艶めかしい光沢を乗せ

四生の吐息が綾なす短夜に

{ルビ疼=ひいら}ぐ{ルビ熱=ほとり}を持て余す


喟然として天を仰ぎ

自浄と自壊が引き合う跡に

時知り顔の{ルビ潦 ....
罪悪感という金型で
私の体を鋳込み鋳込み鋳込み
死滅への衝動を培養しています

完璧無敵のシステムは
天魔のタクトでゆらゆらり
軽やかにしなやかにそして細やかに
稼動稼動のフル稼働です
 ....
あの月は飛んでいるわけではない
浮かんでいるわけでもない
ただ、そこに在るだけだ
始まりから終わりまでの必然的な過程により
ただ、そこに在るだけだ


何を羨むことがある
私と同じでは ....
朱夏を流しに
秩父の渓流へと向かう
蛇行しながら伸びていく
山間の道に
カーナビは沈黙する
助手席では赤い女が
道を間違えないでね
と声をあげて笑っている
いったい
何処に行けという ....
ゾウが支える世界の右で
小さく小さく座り込む

静かに赤い太陽が
ゾウが支える地面の下に
ゆっくりゆっくり、潜ってく

ゾウが支える世界の右で
夕日と虚無を眺めます


 ....
木陰に砂糖菓子のような
駅をつくって
少女は列車を待ってる

関連づけられるものと
関連づけられないものとが
交互に、時には順序をかえて
やってくる
皮膚に触れば
それは風のことだと ....
海に浮かぶ吐瀉物の様な雲
ノアの箱舟で誰か酔ったかな
海と空は溶けてしまったみたい
だからあの飛行機は魚だと思うよ
 
もし本当は僕が魚人で君が人間でも
愛し合う事ができるなら
先祖みた ....
雨が季節を変えていく

寒いほどの涼しさを携えて
降り続ける雨は

万物に等しく降り注ぎ

木や花は
久しぶりの雨を
むさぼるように

乾いた大地は
雨を吸って潤い

人々 ....
行き交う
小さな悪意と微妙な善意

溜息をつき、ふと見下ろせば

エノコログサ



都会の路の隙間から

ひっそりと顔を出す
猫の尾のような、ふさふさの穂



まさ ....
どこかの歌手なら
陳腐に唄うんだろう

地上に舞い降りた
僕の天使だとか

そんなの認めないよ
認めないさ

もし君が天使なら
天使に失礼だろう

だっ ....
行き場のない
公園が
たどり着く場所というのは
公園で
うろうろ
自転車が回る
公園には
行き場がない

なきむし
って
いうことばをしるまえに
なかなくなった
コンピュータ ....
思うことを思うままに
吐きだすように綴っても
それはそれでまた傷つくだけ

好きなことをして好きなように生きている
と思っていても
なんだか満たされない

認めてほしいわけじゃ ....
庭に舞うチンダルブルーの鱗粉が日に灼かれて
ちりちり して
なんだか今日は風がうるさいなあ

小さい頃の家の庭にも
同じのが飛んでいて
つかまえようとしてもひらひら
ひらひらと

あ ....
かいちゃんの宝物
それはおしゃぶり
生後2ヶ月の頃から
いつもそばにいてくれた大事な友達

君さえいれば
かいちゃんはいつもご機嫌
夜もぐっすり眠ってくれるし
ママは正直大分君に助けら ....
太陽が
眩しすぎたから
どれもこれも
真っ白

花火は
刹那すぎたから
どれもこれも
真っ黒

鮮やかな記憶
以外 何も
残らない
残せない






{引 ....
ソーダ水の泡
の ように
すばしっこく
立ち逃げる
夏を
この手に
捕まえようと
追いかけ
追いかけていたら
気が付くと
そこは
刺激のなくなった
ソーダ水
の ような
九 ....
ソーダ水の泡
かき氷の雫
スイカ割りの一撃

球児の白球

蝉の羽ばたき
入道雲の高さ
夕立の土砂降り

夕暮れの風

花火の瞬き
祭りの笛太鼓
線香の煙

風鈴の音
 ....
今日で3週間と4日、
あたしとあなたの約束も程遠くなった。
(キスと体温をわすれるにはまだちょっと早い)

タピオカジュースを飲みたい彼には
あたしより先に気付くおんなのこがいる。
 ....
なにものにも奪われない心があったとして

その心が体を持って

この世にあり続けるのは

罪でしょうか?


その心は時と共にあり

体は確かに老いていくのでしょう


誰 ....
見送る後ろ姿のせつなさは
一瞬で泡となった
困り顔
つたない「すいません」
バスに乗り遅れたことを
早鐘打たせながら
感謝する
この人に乗り遅れてはいけないと
粟立たせながら
ココロ ....
トリックポップな走馬灯
舌で転がす運命的邂逅
バックステージダンサー逆さま転倒
吐まらないハッカ飴
懐かしくて懐かしくて
泣きだしそう
いつまでも終わらない隠れんぼ
飽きることなく
棒 ....
自己意識の中で利口な行動は望んでいない
手に入るだけの苦痛と恐怖を注いで
溢れないばかりの悪夢を心臓に詰め込んでいく

自己愛故に殺そう
悪夢の中は全ての人への悪意と恐怖
条件を解決してい ....
木の匂いがするものに
羽がおいしげり
季節を旅した

木目に張られた弦は
春夏秋冬の調べを
思い残すことなく
飛び続けた

西の水平線の
はるか向こう側
目覚めたばかりの朝が
 ....
例えばさあ

愚痴を言わない、人を批判しない、全てを赦す

一日だけって思ったらけっこー簡単に出来た

誰でもちょっとだけなら神さまになれるみたいね

当番とか決めてさあ

毎日そ ....
蝉の声が五月蠅い。

「うるさい」って読むんだよ。
知ってた?

ねぇ
『八月蝉い』のほうが 強烈だと思わない?
 
するする
溶け出すように
きっといま
ぼくは
終わろうとしている
 
夜と朝の
この狭間で
ぼくは
ほどけて
 
明日はまた
違う僕が
笑って
きらきらを
なでてる ....
お前みたいな女と友達になれるか

会いたくもねえ
声も聞きたくねえ
会ったことも無しにしてえ
お前を声ごと忘れてえ

俺の記憶にお前の存在があるだけで気分が悪い
お前を記憶から消したい ....
窓を開けると
渇いた夏の風が髪を浚い
安らぎの匂いがした

教室の窓側の席
君はいつも遠くの世界を見ていた
何も変わらない風景
一年を通して見れば違って見える
君はそう呟 ....
目は絶え間なく
開いているように見えた
拡がっていく穴に
ほどこす手をもたない
皆が
からすだ

羽がわずかに散る
つぎつぎと首を伸ばし
祈るようにくちばしを
鳴らした
雨の音だ ....
パズルなんか合わない
同じ色のようでも
どこか違う
永遠に

そんなもの
夢の中
涙の飴
なめている

瓶の底
這い回っている
蛍ホタル
ガラスの向こう

どこにも
行 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
曲水朱雀007/8/23 19:04
高負荷の生産ラインケンディ107/8/23 18:49
憧れ太陽の獣107/8/23 18:36
道を間違えないで[group]Tsu-Yo207/8/23 18:30
ゾウが支える世界の右で。クスリ。607/8/23 17:39
その海から(DIVA)[group]たもつ907/8/23 16:58
牛乳瓶の少年かるび2*07/8/23 14:14
慈雨風音5*07/8/23 12:15
おとしもの由希3*07/8/23 12:00
■■■    天使    ■■■じゃんじゃっ...007/8/23 11:40
公園の通路ペタ307/8/23 10:30
ひとりごとアイバ シュ...207/8/23 9:39
光の回折凛々椿707/8/23 9:14
かいちゃんとおしゃぶり[group]未有花6*07/8/23 9:10
夏写真明楽207/8/23 8:00
夏避行207/8/23 7:59
夏速507/8/23 7:59
さみしい水曜日哀詩1*07/8/23 7:41
不捕森川仁司007/8/23 7:39
遭値FUBAR6*07/8/23 5:25
ポップキャンディー秋也007/8/23 3:35
Clever Mind流希-Яuk...107/8/23 2:04
小川 葉307/8/23 1:11
神さまのシフト表成澤 和樹007/8/23 1:10
八月北大路京介4*07/8/23 0:47
まどろみ葉流音307/8/23 0:38
泣き叫べ!.docK+A107/8/23 0:26
約束海月307/8/23 0:12
からす月見里司2*07/8/22 23:58
蒼木りん107/8/22 23:57

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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