フリカエル。

ふりかえる。

振り返る。

人生を振り返る。

自分を振り返るのが怖いから

人生を振り返る。



フリカエル。

ふりかえる。

振り返る。
 ....
風が止まったと同時に
少年は小さな石につまずいた
たいした怪我ではなかったが
泣き叫んだ

辺りを見回した
誰もいない
一人で立ち入り禁止の工事現場に
入っていた
日曜日の今日は誰も ....
僕は待っている 君を待っている
それだけがすべて それだけが真実

僕は考えている 君を考えている
愛しさの気持ち 苦しさの気持ち

僕は患っている 君を患っている
不完全な人 ....
 
砂糖菓子のように
甘やかされて
育てられているの
 
 
なんてウソ
 
 
 
ワガママは
何でも
許されているの
 
 
なんてウソ
 
 
 
過保護で ....
僕には名前がない
目立たぬ場所で 限られたモノだけで生きている
踏まれて踏まれて 優しさに触れることもなく死んでいく
それでも生き残った者は 名も無い花を咲き誇らせ
いつかは死に往く

僕 ....
陰樹の茂りに
やさしい 幻を見せて
吸われた強いタバコ

陰でささやかれる 会話
もうろうと 煙り
奥の端の席に 織るべき 夢

この店は 沼の匂いがする
湿りの温もり
肌にしたた ....
寒風が追いやって
落下する陽は

屋上から見える
十字架の影に

もえている もえているのだ

あの方角に
確かにいた
小さくて熱っぽい
手が 

いま またしても

握 ....
日々の暮らしに疲れた頃に
僕は君に夢を語り出す
グラスに映る君に向かって
「気付いてしまったのさ」なんて呟く
エメラルドの光は悲しみにとけて
大事な言葉と共に消えていく
Where had ....
語る為ではなく
沈黙するために
残す為ではなく
消滅するために

自らがここに居る事を肯定する為ではなく
人々がここに居ない事を否定するために
何を考えているか分からない人々の為ではなく ....
綺麗ね、羨ましくは無いけれど
白い羽根、純粋な幸福
真っ直ぐ生きられるほど強いのね、
とても{ルビ綺麗な=うつくしい}あなた

汚れた私にはとても想像できないわ
弱く小さい私にはとても考え ....
予報は雨

(真昼)
あらがえないの
この時計の刻む
奥底からきこえる声には
自性が宿っているのだから
茫洋として連なっている先へ
零時の胎動しているのは不在
の影が失わ ....
なんか嫌な予感がして
目を覚ました。

ら、オッサンが枕元に正座しており。
めんどくさいけど突っ込んだら神様だって言う。

これ水木しげるの世界きたよ。
貧乏神か貧乏神だなと問い詰め ....
部屋の置時計は
カチカチ時間を
ループループ

その間に時の番人は
朝の広場と
夜の涅槃を
行き来する

僕は番人を追いかけて
時の狭間で
右往左往

もがく僕を見て
番人 ....
呼吸すら億劫になるほどの草熱れ

立ち込めるのは夏の匂い


ジーク… ジーク…


緑陰に身を屈め、獲物を狙う少年

まるで、その空間だけが別世界


ジーク… ジーク…
 ....
いま おれ
日本語じゃない言葉で話したい
誰も知らない言葉で話したいよ



ハロー かみさま

そして グッドバイ



歌うように吐き捨てて
そしたら
ひと ....
白くしずかな八月の
午さがりのあかるい部屋である
私はただソファに横たわっている
そして部屋の中空を
一個の檸檬が歩きまわっている
まるで散歩でもしているようだ
いつのまに出現したものやら ....
東京の夜は明るい
コンクリートの森には魔女が笑う
木馬は走らない

東京の夜は明るい
虫達はさ迷い影を欺く
星は見ない

東京の夜は明るい
そこに闇は無い
そこに竜は息づかない
 ....
赤い血がナガレオチタ
空が燃えている
銀色のツバサが折れて
黒い雨降り注ぐ
 


街がゆれる
また、ひとつ
街がおわる

 

街がしずむ
また、ひとつ
街がおわる
 ....
真新しいブラウスの
短い袖がまぶしいね
軽やかにステップ踏んで
夏の扉に飛び込もう

光の娘たちが踊る夏の道で
いつも空を見上げていたね
湧き立つ雲の{ルビ眩=まばゆ}さに心魅かれて
 ....
あぁ、そうか
僕は僕だったんですね
気付いてしまいました

つまり僕は今まで
僕を演じていただけで
なんていうのか
僕自身が勝手に
ありもしないドラマを
でっちあげて
存在もしない ....
おうっ。

おういぇー。

そうでやんすか。

カラオケに。

つきが。

とってもまるいから。


夜はあおい。

蝉ぶんぶん。

光がしろい。


おうっ ....
僕が一昨日 贈った月は
クロワッサンだったけど

君が今日受け取ったころには
オムレツに進化していた

たった二日間でパンから
ずいぶん太ったね

それは不思議な ....
僕の観覧車に
君は乗ってこない

僕の観覧車に
君は乗ってこない

高いとこから
低いとこまで

この観覧車で
ぐるぐるまわるよ

空に近づき
太陽 ....
何ゆえあたしは起きているのか。
人が眠る時間に。

ああ、冷凍庫の変な安いアイスでも食せばよいのかしら。
もう意味がわからないわ、広い広いこの地球にいてガリガリくんを食べるなんて。


 ....






ひと振れ

蝉の声かな
とおい町外れの
森林から
あたかも
きみとは
まったく
かかわりあいが
ないっていう
そんなふうに鳴いて

そのまま ....
青い窓にハエみたいな虫がとまった
ぷち、と指でつぶしてころす

それだけで
ただそれだけで
きみに話す事はそれだけで

はえがまどにとまったんだよ!ころしたんだよ!

って、ただ ....
涼しい真夏の夜に。

美しい月明かり。

素敵な唄声。

消された電気。

それだけなのに。

心地良い時間。

眠りたくない幸せ。

なんちゃない時間。
この街では交通事故で他人の命を奪ってしまった人間達が交通手段としてバスを利用している もちろんこの街には同様の理由で人の命を奪ってしまった人間しかいない 君の家まで行くのにどうしてもこの街のバスを乗ら .... 二人称の冒険と、一人称の諦念を。


かいつまんで、説明すれば。



届かないはずの気持と、
貰えないはずの気持と。


かいつまんで、説明すれば、

クロの想い ....
ワタナベ
おk お題「クレジット」 制限時間10分 はじめ(ここからのログは投稿されます)

月見里司 [23:21:36]
クレジット

電話は誰にも取られなかった
カセットテー ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
フリカエルブルース瀬戸...307/8/1 19:52
転んだら立てぽえむ君9*07/8/1 19:24
My Little Forever南ススム1*07/8/1 18:48
即興詩『末っ子』秋桜3*07/8/1 17:16
その存在掘鮎涼子207/8/1 17:13
女の店アハウ607/8/1 17:09
友人現象naho607/8/1 16:44
Where Had I Gone?南ススム3*07/8/1 16:28
自殺志願者狩心3*07/8/1 16:13
汚れた羽根桜木 ハル107/8/1 15:59
おとずれるこしごえ11*07/8/1 14:11
神様が来た!菊池ナントカ1407/8/1 13:46
時の番人kuria107/8/1 12:45
蝉時雨由希2*07/8/1 12:01
ハロー、グッドバイ大覚アキラ407/8/1 10:30
檸檬の歩行[group]塔野夏子10+*07/8/1 10:10
手を延ばして走る事は出来ないプル式1*07/8/1 9:49
黒い雨アラモード107/8/1 9:46
夏の瞳未有花12*07/8/1 8:26
エキストラ優飛5*07/8/1 7:14
おういぇー。吉岡ペペロ107/8/1 5:55
■■■  何時も其処に在るもの いつもそこにあるもの  ■■ ...じゃんじゃっ...107/8/1 4:58
■■■  僕の観覧車  ■■■107/8/1 4:49
ガリガリくん山内緋呂子16*07/8/1 4:18
夏についてのスクラップ水町綜助9*07/8/1 2:28
もうすぐ血液になる予定柳瀬3*07/8/1 2:12
夜風と月明かりと唄声。狠志307/8/1 2:10
車なんて発明されなければよかったのに円谷一1*07/8/1 2:03
Sensitive and misunderstanding ...やまぐちふぢ...507/8/1 1:43
突発即興詩会(7月31日深夜@会議室A)ワタナベ207/8/1 1:15

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