ジャンプして
空の高さをめざしていた
虫たちの翅が透明になった


さみしいね
ぼくたちの夏が行ってしまうね


とうとう本も読まず
砂だらけの栞を挿んだままで
ぼくたちはまた
 ....
ねぇ会いにきてね
朝陽の中を
風と足並揃え
木漏れ日を走り抜ける
切り揃えられたリズムで揺れる
電車に乗って
会いに、きてね

眩しさに目を細めて
それは微笑みにも見えて
優し ....
 一杯の紅茶には 一杯だけの夢があった
 一杯の紅茶ができるまで
 たくさんの人の幸せが在った

 一杯の紅茶には 一杯だけの悲しさがあった
 一杯の紅茶が飲み干されるまで
 悲しさが ....
わたしに世界を否定されても、
しらないものは知らないのだというだけ。
わたしが世界に定義をきめて、
あなたがそれを否む筋合いはない。

傷付けられたら痛いんです、
それをあなたは理 ....
髪を乾かすところは見ないで欲しい
爪を切るところも見ないで欲しい

僕の妹は繊細すぎるか

もしくは魔女だ
地図はいつでも正確だ
何分の一という尺度から道がどのように走ってその脇にどんな建物があるのか
ことこまかに教えてくれる
ぼくはそこに自分の生活を書き込んでいく
家を基点にして、小林さんの勤めて ....
僕ら二人いると
君は雨のように濡れ
僕は雨に打たれ濡れる

君の中で僕は傘を挿し
大きく広げて
小さな君の声を聴くよ

君の中は永遠で
ずっと繋がっていたか ....
頭痛の理由は
きっと記憶の右裏にあって
鎮痛剤は捜し当てられない
 
 
迷路を更に複雑にした
毛細血管の集落で
私は愛してるを
どのくらい循環させられるの
 
 
 
耳から ....
少女は影と仲良し
毎日毎日一緒に
日が暮れるまで遊んだ

少女は
周りの大人たちの話す陰口や
虚飾に包まれた世辞を聞いては
呆れ果てていた

大人になんかなりたくないわ ....
僕は戦っている。本当だ。

誰よりも耳を澄まして、何よりも早くみんなの敵を打ちのめす。稚拙さなどつゆ知らず、雨の中、一人でいつも叫んでるんだ。

いっつもなぜか一人なんだ。

でもそれはみ ....
電光が一線走り
斜めに水溜りの上に視線が泳ぐ
手繰り寄せる繊毛は
見えたかい
水溜りの上に染み付いた獣の臭いで
やっと鼻が利いてきた

透明の折鶴を壊し
透明の結晶を壊し
拾った金槌 ....
元気が無いんなら泣けばいいのに
泣け無いんなら元気を出せばいいのに

考えるんなら行動に移せばいいのに
行動に移せないんなら考えなければいいのに


いんなら いんなら
いいのに いい ....
それは一体なんだったのか
解らぬままに
見たことのあるような
しかし記憶の引き出しはそれを何処に仕舞ったのかわからぬようだ

デジャヴに惹きつけられ
まあ ものの見事にどっぷりと浸かってし ....
折鶴の

{ルビ誰=た}に習ひしか忘れしも

{ルビ右手=めて}と{ルビ左手=ゆんで}に刻まれし

{ルビ貴=あて}なる鳥の影形

{ルビ盲=めしひ}となりぬこの身にや

神の言の ....
疲れた僕は 木陰で休んでいる
幹に 蝉の抜け殻
とても静かに
何年もそこに在りつづけているかのよう

しばらくして
ふと気がついた

だまって
いる

その少し上にも
またそ ....
言い返すこともできないで
途方に暮れて背が伸びる
僕らの心は目には見えないものです
手繰り寄せたら糸切れ凧だ!
いいわけみたいな独り言で
妄想町へ繰り出した
澱んだ くびれた細い ....
失くすのが怖いだなんて

後悔するのは嫌だなんて

嘘つけ。



お前や私は

本当はもっと図太くて

そんな感傷や哀しみや
嘆きさえ

ドラマに代えてしまう。

 ....
お姫様が
何でも許してくれる王子に
浮気を告白しました
それを聞いた王子様は
持っていた剣で
お姫様を
刺し殺しました
「許してあげるよ」
そう言いながら
古風な恋愛をしたいって
女優さんが言っていたような気がする

三歩下がって師の影踏まず
じゃなくて
それは夫唱婦随ってやつだよね

男尊女卑だと指差されそう

でもね
ちょっと考え ....
繋いだ手をぎゅっと握り潰してしまったよ
 
強く抱き締めて背骨が折れてしまった
 
長くキスし過ぎて窒息してしまったんだ
 
好きの使い方が下手くそだっただけだよ
 
愛してるの使い方 ....
手にいれたい
そう 思ったものは いつだってそう
するりするりりるす… この手をすりぬけるんだ
無力な手では 何も救えなかった 知っていたけど 君を 救いたかった
抱きしめて 抱きしめた ....
未来のように
なつかしい
時間を持たない
風景があった

潮の匂いがする方へ
無言のまま
花びらを一枚一枚
千切っては捨てる
日々が続いた

家族が家族である
理由はあったはず ....
水ぎわに立って
砂を吐いている
ひき潮が それを
はこびつづけて 沖に
孤島をつくる
世界中の小さな命
この手で抱きしめてやれたなら
痛みを背負ってやれそうな
自惚れに似た感覚を温めている

柔らかな声で愛を届ける唄い人
救われた夜を数えながら
抱き寄せる肩の小さな鼓動へ ....
平たい大きな雲が
冷たい空気の上に寝そべって
暖かい空気をかぶったまま
空を旅してる

いろんな場所を見られるように
頭がたくさんあって
世界を西から東へ
ぷかぷか旅してる

ぼく ....
ぼくはよるにとけて
まっくろになって
こうもりにぶらさがり
そらへまいあがり
だれにもみえないたびにでよう

よぞらにこぼしたこんぺいとうを
ひとつのこらずひろいあつめて
たかいたかい ....
わたしは
自らの 涙を 糧に 咲く―――


二週に一度の通院日は
待ち時間を楽しむ為の
ウィンドー・ショッピングの出来る日

あなたの病院に面会に行く日は
大切な デートの日

 ....
幸せなら
フエラムネをふこう
あなたの小さなくちびるを思い出しながら
フエラムネをふこう
甘酸っぱくて
懐かしくて
いとおしい

フエラムネ
勢いよくふけば
空に響き渡り
鳥たち ....
青いやろ。
口ヒゲ青いやろ。
気分悪くはないよ。
そりゃ良くもないけど。


青いやろ。
男色やないよ。
それは違うわ。
それは失礼やわ。
男色の人にも。


青いやろ。
 ....
セブンツーセブン
新幹線の車窓からよく目にするあの727化粧品の看板
俺はこれからの人生であと何回あの看板を見ることができるだろう?
つまりあと何回俺は新幹線に乗ることができるだろう?
俺は新 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
虫たちの消息yo-yo7*07/8/24 6:30
会いにきてかのこ107/8/24 6:04
紅茶doon107/8/24 5:24
シンデレラシンドローム哀詩3*07/8/24 5:12
チューリップ型のコンドーム花山草太郎107/8/24 4:03
地図ワタナベ4*07/8/24 4:01
■■■    彼女 -- she's rain    ■■■じゃんじゃっ...007/8/24 2:55
キミ≠鎮痛剤青井 茜5*07/8/24 2:18
少女の願いなかがわひろ...6*07/8/24 1:52
「リアル」3*07/8/24 1:48
やっと鼻が利いてきたらたけ いたけ107/8/24 1:41
親愛なる十人十色様酸素の枷2*07/8/24 0:29
追憶 思い出す獅子丸107/8/24 0:19
連鶴悠詩4*07/8/24 0:13
夏の日日朗歩野607/8/23 23:57
糸切れ207/8/23 23:56
現代人ドレンチェリ...207/8/23 23:53
許しチアーヌ607/8/23 23:49
おしとやかの秘密恋月 ぴの26*07/8/23 23:47
欠乏アンドロイドかるび3*07/8/23 23:33
紫光さら007/8/23 23:19
おはよう小川 葉3*07/8/23 23:03
そろもん(肖像の話)みつべえ207/8/23 22:22
いのり見崎 光2*07/8/23 21:11
雲のシッポぽえむ君4*07/8/23 21:05
よるにまようくらいよるならmoof. 007/8/23 21:05
花いち凛Lucy.M...007/8/23 20:38
フエラムネ壺内モモ子207/8/23 20:04
留守番ルイージブルース瀬戸...10*07/8/23 19:39
727新守山ダダマ307/8/23 19:12

Home 戻る 最新へ 次へ
4492 4493 4494 4495 4496 4497 4498 4499 4500 4501 4502 4503 4504 4505 4506 4507 4508 4509 4510 4511 4512 4513 4514 4515 4516 4517 4518 4519 4520 4521 4522 4523 4524 4525 4526 4527 4528 4529 4530 4531 4532 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.68sec.