ねぇ

新緑は じりじりと
祝福の顔をして嘲っているよ

神の視点で
皮肉を吐いて

ひかり睨み
盲た君を
銀色の太陽が照りつける夏があり
それはもう
うち震えるほどの悲しみに満ち溢れているのだが
私には震えることが許されていない
この夏の中では
私は銀色の太陽に烈しくうたれて
鋭く濃い ....
 


十三のつく日にドアを開けて、僕は旅立つ理(ことわり)を告げた。
すると君は、
(しっているよ。)
と言って、かなしい顔をした。

十三のつく日にさよならを聞いて、わたしはかなし ....
タオルケットに包まれて
ひとつ
大きな夢をみた
 
 
 
色は 知らない
音は 要らない
 
そんな
ただぼやけた場所
 
温かい
 
 
夢だとわかっていた
から
 ....
君のカメラに
なりたいな
その可愛いロモに

君に覗きこまれて
もだえるオレ
君が望むなら
なんでもとっちゃうよ

この世界は
とても汚くて そして
と ....
どこにでも駆けつけて
何でも解決して
誰からも尊敬される
そんな自分 夢見たんだ

精一杯努力した結果

どこにでも駆けつける
体力が持たないし

何でも解決する
専門外はパス
 ....
      光がきれいだといいますが
      朝日が夕日がきれいだといいますが
      太陽で人は死ぬんだと思うわ
                            ....
ある日 空から降りてきた天女が落していったものは

 見えない糸で紡がれた 不思議なふしぎな羽衣でした



その羽衣をひとたび身にまとうと 

 至福をもたらす 天上の舞を踏むことが ....
遠方の空から
羊の手紙が届く

あなたは
読みかけの夏に
栞をはさむ

本棚にある
羊の数ほどの秋は
夢から覚めたばかりの
赤い枕だった

隣では不眠症の女が
羊を数えながら ....
しっけた熱が

朝の扉をノックする

蝉が笑っている

夏らしい花が

ちいさな虫を

しずかに包んでいる


歩いている

人間を運んで

誰もが自分を

運ん ....
其の羽は柔く飛び
子の肌も透き通る
香は川の背に沿ひ
高く存れ留り浮ぶ
青き瞳は何こ観ん

黄の板に糞を催し
見る灰の足は地に
跳び離れぎはには
此の影の浮ば染む
みづ秋の音ぞする ....
キラキラ ギラギラ
目に映る夜の遊歩道


魅惑と疑惑


分かってみます
大人になりますから

昼下がりの道具は全て破棄
輝く汗も
眩しい好奇心も
生きる為だけに

遊 ....
 ギザギザ道を宛てもなく歩く
 信じていたものはたやすく崩れた
 悲観的な日常が肩にのしかかる
 感じて認める
 過去を消化して新たな未来を作るんだ

 人はそれぞれの事情で
 甘えられ ....
死なんといてえや


おってくれな
生きていかれへん


そんなん めっちゃ
かなしいわ



ああだこうだの理由やのうて

そんなん めっちゃ
かなしいわ

そんな ....
恋なんてやつは

マズローの説く

所属の欲求なんだろう

抱きたいなんてものも

マズローの説く

承認欲求なんだ


粗雑なみどり

ぶっとい風に

影を揺らして ....
ですね
ですね

そして九月には


高級な焼き肉

囲んで語らう

男たちの夕べ


ですね
ですね

そして九月には
混じり合う
紫越しに
薄煙を見て
つま先で
水を弾くように 
駆け出した
風切る頬を
午前に残して
水平線の先に
潜り込む 指先から
少し遠い君の手
湿って宙を掴む
影が坂道を ....
その時 目を細めて わたしを見た
鋭い欲望と鈍い光を発する目
どうしてそんな目でみるの?
今まで見たことがない 
瞳の表情


視線にからめ捕られて動けない
友情 でも
愛情 でもな ....
やわらかくて
あたたかくて
ちょっぴり
かなしくなる

 

それをひとは
(あい)とよぶから
ぼくもならって
(あい)とよばせてもらおう

 

やわらかくて
あたたか ....
僕のちっぽけな呟きで
ひとつの世界が死んだ
 
なんにも、してないよ
 
 
言い訳にすらならない
そんな早口言葉並べて
 
嘘なんかじゃ、ないよ
 
 
どこからが間違ってて ....
焼かれた瞼
太陽の中に
見える 砂
砂を咬む足 
地に落ちて
光の拡がり
あの同心円の天蓋
剥がれる皮膚
純粋な炎の
聴こえない 名前


その一粒が波紋の様に
音に還って  ....
何時だろう 目が覚めた  
風子は ふと 秀也の顔を覗きこむ
「ふふ 凍ってる かわいぃ」
秀也の腕がぴくりと動いた
「ねえ、逃げようか」風子はちょっとささやいてみる
「秀ちゃん、逃げるわけ ....
私がいなくても
何かが生きている気配
熱量のないぬくもり
それは香りで感じる

嫌いな言葉
じゃすてぃす
ふりーだむ
びくとりー

   わざと口に出しては
   目尻で笑ってみ ....
些細なコトが嬉しくて
飾りたがる涙が
イタズラに濡らす頬

滲むライトに照れ笑いをはためかせ
ひとときを切り取り
貼り付けていく

肩を並べた夜に始まり
歯痒い午後を通過
風を抱く ....
日曜日の朝には
ふたりで散歩に出かけた

草花を摘んだり
空を見上げたりした

原っぱには
一本の砂利道が続いていて
その道をふたりは
ただ、まっすぐに歩いた
ときどき
トノサマ ....
彼は学校が嫌いだ
学校に行っても
何をしているのか
何をしたいのか
何一つとして理解できない
何をしても
面白いと思うことはない
だから
彼の子どもは
いつも夏休みになっている
そ ....
五月雨からながれて
からげてもう八月の空
入道雲

うつむくきみのこころはとけない
あいすきゃんでぃーみたいにとけない
あまくない恋心に
下心は通用しない

せみみたいにまっすぐきみ ....
山手線に揺られていく
扉が開き
紺と白の艶やかな浴衣のひとが現れる
今時珍しい黒檀の髪がゆるやかに
姿を今に染めることなく

過ぎていく朝顔市のポスターを何回か見送った後
降りてホームを ....
ひとつの 荒野のおわりに
名前もしらない 月の花が
ほそながい 清潔な
首を さしだしていた
火を消して ねむった
{引用=
***

ラ. ラメント

風、蕭々と吹くばかり/か
泣いているのかと思えばそれは
馬頭琴であった
海から遠いというのに
天地逆転すれば
空でひと泳ぎできるものを
土 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
嘲笑と夏naho007/8/11 9:57
夏の影[group]塔野夏子9*07/8/11 9:53
十三のつく日のふたり。哀詩1*07/8/11 7:22
目覚め青井 茜6*07/8/11 6:59
■ LOMO LOMO ボクハカメラ -- i wanna ...じゃんじゃっ...007/8/11 6:07
ヒーローeris1*07/8/11 3:16
太陽水在らあらあ36+07/8/11 3:15
天衣無縫[group]相良ゆう307/8/11 2:53
赤い枕で眠る女小川 葉307/8/11 1:23
朝の扉吉岡ペペロ107/8/11 0:37
秋の夜の鳥に語る蘆琴007/8/11 0:32
取捨遊歩道夜行酸素の枷007/8/11 0:18
頭の中の革命山崎 風雅107/8/11 0:18
生きといてえな[group]わら14*07/8/11 0:11
吉岡ペペロ107/8/11 0:11
男たちの夕べ007/8/11 0:00
レモネード及川三貴607/8/10 23:53
瞳の抵抗渡 ひろこ6*07/8/10 23:50
らぶアラモード107/8/10 23:46
君のいない朝が来た理由青井 茜3*07/8/10 23:44
八月の砂及川三貴1*07/8/10 23:41
博士たちの受難池中茉莉花0*07/8/10 23:36
祭りの夜だというのに街灯はたりぽん(大...6*07/8/10 23:35
ありがとう見崎 光3*07/8/10 23:28
陽だまり北野つづみ2*07/8/10 22:46
学校に行きたくないぽえむ君0*07/8/10 22:46
とどかない夏なきむし407/8/10 21:34
朝顔市暗闇れもん007/8/10 21:17
そろもん(テントの話)みつべえ607/8/10 20:37
ラ行のラ音mizu K507/8/10 20:34

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