柔らかい洞窟から転がり出て
泣き声を出した頃
誰かに抱きとめてもらった


初めてのふれあい


背中に掌を押し当てられて
あざになった頃
誰かを押しのけてしまった

 ....
{引用=

  ? 友からのメール



風の切片のように
舞いこんだ
友からのメール


あの里山の木々のように
川面の細波のように
やわらかな光る雲のように
夏の匂ひに ....
涙を拭いた君は くしゃくしゃになったティッシュを
燃えないゴミ用のトラッシュボックスに投げつけた

燃える用のやつに入れなきゃだめだよ
僕が久しぶりに搾り出した言葉は
後悔さえ出来そうにない ....
俺達が求める世界は未来にはあるんだろうか?


守りたい世界があるんだ
作りたい未来があるんだ

君が笑っていられる
あしたが欲しいんだ


何が正しくて
何が間違いなのかは
 ....
嘘を覚えたのは、小学生の頃。

髭剃りを覚えたのは、中学生の頃。

恋を覚えたのは、高校生の頃。

女を覚えたのは、大学生の頃。

恥を知ったのは、小学生の頃。

異性を知ったのは ....
ダカーポ 
ダカーポ
愛するひと
愛されるひと

スタッカートを見つければ
ふたりで
狂ったようにからだを折り曲げて
跳ねる
ジム君流悪魔の辞典「共産党」

なんにでも反対し

非難ばかりして

耳当たりのいい言葉ばかりを口にするけれど

ただ反対するだけで

それに対抗するだけの代案はまったく考えない
 ....
今日はお祭り
君はもう十六歳
サングリア片手に
夕暮れの会場を歩く

オレンジやレモン、アプリコット
色々入ってる
かわいい歌みたいなお酒
ひとくち
ふたくち
僕にもくれた

 ....
あか
だった
 
ただそれだけを塗りたくって
自己主張の連続
 
(幸せになりたい)
 
 
 
あお
だった
 
ただ澄み渡る青空のように
美しさ演出
 
(笑ってい ....
私はただの人形。

字も書けない

字も読めない


はずだったのに…………

私はある文字を読めるようになった。

その言葉 ....
「それじゃあ作業に戻るから」
「うん」
「電話を切るね」
「うん。頑張ってね。」
「ありがとう。」
「おやすみ。」
「おやすみ。プツンッ…ツーツーツーツー」

僕は相手が電話を切るまで ....
茹だるような暑さの中
仕事に向かう足も鈍る

まともに呼吸を出来ている気がしなくて
やたらと横隔膜を上げ下げする

いま
この空気の中に酸素が何パーセント含まれているのか、知りたい

 ....
今日と明日の夜の谷間に
微かだが
感じるあなたのため息
ソプラノ歌手よりも
こころに染みる
透き通ったそのひとの言葉
最上の音楽に聞こえる

胸のふくらみがさらに大きくなり
木管の寂 ....
昔、
暗やみがまだ
鏡の名前を持っていた頃は
安堵という美しさが
ありました

魔性は
ていねいに拒んでいたのです
だれかの
定義の外側を
上手に棲んでいたのです


 ....
髪を 切った 襟足の ひみつ から

娘たちは 飛んで ゆくと いう

純朴な 神話が 解かれて いる

風祭を 孕んだ {ルビ帆用飛行艇=はんようひこうてい}の 陶酔は

 ....
カステラの色をしたまんまるが
ぽわりぽわり
桃の缶詰はどうしたの?と
まるで君の声が聞こえてきそうなほどだ





下のほうからじわりと
赤く何かが差しいる黒の
その ....
かわりばえのない
窮屈な日常も
とりとめのない
退屈な会話も

それはそれで
何らかの意味があるんだと
そんなふうに思えたなら

自分が自分である事を
思い切って許してあげ ....
わたしたち
流れて
真夜中の水になる
あなたの喉をやさしく潤して
そっと
夢の中にしのび込む


水は落ちてゆく
あなたの肩から腕をなぞり
そして
温かな水の中へと
導かれて
 ....
夏の空に浮かぶ

積乱雲

何も語らずに
ただ静かに

力強い優しさをくれた

「空を飛べたらいいのに」

自由に生きたら孤独になってしまいそうで

僕は臆病な ....
ごく素直に言葉を吐こうと努めながら私は人形化してゆく 人形化してゆく身体はメタリックかつ非人間的 かというとそんなことはなく シリコーン樹脂製の肌は白く滑らかに人の肌よりも美しく私は自分の美しさに怯え .... ぼくはおおむね
ぐるぐる車を回すネズミみたいに
生活しているが
好きでやってるわけじゃないんだ

言い訳しているんじゃない
言い訳じみてきこえるだろうけれど

昨日と違うことをやりたい ....
彼女が旅に出る理由なんて
僕は知らない
仕事に疲れたのかもしれないし
気分転換をしたかったのかもしれない
それとも
ただオーロラを見たかっただけなのかもしれない
僕には ....
彼女達3人で煙草を吸っている
ブルーの外国車が走り去る
日本の国旗を立てていたみたいだ
海がきれいだ
砂浜もきれい
真っ黒に焼けた体
何不自由ない生活 装飾品がモノを言わせている
昼から ....
紺で色付けをした風鈴
かわいいふくろうなの

丸いおめめの
かわいいおみみの
かわいい羽毛の
ちいさなつばさの

ちいさな WIND−BELL

あなたが買ってくれた
夏の風物詩 ....
どうせなら 今宵
青 噛んで 殺りましょ
呆れるほど 月が眩しいし
余韻など 無い方が好い
明日の朝には きっと
顔も 思い出せないから
だから 言葉なんかで
繕ったりしないで
あたし ....
僕は立方体を
開いていく
中には何にもなくて
そして僕は小さく、あくびをした

先生、僕は結局よくわからないままで
この中には何にも
見えるものは何もないよね
でもあるんだよ、開いてい ....
差し込む光があまりに淡く
透明な蒼だったので
届く気がしていた
愚かしい錯覚

幸福はいつだって見掛け倒し
裏返せば空白


よく似合うねって言われた
偽物のダイヤみたいに

 ....
あの人のうたはいつも悲しみに満ちていて
僕のちっぽけな悲しみを一緒に包み込んでくれるんだ

あの人のうたはきっと全てが苦しみだけど
僕のちっぽけな苦しみをどこまでも引き連れてくれるんだ

 ....
夏も冬も春も秋も
もうまるで遠くへ逃げた

ぼくの残した熱 で
きみなどぜんぶ融けてしまえ
8月になってしまった。月末を過ぎれば9月になる。
台風五号が襲来して九州地方を蹂躙している。四号は関東にも近づき緊張させられたのだが、五号はテレビ画面で脅威を知る。穴に閉じこもって通過するのを待つの ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
リセットボタンひげ爺@雲夢...0*07/8/3 19:49
友からのメールまどろむ海月5*07/8/3 18:32
燃えないティッシュ楠木理沙607/8/3 17:54
求める世界唏羅107/8/3 17:17
AWAKE。狠志207/8/3 16:48
頭がいたい時にころしたくなる柳瀬2*07/8/3 16:45
ジム君流悪魔の辞典「共産党」ジム・プリマ...007/8/3 16:21
十六歳[group]ふるる607/8/3 16:02
初めて歌った色青井 茜1*07/8/3 15:28
人形薔浹207/8/3 14:54
トゥトゥトゥ虹村 凌4*07/8/3 13:56
都会の倦怠由希007/8/3 12:05
秒針乱太郎12*07/8/3 9:19
鏡という王国千波 一也10*07/8/3 8:20
ライトニンモーヌ。22*07/8/3 8:13
ごちそうさまでした田島オスカー107/8/3 7:42
雨のち晴れ優飛8*07/8/3 6:40
流れるyo-yo8*07/8/3 6:35
自由という名の孤独れるむ007/8/3 4:52
あいかた佐々宝砂0*07/8/3 4:50
まっすぐ207/8/3 2:50
オーロラを見に旅に出る彼女は -- goodluck goo ...じゃんじゃっ...107/8/3 2:47
ジャイアンじゃないけど円谷一1*07/8/3 2:42
WIND-BELLいすず2*07/8/3 2:32
青 噛んで大覚アキラ3*07/8/3 2:02
ある夏の位相雨宮 之人1*07/8/3 1:40
フェイク衿野果歩3*07/8/3 1:23
うた。もののあはれ7*07/8/3 1:17
さよなら207/8/3 0:35
8月あおば0*07/8/3 0:17

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