「ボクの一生とは関係ない」

そうきっぱり言い切ったあなたが
ほんとに好きだったんだ

そんな風に
はっきり言えるところが特に

わたしはその時
ブランコ漕いで
どこ吹く風でわらっ ....
あの人の掌から零れ落ちる

たくさんの真実を

この胸いっぱいに受け止める

不自然な凹みを埋めるように

降りしきる砂の雨
アスファルトの道を歩いていたら
急に波打ってしまったので
なんだろうと首をかしげていたら
そういえばこのところの猛暑で
線路が歪んでしまったことを
思い出していた


ミニィは
アス ....
 散骨

はらはらと
ちりゆく骨のかけらが
潮騒にくるまれて白波に落つ
よどむ青、解けていく白

満ちてくる月の海
素足が冷たさに触れて
あヽなんと夜の海は
こんなにも音が無いのか ....
愛にカタチがないのはね

きっと カタチがあったら 壊れてしまうからなんだよ
誰も見えない丘の上で
声をだす
すっと、染みる


私しか居ない
きっと私しか生きてない


そう思って声を出す
芝生の緑の、その中の細胞まで届く


嗚呼きっと
私の手 ....
底を歩いている。ずっと。君の手で死に至る太陽が捥ぎ取られて、チタンのカップに絞られる。登山地図を開いてコンパスを合わせながら、私はさっきから携帯ラジオのチューニングをしているが、 .... あなたは陽のように
わたしの胸を
つつんでくれました
わたしは影となり
あなたの心で
生かされたいと願うばかりです


あなたは哀しみをまとい
それでも生きようとする姿に
光り ....
龍が駆けた
あの空は
どこまでも青い

白は眼で微笑み
降りていった

黒は後を追った
緑を気にしながら

緑は振り向きもせず
前だけを見ていた

緑よ、気付いていたかい?
 ....
亡くなった人の骨は美しい
悲しいくらいに美しい

外浦海岸を歩く
白い砂の上を歩く
足跡ができては消え、できては消え
さらさらの白い砂、右手で掴んだら
指と指の隙間から
すうっ
と、 ....
こう見えて意外と貪欲なんですあたし

なんてセリフを
後ろのボックス席で女が歌うように言う

大阪
アメリカ村
マクドナルド
午後2時

朝の天気予報での降水確率は80%で
その ....
きみが泣いているとき

ぼくにできるのは
ただ、そばにいることだけ



きみの好きな

真っ白い花をつんで
かかえたひざのとなりにそっと置いて

月の石のしずくのような

 ....
今朝ほど

沿道に植えられた木が
紅く染まっているのに気付いた

折れそうな程に枝をしならせる

たくさんの
ルビィのような実たち



未だ、酷暑の気配を拭い去れない空に
 ....
 
 
ばりばりと無機質の連動
静かな田舎道
冷めた瞳
からからとまわる
風車
 
 
「今日は関東全域において太陽は死ぬでしょう」
 
そうでしょう
 
 
そらは永遠の ....
ドットが中空に くっきり現われるんだ。
ホラ
あそこにも見えるんだよ

君がとばしたの?
透明の粒が
水晶球みたいな まあるい球が
規則正しく並んでいるんだよ



 ....
 
ふやけた雲が泳ぐ
夏色の空
ひとり膝を抱えて
鉛筆転がして
 
網戸透けて
優しい風が吹く
揺れるタオル
踊る葉っぱ
向日葵はないけれど
 
気紛れな猫も
すやすやおやす ....
 http://www.quilala.jp/prize_bn.html
 で読める掌編小説『最後の海』の、時代的には前の話。
 読む順としては『最後の海』からの方が理想的。


海で泳ぐと ....
継母の喫煙

見つめている

あたしの喫煙越しに

扇風機の

あおい羽根越しに


りんごの木

ふしぎな果実

かしっ、かしっ、

あたしたちはさ迷う


 ....
てのなかにこっぷ
すこしあつでのあおい
そうだがらす
とじこめられたちいさいきほうは
えいきゅうとうどのなかのきぼう
みどりのゆめをみる

てのなかのこっぷ
やわらかでかたいえきたいの ....
触れた先からもろく崩れた

中途半端な温もりは私を追い詰めるだけだって
君は知ってて触れたのでしょう?

触れたいと思っていた手が
私の恋の終焉を告げるなんて
想像しなかったわ、今まで、 ....
からだとこころの 奥底で 黒い雲が うごめき
わたしは 思わず力いっぱい 虫歯たちを噛みしめる

いつのまにやら 歯はぐんらぐら 1本、2本と
抜けはじめ
わたしの顔の 形まで ぐん ....
君の温度は冷たくて

雪がちらちら降ってきて

僕の温度はマヒしてて

君のスープは温かく

僕のギターは冷たくて

帰り道の夕日は暖かくて

繋いだ手と手も暖かい

君の ....
 DIVA




 響きのないところに唄は産まれ
  伝えようとしている。

 幾つかはこぼれ
  すでに無くなったのだとして、


 ひとつひとつ、
  朝日に撫でられて ....
指の動きでドレミを造った
見たことのない音
奏でることに夢中だった
 
 
何に夢中なの?
そう聞いて返ってきた言葉に
私は膝を抱えた
 
寂しいからじゃないよ
 
 
 
 ....
歌声は必然となり予知した
扉を開けると歴史があった
かのような感性が
刻まれるたくさんの歓声
生き様が時間と場所の
一致へと導かれ
喜びと悲しみあるいは
理解しえない感覚さえ
意味を待 ....
 

右斜め前の一滴、
夕暮れが目に入って、
(泣いている訳じゃない。)

その左手はあたしのじゃない。
君の右手には、あたしの、
(で、あって欲しかったのに)


夕立があたし ....
僕はさすらう

ひとりじゃないのに

きょうひとに

罵声をあびせたんだ

そんなこと

誰が許してくれるだろう


笛がなるよ

チェロがお話しをするよ

ピアノと ....
あいつの後ろを自転車で駆ける
{ルビ傀儡=くぐつ}の糸はまだ切れていない
高校生になってようやく
おさらばできると思ってたのに
ぴたりと重なる通学路
ぴたりと重なる通学時間
慢性劣性アルカ ....
あたし
夢のように消えた
夕べの歩行者天国
浴衣の君のように


    美しい国って
    もう来ないんでしょうか
    もうやって来たんでしょうか
    それともと ....
夕焼けを見つけた
赤く染まった空
じっと見る
ああ、やっとわかった
朱に染まった
景色を
ただ
いつも看取っていたんだ
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ブランコを漕いで風音3*07/8/21 19:30
4分12秒衿野果歩107/8/21 19:19
波打っている小原あき20*07/8/21 18:40
追悼たにがわR507/8/21 17:43
愛のカタチ北大路京介16*07/8/21 17:04
柔らかに硬く。ぴぴぷる。207/8/21 16:33
裏銀座[group]はらだまさる7*07/8/21 16:12
ハーモニーわら16*07/8/21 15:53
森川仁司007/8/21 14:58
悲しいくらいに美しい壺内モモ子107/8/21 14:20
リアル大覚アキラ807/8/21 14:05
白い犬の気持ち由希3*07/8/21 12:51
朝に0*07/8/21 12:50
天気予報ゆるこ1*07/8/21 11:25
心象2麻生瑞乃007/8/21 10:17
葉流音407/8/21 10:05
最初の海楢山孝介2*07/8/21 8:03
継母の喫煙吉岡ペペロ607/8/21 7:59
てのなかにこっぷ北野つづみ4*07/8/21 6:48
サディスティック。りぃ107/8/21 4:35
痛み池中茉莉花1*07/8/21 4:30
温度kei99007/8/21 2:18
赤光石田 圭太2907/8/21 1:49
パントマイム青井 茜4*07/8/21 1:42
DIVA小川 葉2*07/8/21 1:27
夏、夕時七まぐれ哀詩007/8/21 1:07
罵声吉岡ペペロ107/8/21 0:49
許さない悠詩1*07/8/21 0:39
光速の美夏AB(なかほ...607/8/21 0:36
あか看取り秋也007/8/21 0:31

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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