こじつけの夢で
眠ること
なんといったって
莫伽なこと
未来都市での恋物語
蜘蛛の巣を辿り成就する
乱れた鱗色
思いのまま泳ぐ
美しきライト
氷の万年筆が地 ....
静かなままの
冷たい身体が寂しいと鳴いた
お気に入りのシーツ
このままひとりで汚したくはない
記憶が飛び散るそのまえに
きみに、して欲しいことがあるの
ひろげた手のひらに
....
時計が示す時間は
昨日と今日の間の一瞬
そのなかで僕は昨日に戻りたく
今日が鬱で嫌いだった
それなのに今日が無条件で始まっていく
僕の将来は今の頑張りしだいとか ....
小さなうみねこが
街灯の上で恋をする
おもちゃみたいな波の音
テトラポッドにぶつかって
消える
苦しみのない海に
貝殻たちは寝転がる
わたしは桃の果汁を
うすい雲にわけてあげた ....
明日も 生きてゆくために
今日も たくさんのことを
やりのこした 夕風が
たちはじめる 時刻に
からだを 洗っている
音が
匂いが
熱や温度が
あらゆる化学反応
あらゆる物理現象
それらは皆さん
デジタルなものでありました
悲しみだけが
哀しみだけが
藍い ....
路上に咲く花の
強さと優しさが身に沁みる
そっと風に身を委ねながらも
へこたれることはない
自分の首を高く掲げ
優しく自己主張している
無闇に棘を生やすこともなく
全てを受 ....
水に挿されたくちばしが
海を海へ引き寄せている
己れの舞を舞うものにあふれる
帳も 色も
響きを奪われ
なお鳴り響く
ひきちぎられた
半分に満たない
紙と鉛 ....
林の中の上り坂
豊かな緑の
新たに生まれる空気が
空につながっている
小川に沿った土の道
豊かな水の
新たに生まれる波が
海につながっている
暑さの中の涼しい風
豊かな夏の
....
07/08/18
余計なことを書いて怒られて
しょげて
とぼとぼ
家路を辿る
だけど
帰る家があるから救われるのだと
思っている
帰る家なんか ....
昨日の喧嘩で
あなたに 冷めて
そのことを思い出して
思わず目が 覚めて
私よ さめて
こんな 色が褪めた現実なんて
きっと幻なんだって
気 ....
床屋が私の髭を剃りながらこんな話をした
髭は剃っても、また生えてきます
顔をそぎ落とせば、二度と髭は生えてきません
でももっとよいのは、いっそのこと
肉体をそぎおとしてしまうことです
さらに ....
生けた花
秒針は成り行きを着飾り
刈り取られた脈に
美を埋め込んで
陰りを待つ
施されて息吹きを残し
敷き詰められた水に唇を投げ
盲目に似た器の感覚を舐めていく
刃は清めの儀式 ....
四倍に観えた
斜陽から
大気の臨点は
風をつくり
迸る生命に
つむじ一閃
燃ゆる
身震いした秋風
最小のヴェルレーヌを
解き放ち
ただ
一歩の前進に
凍り
凍てつ ....
太陽が自分の姿を隠すとき
世界を赤く染めて
自分が消えていくことを
知らせて 消えていく
それは私も同じく
誰かの元を去るとき
私がいたことを忘れないよ ....
真空伝記は
竜の背にもエレクトロを静電し
暗がり黄走る永いひかりの連なり
真っ先に稲光る
ころげた永遠
ただ白い歩記は錯乱する程に
つよい顔のような夕暮れ
きこえなかったよ
一 ....
あるいは儀式のある世にて
貴方と向かい合って誓った
として
何を?
恐らくは
くるぶしが溶け合って生まれた
ということ
を誓う何に?
分かたれた孤独に
もしくは
私という資 ....
僕には足りないものだらけ。
僕の存在は
この身一つに一つの魂で満たされるけど、
それだけじゃ
存在理由は満たされない。
だから、僕に愛情を。
僕を満たしても、
有余る程の愛情を。
尽き ....
あったかくて やわらかで
僕を包み込んでくれて
安心できて
心地がよくて
時々怒って
たくさん笑って
僕の側にいてくれる人
{引用=
1997
}
ほっぺにちゅう
ぷにぷに ぽよぽよほっぺにちゅう
ましゅまろよりも やわらかほっぺにちゅう
ましゅまろよりも 甘いちゅう
ほっぺにちゅう
けんかのあとで ほっぺにちゅう
涙が通ったあと ....
吠える
獣のように大きく響き渡るような
そんなたいそうなものではなく
ただ
吠える
「俺だ!」と自己主張するにしては
物腰を気にして周りを気にして
吠える
元来声が小さいわ ....
愛してるじゃ足りないぐらい
愛してるよ
夢や希望について誰がどれくらい語ったろう
全て言い尽くしたんじゃないか?
それでも言い足りないのかい 結構
なら大丈夫じゃない 絶叫は快感さ
その手段のために目的を選べ
存在意義なんて迷信捨 ....
声の名残りが
短く重なり
雨と雨の手
屋根に眠る手
甲をめぐる
ひとつの羽
道はかわき
風は糸に寄りかかる
見えない刃と刃がすれちがい
音だけが回り 残さ ....
あなたが言うその言葉が
もし愛ならば 愛ならば
あたしはあなたの胸で眠ります 眠ります
そして次に目覚めても
きっとあなたはいるでしょう?
だからあたしは 眠ります
目を閉じて願うものは
まぶたの裏側で
こぼれ去ってしまうから
君に触れて
言葉にして
後悔と一緒だとしても
確かに刻んでおきたいんだ
さざ波のように
押し寄せる気持ちの前で
....
「え?リーチなの?」
「うぉっふ」
「嘘だよ〜、またチョンボじゃないのぉ?」
「うぅぉふ」
「ほんと?今度チョンボだったら罰金だよ、モモンガ〜」
「そうだよ、そうだよ ....
せつないという
ことばのおもみ
それは こころのなかの
どのぶぶんに
のしかかってくるのでしょう
きっと ....
あの日
あっというまに難破した僕らは
流木にもなれずに
世界中の海に散らばった
絶え間なく打ち寄せるくらやみの音色に
安心してしまいそうな
ちいさな木片
ほんの少しの誤り
いく ....
咲きたいように
咲きたいだろうに
太陽がないと
咲けないの
それでもきっと
太陽が
大好きだから
いつも
追いかけてるんだろな
....
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