時計だけを気にしながら
回るステージの上で
炎天下

ゴム鉄砲だけが
音もなく弾ける

しばらく
しばらく

知らぬ間に
明日は忍び寄る

どうやら今日は
昨日で
明日は ....
たまに早めに仕事を終え八時過ぎに帰宅する事がある
頑張って起きていたのだろう娘が諸手を拡げ駆け寄って来る
考える暇もなく引き寄せ抱き上げ抱き締める
もう既にお風呂も済んで寝仕度を済ませた娘が
 ....
碌に街灯も無い坂道
心も体も疲れ果てた
無気力な家路の果て

残飯を漁る野良猫の
縄張りに知らぬ間に踏み込み
精一杯の威嚇が向けられる

僕は苦笑だけを浮かべ
心の中そっと呟いた
 ....
白薔薇よ 白薔薇よ
僕の下で 咲いておくれ


うつ伏せで溶けていく熱い腹に
鋭い棘を突き立てて
僕の赤い 
  赤い懺悔を吸い取ってしまえ


ベッドサイドには 欠けた花瓶
無 ....
 




「 とおく 」


         ただいま。


         おかえり。


         どこ いってたの?


      ....
かのじょC があらわれた!



かのじょC は ようすをみている

むむくん は あまいささやき で かのじょC をこうげき!



かのじょC は こんらんしている ....
潮のせいでくちびるの端にこびりついた砂を噛む
違和感
そのついでに日記にも砂をかませる

八月はつめたい
指先で這った波の曲線は
私の中では体温を持たない

数 ....
肌の白さから浮き上がるみたいな
ブルーのアイシャドウに
縁取られたきみの目蓋を見つめる
波が打ち寄せる海岸、と
黒いアイラインの地平線

目蓋から透けるブルーを見つめて、
きみが海の夢を ....
 
 
白い紙
鉛筆で詩を書く

 
間違えた文字を
消しゴムで消した

 
 
ごめんね と呟いた
なんとなく切なくなった

 
 
 
白い紙の上
黒い塊見つめ ....
かぜに うながされ
めざめても あめに
ぬれ うなだれる
ひそかに あまく
あこがれて むくわれず
またあえる もうあえない

またあえる もうあえない

ゆれる ゆれる


うらないにさえ
 

ぼくのこころは ふらふら

ゆれて ゆられて

ゆれて ゆられて


 ....
きみが送ってくれた写真集に
きみを探した

夏の祭囃子のなかに
霧のかかった銀嶺に
深い翡翠の珊瑚礁に
悲鳴の上がる戦場に
闇の群がる爆心地に

きみの姿はどこにもなかった

あ ....
 
 
沢山 沢山
愛でた花は
 
いつの間にか
僕の身長よりも
伸び て
 
初めて買った
赤いガーベラのように
僕の右眼は紅くなった
 
 
細かな艶やかさを
「綺麗 ....
二人が出会ってから
いくつもの電車が通り過ぎた

始発の準備をするあなたが
終電の窓の向こう側に見える

わたしはあなたに
ありがとう
と言った
次の瞬間にはもう
始発に乗っている ....
偶然だから当然のこととして
2番目の順位を獲得したので
Aのつぎ、B級とされておるが
おるが
おるがの手足はなぜ伸びる

祖先伝来の
B級の物差しで測ってみたが
1mmたりとも狂って ....
すじ雲が広がる空の中で
遠くの方で飛行機が弧を描く
ゆっくりと大きな旋回だった
夕陽に反射する銀色が
勇ましかった

飛行機は目的地に向かうための
方向を変えるというよりも
今の空をす ....
君の中で流れる音楽を聴いてみたくて。

イヤフォンジャックを探してみた。

どこを探しても見つからなくて。

僕は君に聞いてみた。

けれど、君の耳は塞がれてた。

どうしても聴い ....
砂漠の王様に
すべてを捧げたサティ
月が昇り
希望に満ちた今夜
サティは眩く輝いた
大道芸人は
すべてが美しく見えるよう
呪いの言葉と共に
七匹のコブラを
火の釜へ
投げ込んだ
台風一過の夕焼けには
いつだって
涙を浮かべて

手を振ってしまう


『台風のクジラ』


僕は台風の前日には
落ち着かない子供だった

ずんずんと迫ってくる
雲の足音や ....
今日も部屋は止まっていて
わたしをどんどん越えて行く
青い空に擦り切れたような雲
部屋はわたしをどんどん越えていく
戻ってきて繰り返して
戻ってきて繰り返して
何度もプロペラを回すけどエン ....
剥離する夏と
隣に立つあなたの
好きな花は桜

夏は蝉しぐれの木に変わる

あの
時間を燃やす歌声が
肌に刺さって
泣いたのは
悲しかったからじゃなくて
羨ましかったからだと
 ....
ひさしぶりに
呼吸を怠けていたら
わたしの
ずっとむこうまで
誰も気付かない白い歩道が
続いていて
その白い歩道のうえで
ぐるぐるとわたしを起点に
折り返しては
また むこう ....
水を零さないように、下を向かない夜に。

地図を失くさないないように、下を見れない夜に。




夜のはお空は、海の満ち引き、月の距離、
きっと。
今夜は晴れますように、月があが ....
1*

あなたとつきあっている

もっぱらの噂よ

そんな事実ないのにね

でも 知らないでしょう

そんな現実を求めている

私の姿を







2*
 ....
1*



きずつきながらも

みんなから認められなくても

がんばってみるよ

すべては君のため

きっと振り向かせてみせる






2*



 ....
高校生だったとき 詩を書きたいと思った
テストが終わって せいせいしたときに
その割に 「ゆらゆら」とかと
原稿用紙に書き殴った覚えがある。
山のふもとの小さな町で
自分が船に乗っているかの ....
鳥の泣き声が
朝を告げて
あなたはあの空へと
羽ばたいていった

残された羽根は
栞ではなく
さよならを告げるための
置き手紙になった
最愛なる他人を罵倒し

それでも今夜

性器を求める

あたしはおんなだから

精液の温かさ

性器の熱さは

解るのだけれども君の

こころだけが


ひとは自由に ....
きみは旋律だ
最初の旋律であり
最後の旋律そのものだ
目を閉じて思い描く光り輝く十字架だ
書き尽された全ての文字を初期化する黙示録だ
星間を行き来するめくるめく通信だ
都市を跳梁するしなや ....
ホントのことなんだけど
ウソみたいに思えて
日記なんかを読み返す

すべてのことは虚構ですと
主体の意識がそそのかすので
はい、そうです 夢だったんです ゴメンナサイ

イザカマク ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
グラディエーターブロッコリー...207/8/8 0:03
まだ大丈夫?川口 掌2*07/8/8 0:01
夜半過ぎ松本 卓也207/8/7 23:59
クランベリー フラワー ソング千月 話子4*07/8/7 23:43
とおくae96107/8/7 23:29
むむくんクエスト〜返り討ちで候〜むむ107/8/7 23:21
砂の栞*八月の日記Rin.16*07/8/7 22:38
きみの夢を見るユメアト007/8/7 22:12
消しゴム秋桜4*07/8/7 21:59
そろもん(象徴の話)みつべえ207/8/7 21:50
ゆれる水青007/8/7 21:49
アリバイ写真悠詩2*07/8/7 21:31
さなぎ青井 茜4*07/8/7 21:30
電車小川 葉307/8/7 20:51
B級ホラーあおば2*07/8/7 20:48
空を旋回するぽえむ君6*07/8/7 20:16
僕らの音楽。狠志207/8/7 20:13
サティチアーヌ307/8/7 20:12
台風のクジラ蒸発王907/8/7 20:12
タイムマシーンチアーヌ207/8/7 19:57
夏の振動瀧田 右恭307/8/7 19:37
循環呼吸南 広一107/8/7 18:49
sorry with seawaterやまぐちふぢ...207/8/7 18:28
届かなくても森下 流華5*07/8/7 18:20
願い2*07/8/7 18:11
At SeaN.K.4*07/8/7 18:08
置き手紙小川 葉307/8/7 17:16
あいまいな関係吉岡ペペロ207/8/7 16:43
きみは止むことのない旋律で世界を奏でよ大覚アキラ407/8/7 16:36
無窮動あおば3*07/8/7 16:33

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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