ある日の9時頃 僕は気付いたんだ
「このままの人生なら意味なんて無い」
ただの逃げかもしれない
ソレを確かめるために僕は旅に出たんだ
何を目指そう?
全てを捨てたから時間はたっぷりできた ....
――そういえばショウユバッタの正式名称はショウリョウバッタらしい
――口から醤油出すのに
金曜の夕方
インターフォンが鳴った
ドアを開けたら足元に
ショウユバッタが一匹いた
ふ ....
秒針の刻む音が 目に見えない傷を増やしていく
咳をする度に痛む頭 鏡では見えない残りの日々
敏感な周囲 細心の注意
気配り 気疲れ 気を失って倒れても
自業自得だと 無情な此処の性格
....
知らないうちに
あなたを傷付けてしまいました。
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
わがままだけど、
最期まで知らなきゃよかった
でも
知ってしまいました。
で ....
闇に溺れ時が潜る
普通な一日だるさが目立ち
日々むしょうに愛が欲しくなり
飛びたくて羽が欲しくて
洞窟の中を訳も分からずただ
止まる針の先の数字でしか決まらなか ....
阿久悠が死んだという話が
その日の俺には一番の大事件だったのだが
彼女にはそうでもなかったらしく
朝のコーヒーはインスタントだった
そういえば今日だけじゃなくて
毎日インスタントなのだがそれ ....
ぼくの温度は
ビッグバンのときの
熱のいちぶか
その子孫か
いのちには
温度があるというの
温度には
いのちがあるというの
だれか大人のぼくに教えて
....
べれいれん…だなんて
あのひとが新聞に目を落としたまま
ひとりごとを言ったような
ヴァンヘイレンがどうしたのだなんて
おまぬけな返事をしてしまった
わたし
べ平連
ベトナムに平和 ....
宿をさがして歩く
犯してもいない罪を
赦してもらう役務
重い仕事鞄をかけて
何をさがして歩く
ここは宇宙のどこかだろう
すこし暑いのは
ここが地球のどこか ....
殺したいのは、おまえだ
焼き殺したいのは、この心臓自身だ
かきむしる感情を
表すことばなどないことは知っている
生まれてこなければよかったと
何度、思ったことか
....
4Bの鉛筆を持つ手が重い。
それでも
描かなければ。
イーゼルに立てかけたキャンパスに
目の前の風景を描き込んでいく。
仕上がった下描きは
ひどく
空虚なもの ....
五次元。
の。
とても。
が。
すてき。
霊世界。
広さも。
時も。
超える。
ぼくらが印した一点は積分され二次元のふりをして三次元で見つめて ....
内に外に転がる音の
離れてもなお近しい音の
ふさふさとした
柔毛の音の
遠さは鼻先のまま香り
同じ色の大きさに降り
布をくぐる
まぶしい輪唱
ある日どこかで ....
ひさしぶりに 朗読なんか しちゃったの
なんとなくね、賢治を読みたくなったから
『注文の多い料理店』
こわいね。こわいね。こわい話だね
だから 思いっきり こわぁく読んだ
結構体力いるか ....
平凡なお別れをした僕らは
やがていずれきっともうすぐ
偶然も必然も届かぬ場所で
二度とその声を聴くことも無くなるのだろう
覆い被さる波のような日々の中で
わずかにこの手に掬い上げられ ....
人は
一人では孤独にはなれない
もし人間が
最初から自分だけだとしたら
孤独という感情が生まれることは
ないのだろう
孤独になれるのは
多くの他人の鼓動と呼吸とを
ぶつけあい
....
ラストオーダーは君に。
と言いながら僕らに。
手の届かないあれやこれや、
ただ内に抱えながら歩く姿は美しいのかどうか。
僕の中で耳鳴るしかない言葉が、君には大声で聞こえているらしい。
それが ....
さよなら
と言ったはずなのに
あなたは笑って許してくれた
ピンクの薔薇の花束と
なくしてしまった
パールのピアス
差しだすあなたの優しさが
ナイフのように
わたしを貫 ....
僕に気付いてくれる人が
これから先どれだけいるだろうか
僕はまだ未熟で
でも何か新しいものが欲しくて
だからすべてをリセットしようと
目覚まし時計に手を伸ばしてみるんだ
目をそっとあけ ....
瑠璃色の地球とは
どんな色なのでしょう
そもそも地球は
どんな色なのでしょう
ある人は
青と言っていました
私は実物を
肉眼で捉え ....
アムロ ゲンキカ?
アムロ ゲンキカ?
アムロ フラウボ
スキカ?
アムロ セイラサン
スキカ?
アムロ ハヤト
キ ....
1*
「付き合おうか」
と言ってくれたあなたに
「夢があるから」
と断ったわたし
自分の一言に泣いた
あの日の帰り道
2*
今日の空は
....
1*
電話をすればいいのに
ついメールをしてしまう
あなたもこの時間を
楽しんでいるでしょう?
返事はたった1行でもいい
私のために考えたのなら
2* ....
もう一度 逢いたい
今までも これからも
変わらない
あなたに…
言葉 と 言葉
約束 と 約束
サヨナラ と サヨナラの
透明な隙間を
満たしている何か
絡めた指の
違和を消して
満たすための何かを
黄昏をそっと飲み込む部屋で
夕闇の迫ってくるのを
静かに 待つ
大いなる大地の
昼と夜を
この地球が音もなく航行するのを
額のにじむ汗に微風を感じながら
夕闇の光で織る
繭玉を ....
無理矢理はめ込んだ、
パズルの回答。
断続的な振動と、微かな
明滅を、
四角い気持ちを雨の
気配に、紛らせて…。
抑制、と
諦念
....
会えるかな
会えないだろうな
琥珀色のトンネルの向こう
果物ナイフで切り裂いた光の
向こうの・・・向こうの、そのまた向こう
動かない青空の果てに
....
手を伸ばした
ばらばらと崩れ落ちる その破片を
ひとつでも 掴み取れやしないかと
手を 伸ばした
手を伸ばした
手を伸ばした
....
指先で繋がっている。
たまに途切れる。
途切れたよ、と言う。
それでも繋がっている。あなたは言う。
だから途切れない。
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