デシベルの合わない声に満ちた無気力色の電車は重たくて
今日は遺憾なことに鼓膜は無防備で

なんにも手に付やしない
わたしの恋人達は今日も思慮深く思想を述べていらっしゃるのに
ごめんな ....
 行ってきます 
       どこへですか
 遠い遠い風の帰る場所に
       いつごろ帰ってくるのですか
 わかりません
       ご一緒してもよろしいですか
 いいえ あなた ....
ゆっくり、ゆっくり、眠りに就きそうな気分で。

想う気持ちは、本物だろうか。

眼鏡を外して、目を閉じて。

夢の中で、出会ったのかもしれない。

僕の手の届かないとこに、君は居て。
 ....
東京に来ると
いつも雨降りでうんざりする

駅前のコンビニで買った
乳白色のビニール傘に
雨粒がボトボトと落ちてくる

東京メトロ
丸の内線で一駅
銀座まで
その短い時間でメールを ....
あまりに授業がつまんないから
後ろの方の席で
寝たふりしていたんだ

そのうち授業も終わって
学級委員の相馬君が
「起立」って言って
みんなの立つ音が聞こえてきた

それでも ....
心の漣は大きく
時に大きなうねりとなって、私に押し寄せる
弾き飛ばされると思うと私を飲み込み
うねりは更に大きく他人へと覆いかぶさる

運命というのであれば
信じよというのであれば

 ....
 走らなくて良い。そう言った男は走っていた。雪の少ない地域であるということは、気
温の高い地域であるということとイコールではなく、早い日没を経てすっかり宇宙が透け
ている。星々の吸熱を、誰も止める ....
危うく物語を語るところだった
悪魔の囁きで
デコレーションされたチーズケーキに
騙されるところだった
数ヶ月ぶりにきた誕生日に
公衆トイレで立っていた時に話し掛けられた
肩に手を掛けられて ....
職安で黒人に会った
Interview sheet を
書いてくれと言われた
どうやら履歴書のようだ

黒人は背も高く、体が大きく
力もあり、怖い。
携帯の番号も交換した。
何回か電話 ....
  星を見上げると、祖父を思い出す

  ざんばらな真っ白の髪の毛

  しわが寄った眼や口元

  背は高いから、いつも見上げていた


  子供の頃、夏の夜、並んで歩いた
 ....
使い古したような
ソファーに沈みながら
ゆっくりと
足をばたつかせる
 
水中散歩でもしようか
その、一言が
恥ずかしくて言えないまま
そっぽを向いている
 
 
君はきっと
 ....
私の心の悲しみは
あなたがいないと鳴く小鳥
私の心の悲しみは
いつまでたっても止まぬ雨

私の心の悲しみは
ひとり寂しく見る夕日
私の心の悲しみは
寄せては返す波の音

私の心の悲 ....
雨 止んで 病んで

明かりのないへや うずくまって
ちっちゃな ちっちゃな
おもちゃのぴあの きみはかかえて

雨 止んで 病んで

煤にくるまった息 成増四丁目の音色
きばんだ白 ....
世界の中心はマントルだという事実に
ぼくはすこしだけ救われたような気がする
目をこすって目ヤニを落とすと
朔ちゃんとの思いでもひとつずつ
オノマトペでも表せない音で
それはあたり前の日常のよ ....
モノクロの額にうすく伸ばした極彩色をはめ込んでゆく
混じりあったあとにできた灰と銀だけがぶれ
ほの暗い海月の夢が姿をあらわす

ゆら、ゆら、ほてん、ふらほてん
きみを許す

砂漠と深い森 ....
夏の朝
自転車に乗った白い半袖たちが
自分の背中から追い抜いてゆく
夏が起きる

背中にはラケット
自転車の前かごには大きなバック
白い半袖たちの顔は
どこか緊張している
これから白 ....
久方ぶりの再会
あの人は
ひどく優しい顔つきになっていた
陰影を湛えていた
昔とはえらい違い

皆には見えない
私には見えていた
大きな刀を裸で持ち歩いていたのに

信じた道を突き ....
あんなあんな、先生。
教えて欲しいねんけどな。

夜が怖いのって なんで?
 (一説には、夜は敵に襲われる危険性が高いという
  古い遺伝子レベルの刷り込みだそうです)

さよならが辛い ....
昨日友達と会ったら 友達じゃないことが分かった

剥げ落ちた友達の抜け殻は 少し目を離した瞬間にどこかに行ってしまった
目の前の元友達は 公判中の元少年みたいで 何者か分からない存在に思えた
 ....
 一日一日が吸い込まれる
 乾ききった心に染み透る君の声
 鮮やかな夏の日差しを避けて感じる
 光りと影の織り成す町で
 暑過ぎる想いを風に乗せて

 天に昇りて
 振り返る
 足 ....
瓦礫の海を躓かないように慎重に歩きながら
君の姿を盗人のような目つきで懸命に探している
廃墟の中 放心しきったストリートミュージシャンの少女がアコースティックギターの虚ろな音を鳴らしている 一円玉 ....
そっと抱いた人間模様
 
水玉
しましま
 
いやいや
そんなもんじゃなくて
 
 
優しく撫でた人間模様
 
ドット
ストライプ
 
いやいや
そんなことでもなくて
 ....
今日の天気予報
   

  今日から明日の夜にかけて

  太平洋側の前線や発達した低気圧の影響で

  大雨となるでしょう



  大雨となるでしょう


 ....
マンホールを開けて
すっぽと中に入った

地球を抜けて
ずっと抜けて
だんだん熱くなって
手足が溶けて

胴体と頭が
どろどろになって
固まって
真っ黒になった ....
so far
so far away

今僕らは随分
遠くへ来たけど

このソファは本物さ

今僕らは随分
遠くにいるけど

このソファはリアルで


遠い ....
よろず、よいのとばり、飛行する烏賊よ。きものの裾はいつになく
現前のいぶかしさをイソギンチャクに吐露する。むせらエビ、とり
しばたきの水晶よ、日のもとつ中つ国、うおのめのもと州に懇願せ
よ。ゴミ ....
縮れた髪をくしゃくしゃと
(握って)
 
鼻先にかかる枝をぶちぶち
(伐採)
 
 
愛車の前輪がパンクしていたから
いつもより30cc
汗腺からの放流
 
このまま海へ続く
 ....
彼の歌う声に
やっぱりベティが一等だなぁ、と思う。
彼にそう言う事は出来ないのだけれど
やっぱりそう思う。
いつまでも同じじゃいけないのだと
判っては居るのだけれど。
多分、僕が一番認めら ....
わたしは生まれて初めて牛をかっこいいと思った
君は赤い牛が真ん中でにらみをきかせた黒いTシャツを着ていた
いいだろ マイケル・ジョーダンがいるシカゴ・ブルズのだぜ
得意そうにTシャツを広げると  ....
てのひらから
指折り数える時間の粒があふれ出す
指の間からぼろぼろ零れ落ちる速さは増し
掴み取るのが追いつかなくなる
焦って
その姿を子供たちに見られていることに
また焦って
わたしの欲 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
人型ラジオ 三条107/7/25 17:40
風の帰る場所あゆの ひよ...3*07/7/25 17:21
白昼夢。狠志307/7/25 16:41
東京の愛人大覚アキラ307/7/25 15:16
Loop優飛14*07/7/25 15:11
決意茉莉香5*07/7/25 14:12
げんとう月見里司207/7/25 13:22
物語を語る前に狩心1*07/7/25 13:00
黒人ペポパンプ5*07/7/25 12:19
創書日和「星」  初恋の人[group]逢坂桜6*07/7/25 10:43
メルティ山中 烏流12*07/7/25 9:02
私の心の悲しみは未有花27*07/7/25 8:32
シの音土田307/7/25 7:48
世界の中心はマントルだということ607/7/25 7:47
くらげが触れてしまった鮮やかな未来407/7/25 7:46
白い半袖ぽえむ君6*07/7/25 6:58
FUBAR8*07/7/25 5:04
さよならを教えて絶望先生人間307/7/25 4:52
君は友達楠木理沙4*07/7/25 4:48
万華鏡山崎 風雅207/7/25 2:19
3度目の原爆2円谷一3*07/7/25 1:45
人間模様青井 茜3*07/7/25 1:40
今朝のニュース番組[group]むむ107/7/25 1:38
地球の裏側なかがわひろ...8*07/7/25 1:19
■■■  遠いソファ  ■■■じゃんじゃっ...007/7/25 1:04
海底探索もしゅ007/7/25 0:58
天然ぱーま青井 茜1*07/7/25 0:52
銀色のくもの巣とプル式6*07/7/25 0:51
牛の魔法使い楠木理沙6*07/7/25 0:32
置き去りカンバス悠詩6*07/7/25 0:28

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