戦う事
奪い合う事
蔑み合う事
生きる事
生者と死者
天使と悪魔が
魂を奪い合う事
ちょっと意地悪したね
なんでだろう?
見え過ぎたかな?
お互いに
こんなに
類似点があっても
なんでだろう?
余計な事を考えて
安心をあげたいのに つい
意地悪になる
しょ ....
薄く目を開き
ぼんやりと霞む
蛍光灯に
壁や
柱は
照らされて
土壁に
生まれた
生きた
死んだ生物の
擂りつぶれた亡骸が
ジッ と
燐光を放っては
塗り固められているの ....
物足りない
もどかしさを
誰かに拭って欲しかった
甘えた声の行く先は
ただの虚しさだなんて
愛してるを言えば
頭を撫でてくれたから
私はにゃぁと鳴く
猫にすら憧れた
....
足りないなんてことは
きっとないんでしょう
いつだって今の自分が最上級
他人と比べてみても
無駄なのでしょう
いつだって隣の柴は青い
一生懸命さがしてみても
消えて欲 ....
写真を見ても 何も思わなくなった
ああ これが終わりなのかなって
君の声ももう思い出せない
ああ これが終わりなのかなって
君が僕に言ってくれた事 思い出せない
....
血走った眼が目録を走る。
押し返す展覧会で奪い合う一冊の本!
われら古本マニア。
本に捧げた青春。
(なぜ求めるのか?
なぜ蒐めるのか?
なぜ生き続けるのか?
その答は ....
コノゴロ巷デ流行ルモノ
恋スル乙女ノ消失
猛暑ユエ蒸発ノ可能性アリ
マコト 忌々シキ事態デアル
まったく、全然興味が無い文面が、どの新聞を見てもズラズ ....
聞き飽きぬ
其の言葉こそ
聞き飽きぬ
人よ過ぐるや
疾く忘るらむ
砂糖菓子のような
夢のかけら
そっと口に
ふくんでみる
舌にとろける
甘美な余韻
目眩がしそうな
媚薬の効きめ
たちまち身体が
熱くなり
カオスの世界に
堕ちてい ....
とうに心は朽ちている
廃墟のような重い空間と
隙間だらけの空しさが
戯言を吐き出しているにすぎない
風さえも知らぬふりを通し
荒らすほどの風景など
もう、無いに等しい
急に老け込んだ ....
君は素敵なドラマー
僕のスティックを使って
エイトビイトを叩く
たまに16ビイト
なんかも刻んで
イカス音を出す
君のスネア
君のタム
君のシンバル
....
10m先のステェファニーの所から駆け降りてくる
ステェファニーの大声を背に受けて O.Kっ!!と
答えながら駆け落ちてくる
ステェファニーの笑顔がまぶしい
その永遠な瞬間か ....
やまのおくからウグイスのこえ
うまくなけないウグイスに
がんばれ がんばれ と 縁側から おばあちゃんのこえ
ほーほけきょ
うまくなけた ウグイスに
おじょ ....
メンソレータムは野球拳だった
野球拳がまさに時代遅れのカーナビだったが為に
私達が脱線事故を起こす寸前に停電が起きた
Life Line Off
電気が無いとありとあらゆる部屋が真っ暗で動くも ....
お口をアーンと開けて下さい
上着を脱いで頂けますか
肺の音と心臓の音は問題ないようですね
こちらにキーボードをご用意致しました
これも検査の一環ですので真剣にお願いします
右手四本右手四本右 ....
砂浜から逃げつづけて水滴は山奥にいる
そして逆立った木々の幹を傷つけて
樹液を出しつづける
万象は敵情を視察する、
笑いながら連呼される木霊が
掻き消されるまでの残響が
おわったときの ....
外へ飛びたち
かけらを食べた
光になれない
鳥は何になる
次の虫がもう
鳴きはじめた
小さな背の原
熱ではないもの
葉をひるがえす
さよならを解く
....
有史以来
人が
夕焼けに勝った瞬間はあるのだろうか
魂が離れ
棺の中で
物体が
停止する時
そこに
無い
モノへ
向けて
投げられる
すさまじい
悲しみ
注目
勝るといえ ....
二酸化炭素のなかに
走り続けること
自らの体力の限界を知る
そして
自らの走り方と
これから生きてゆく走り方を
知ることになる
走り続けること
それによって
自らの限界を
勝手に決め付けていただけで ....
クローバの葉っぱは何枚ある
友情 愛情 信じる心
三つそろえて生えていた
草むらの中で 私の心に
そっとつんでは 心の糧に
そっと愛でては 育んだ
時々見つける四つ葉のクローバ
....
炭酸水のぷちぷち 弾け飛んだ泡つぶが
空へ昇って星になったら
一等星の青がソーダ水になって
ぷちぷち ぷちぷち 泡の星を撒き散らす
夜空が星で埋めつくされたら
僕のコップは薄い青のソーダ ....
灰色の空の下に、白い雲が現れた。
どんよりとした灰色の中に、
さわやかな白の色。
そのまま空を白に塗り替えて、
気持ちのいい青空つれてこい。
そう思ってみたけれど、多勢に無勢。
し ....
少年は
蒼に包まれて
抵抗せずに
溶けてゆく
いつのまにか
空の彩りの中を
およいでいた
どこまでも、
上昇気流にのって
からまりながら
何も言わずに
空を、
....
あるときから まいにちが
惰性になる 歳月は
ほどかれて だれのものでもない
くちびるの ふるさとへ
錘をおろしに かえる
雨雲が忙しなく押し寄せて
射し 歪む 光の空
ケイコウトウの如く怪しげな
雷の前兆
家々が粗雑に窓を閉め
その響きに面をあげた
私以外の全てが
ヒューヒューと流れる
一 ....
依存したいだけ
依存してたいだけ
たくさんの意味を付加したいだけ
背負って欲しいだけ
結局怖いだけ
一人が怖いだけ
一人が怖い自分が好きなだけ
一人が ....
馬でも風邪を引くらしい
何だかひと安心したりして
年末だったかな彼氏に連れていかれた
新宿南口の場外馬券売り場で見かけたのは
レースに夢中な父親とはぐれた幼い兄弟
通路に散乱する外れ馬券 ....
きみの祈りは
僕からふとでた願いでした
きみの祈りに
いまじゃあ殉じる僕でした
緑の木陰にふとい風
きみと僕の
横っ面さらってゆく
きみの祈りは
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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