乗って決められた場所に
向かっていった
どこをどんなふうに走るのか
ぼくには ....
温かい霧雨は
失われた羊膜の記憶のように
柔らかに
わたし
という意味を
緩やかに包括する

鳴き声のような雨音は
鼓膜に優しいけれど
痛みに疼く左目が
暗転する風景を拒絶している ....
夜毎の囁きも 遠い記憶

触れた手のぬくもりも忘れてしまいそう

あの日と同じタバコのにおい

あの日と同じ雨の音

傘の向こう側

遠い視線を追いかけて

薄い雲の隙間から見 ....
言葉は、時々、海に似ている。ひとのそれへの扱い方が。

何でもかんでも投げ込んだり引っ張り出してみたりした挙句
何かあるや否や「言葉って難しいですね。」

ひとよ、それは言葉のせいなのか。
 ....
足りないもの
欠けてること

完璧なんて語
ないから

言ったって
答えいつも
ゴメンネだから

ゴメンネ

また掛けたって
人生めちゃくちゃにしちゃう

軽いお詫びの品 ....
霧のポケットから
たよりなくこぼれおちる
飴でできた郵便受けに
新しい手紙が届く

閉ざされた空から降り注ぐ
涙の化石ひとつひとつを
言葉に記すように雲のページは
静かに静かにめくられ ....
頭上に広がる

厚い灰色の雲

突然 切れ間から

青空が見えてきた

それを見て

次の週末に あの交差点で

あなたと別れても

生きていける気がしてきた



 ....
するうりするり
溶け込むようにひいらり舞った
{ルビ幾許=いくばく}の後悔とともに
柔らかに受け渡す

{ルビ凪=なぎ}の合い間に
ゆれる{ルビ八足長=はっそくちょう}

舞い上がる
 ....
濡れた羽が陽に群がり
熱と風をついばんでいる
粒にこぼれ 分かれる光
陽のかたちをひろげゆく


わずかな空と多くの地があり
様々な花に覆われている
重なりとはざまのひとつ ....
                   07/07/19




植物と動物との違いを言いなさい
突然、脳内細胞が切れたような声がして
振り向くと生物の先生が切れた顔をする
中間テスト範 ....
              07/07/19



ほーい
遠くから声がして
舟が着いた

窓からも見える
桟橋がギシギシ鳴って
前屈みの男たちが上がってくる

 ....
ただ甘いだけではなくて
程よい酸味を含んでいる

その醸し出す香は
遠い世界の片隅にいる
気難しい風をも誘い出す

その姿に魅せられたものは
彼女を手に持ち上げる


しかし、摘 ....
流星、止まって、

流星、在りながら、

消えた。

アイデンティティーの崩壊は







あれ?
( 世界は 
( 透けた瓶の内にある 

森の小道を裸足で走り 
汗をかいたラムネの器の底を手に 
真夏の空に傾ける 

( 星のころがる、音がする。  

{ルビ蝉時雨=せみしぐれ ....
季節をいつも読み違えるものだから
あの人は憎めないとか可愛いとか
言われ続けても
当の本人は必死でもがいている



一粒の種だった 
それがあなた
今ようやく根を張るところ ....
一、蝉しぐれ

白い病の影がおりて
夏の命、際立つ


すり硝子の花瓶に
溢れていたはずの笑顔
シーツに残された
僅かな起伏は
生きていた
あなたの

散らばった
レモン色 ....
黄金比を崇めるなら
君の臀部に意味はなく

サッカリンを敬うなら
君の眼球に意味はなく

倍音を仰ぐなら
君の呼吸に意味はなく

シリカゲルを称えるなら
君の刺傷に意味はなく

 ....
ハレルヤ 君は気付くだろうか
僕の心が色付く事に
君と視線が ぶつかる度に
僕の心が震える事に

星空のドレスを 纏って君は
静寂の中に 溜息を漏らす
君の影が オリオンまで伸びて
永 ....
森の中で
がばっと大きな口が開いていた
大きな口は
緑色の歯をいつも見せていた
晴れた青い空の中で
流れてきた白い雲を
一気に飲み込んだ
歯が揺れている
近くまで寄ってゆくと
自分が ....
風邪ひいちまったい
間接痛ぇのなんの


おい、ボン、こづかいやるからこっち来な
昨日の夜、ナポリタンを食べた

それは嘘です


本当はお豆腐を一丁食べて
日本酒を飲んだ

豆腐にライムとハーモニーを併せる

ギターに味噌汁とめざしで米を食う


 ....
徹夜あけ

会社ちかくの銭湯にゆく

塩サウナの日だったから

嬉しかった

露天の空の紫は

薄まるように青く白んだ

ひとけのない夕方のようだ


朝日が体の黄色をあ ....
もし、80歳ぐらいで、先に僕が死んだら
「やっと死んでくれて、せいせいしたよ」と笑ってください
 君が死ぬときは 僕が迎えに行きます


君は
「爺さんのお迎えが来たよ 、、、まだ、早 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ヒコーキ雲麻生ゆり5*07/7/19 23:55
べんき乱太郎17*07/7/19 23:35
未来の為に?蓮未1*07/7/19 23:32
海よりも、行方をたりぽん(大...1307/7/19 23:25
求愛むむ807/7/19 23:09
(きこえて、いますか)yuri.5*07/7/19 22:52
のっと、しんぷる山中 烏流10*07/7/19 22:38
校外学習ぽえむ君5*07/7/19 22:25
embryo[group]士狼(銀)7*07/7/19 22:07
しるし彌月4*07/7/19 22:01
我に光あれ小池房枝11*07/7/19 22:00
命名  魅見つちやしほ107/7/19 21:44
二番目のきみへ小川 葉707/7/19 21:24
週末森下 流華4*07/7/19 21:02
青揚羽ブロッコリー...207/7/19 20:06
みどり よびこ Ⅲ木立 悟607/7/19 20:05
血液から生え出す植物、青。あおば5*07/7/19 19:24
 血液から生え出す植物、青。3*07/7/19 19:22
苺と蝶と、秋桜3*07/7/19 18:55
フラッシュブロッコリー...207/7/19 18:29
蝉時雨 服部 剛11*07/7/19 17:35
血液から生え出す植物、青。AB(なかほ...407/7/19 17:28
夏を弔うための三重奏佐野権太31*07/7/19 17:01
NECROMANTIC悠詩2*07/7/19 16:00
オリオンP.B.307/7/19 15:12
森の中の口ぽえむ君9*07/7/19 13:33
おっちゃん那津2*07/7/19 13:17
ケダモノが隠れている4*07/7/19 12:53
朝日吉岡ペペロ407/7/19 12:39
君が死ぬとき北大路京介11*07/7/19 11:59

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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