〈タネ〉も〈シカケ〉も
ありふれた
この眩しいほど
澄み切った世界で


信じられる
暗闇

自分自身だけ


汚れた爪と
不格好な指
骨張った甲から

覗く
 ....
ちいさな頃書いた、日記のように
空を何度もみた
いそがしいんだ、私

匂ってくる
なにもない、があるよ
との言葉に
泣きたくなる
こんな、ありきたりで、

罵ってください
むかし ....
光にあたりたい
ただ それだけで

日光の当たるところに何かあれば 
必ず 陰ができるように
 
光の当たるところにだれかいれば
必ず だれかの光が途切れるのです

それでも 
欲 ....
四畳の和室は
ぴゅうぴゅうと風が吹き荒れて
窓際に掛けた古い制服の横で
私と云う個体が何かに脅えている
 
(そうら
(夏だよ
 
 
CDは何度も繰り返しながら
ゆっくりと世界を ....
そこは
静寂の世界だった
すべては枯れ果て
耳を澄ましても
何の音もしなかった

かすかな暖かさも失せ冷え切り
それでも寒ささえ感じないような

視界が遮られる
見渡す何もかもが
 ....
朝霧の蒸発してゆく速さに
子供たちは
緑色の鼻先をあつめて
ただしい季節を嗅ぎわける


くったり眠っている
お父さんのバルブを
こっそりひらいて
空色を注入する
うん、うんとうな ....
君が笑っただけで
僕も笑いたくなって
嬉しくなる

そんなささいなことが
今の僕の幸せ

これ以上はいらないんだ
今はまだ

君と笑いあえる幸せ
大事にしたい
まだ 明けぬ
朝間の空に
日の使者は
濡れ羽色した
大烏

烏 鳴く 鳴け
朝焼けを
呼び込む 力
漲って
今 日は昇る
いつもの リズム
バックミラーに映る

夜の自販機

ひとのように白く

ひとのように小さくなってゆく


風がやんだ

蝉が鳴いて

闇がやんだ


バックミラーに映る

夜の自販 ....
右手にアイボリー色の傘
左手にスケッチブック
いつもの原っぱ
大きなくすのきの下に
しゃがみこむ
 
パレットにはお空の涙
透明な絵の具を
筆先に含ませ
描写する世界は無限色
 
 ....
  見上げた空

  偶然の 流れ星

  あの日の涙 思い出す

  サヨナラ ナミダ

  さよなら あなた
 
小さな子供が空を見上げて
緑の瞳をぎょろりと泳がせたのを私は見逃さなかった
 
何時でも地球の中心に立つ私達は
きっとその目線が怖くて堪らないはずだ
 
時間軸でさえ
カウントは足 ....
カッパカッパラッタパラッパラッパウンパッパ
パラソルデルソルシオモッテコイ

しっかり夏売り出し中、でも
パラッパラッパと雨降る梅雨日和
気の早い百貨店では
夏じまいセールだって
冷 ....
愛してる 
こんな陳腐な言葉をお互いに言い合えていた時が 
実は一番幸せだったのかも知れないね

今じゃもう 小説家や詩人や偉人やらの名言が詰め込まれた分厚い本を
蛍光ペン片手に必死になって ....
大きな声で、少しだけ本当を混ぜて嘘をつけば、
きっと本当に変わる魔法だから、

誰かを少しだけ傷つけて、そうやって魔法をかけて。

そうやって作った魔法の中で、
僕はちゃんと楽しそうに ....
夜明けとともに
目的もなくふらふらと
外を歩いてみる
そこの夏は冷たかった

葉の上の雫に触れ
その一瞬にしかない冷たさは
手のひらの中で
やがて消えてゆく

川のせせらぎの音も
 ....
 詩について一生懸命考えていると
 ときおり
 その胸の中に詩はいますか?
 という澄んだ女性の声がしたもんだから
 私は飛び上がってそうですと答えたけれど
 実際詩という姿を見たことも ....
チワワが
俺に
吠えている
俺にむかって
吠えている
俺はちょっと
わらってしまう
飼い主がチワワを
叱る
適当な感じで

飼い主と俺の
目はあわない
 ....
大都会の空は工事中
世間と言うのはnarrowか早漏

窓ガラス越しの景色をかじってガリレオガリレイ

健康食品に三万円
厚生年金拒否

やさいじゅうすを冷凍し巨乳をガツガツ食べまして ....
自由に詩を書く
体が風に煽られてTシャツが風船のように膨れ上がる
飛び上がる
静止して
世界を眺め回す
笑顔になって空を見上げる
降るような星の夜空を手に握ったまま
彼方を見つめる
詩 ....
「さようなら」不思議と涙は出なかった

多分、これからも私は恋をするでしょう
あなた以上もいるでしょう

でも

あなたはあなただから

忘れないよ
あの夜、抱きしめてくれたことと ....
あいが死ぬ

また

そこで

あそこで

小さな息はいて

誰にも見えないから

簡単に

あいが

しぬ


息を吸って
大声で泣いて
 ....
泣きそうなくらい明るい夜には
いつもは蹴飛ばすだけの布団を抱いて
点けていないと眠れない豆電球を消して
音量最小のコンポで
 
胸に微震を送って
 
 
揺られた感覚になろう
目を開 ....
小さな渦にあめんぼが脚を取られていた
男は意味も無く泣いていた

空は薄く曇り
まるで世界中が白い
銀色に染まった朝の事である

コトコトと煮えるシチューの湯気に記憶が奪われていった
 ....
何処に消えて行くのだろう
何をながめているのだろう
憂鬱な言葉の先にあるのは
疲れているときのホットミルクみたいに
君は僕の肩の力取り払ってくれるんだ

安らぎの一息がいつか地球の裏側で
温かい神風となればいいのになぁ

とか、なんか壮大な夢を描いてみたり

「 ....
ぎゅるぎゅると
お腹が喚く
君に逢いたい
そんなん言うても困ったな
俺がお腹と話せるなんて
ぎゅるぎゅるぎゅると
催促される
お腹の上に君の手でもそっとのせれば
たちまちお腹は治まるの ....
手を引いて
歩く指先は、きっと
温かかったような
そんな気が
している
 
お母さん、と
間違えて呼んだ私の
頭を撫でては
大丈夫と
微笑んでいたから
 
 
髪を結う仕草の ....
鬼がやってきて
かくれんぼをしようと言った
僕たちはちょうど
何をしようかと考えていたところなので
いいよ、いいよと
鬼に賛同した

鬼が百まで数えている間に
僕は境内の ....
 袋小路に入ってしまった時でさえも
 苦しみに絶望してしまった時でさえも
 それでいいじゃないか
 それが生きること
 革命のポエムを産み出せば新たな道が訪れる

 捉え方を間違わなけ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
逃げ闇ゆうじん207/7/24 13:28
さかさま電柱の海[group]月見里司907/7/24 13:06
あゆの ひよ...15*07/7/24 12:49
大好きなリアルゆるこ8*07/7/24 11:05
静寂風音7*07/7/24 11:01
海の日[group]佐野権太38*07/7/24 10:26
幸せeris3*07/7/24 10:21
日の使者アハウ607/7/24 9:45
風と蝉と闇吉岡ペペロ107/7/24 9:33
雨ふりアート倉持 雛1307/7/24 9:21
創書日和「星」  ナミダ[group]逢坂桜7*07/7/24 9:20
こどもゆるこ6*07/7/24 8:37
*パラソル*かおる10*07/7/24 8:24
ひとつの終わり楠木理沙5*07/7/24 7:32
魔法R007/7/24 7:11
冷たい夏ぽえむ君23*07/7/24 6:31
詩人アシスタントA子doon507/7/24 5:30
チワワ馬野ミキ13*07/7/24 3:43
片栗粉舌打ちしなが...107/7/24 3:34
涅槃インテリゲンツィア円谷一2*07/7/24 3:22
・終わりという永遠を・はち707/7/24 2:18
さよならshu1007/7/24 2:09
ねおん青井 茜2*07/7/24 1:36
黎明の空に浮かぶ光明は儚いプル式5*07/7/24 1:30
言町〜ことまち〜2*07/7/24 1:29
・ホットミルクの夢・はち007/7/24 0:50
お腹ぎゅるぎゅるアマル・シャ...407/7/24 0:50
人形山中 烏流15*07/7/24 0:41
かくれんぼなかがわひろ...7*07/7/24 0:29
捨てないで山崎 風雅307/7/24 0:16

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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