そこにあった
小さな温かなもの
確かにここに存在した
いつのまにか
幸せを勘違いしていて
私の目はくもりかけていた
世界が発 ....
電話番号占いって知ってる?
って唐突の質問
教えてよっていえば
じゃあここに番号入れてと
携帯を差し出すあなた
結果はどう?って訊いたら
明日運命のひとから電話があります、だって。
....
旅だとか
なんだとか
の前で
ぼくは無性にくすぐったくなる
ここは星がきれいだ
ただ、それだけでよかった
くちにする言葉なんて
くだらないことばかりで
ハンドルを切り損ねた ....
ひろって 交番に
届けてくれた お礼にと
そのひとは せつなく
あまい 夏の思い出の
残り香を わけてくれた
君の夏の中に
向日葵は咲いた
去年よりも太い茎で
大きな花を咲かせて
はっきりとした向日葵は
これからしおれてゆくだろう
けれども君はそれを
悲しんではいけない
それが自然なのだか ....
涼しくなった夜を迎えたら
わたしはもう 必要ないの
暑かったから 一緒にいられたの
強すぎる 日差し
ゆらゆら揺れる 街の熱
冷めない 熱帯夜
何も ....
格子縞の海を
旅してる
あなたの自転車が
さみしい弧を
描いているのだろう
音がする
鉄柵のむこうから
声のようにかすれては
消えゆくものの
西へ向かう空
魂に似た囁きの
....
泣いてるよ
思いっきり
心から泣いてるよ
枯れた花を拾うあの子も
心では泣いてるのかな
心からきれいって思えば
どんなにしおれた花でもきれいなんだって
心から生きる花を
はちは見捨てな ....
涙するほど悩んでる人は
小さな願いをずっと抱えて
生きている。
強がって見せて
全て自分のせいにして
生きている。
キミだけには笑顔をあげたいから。
また、一粒 涙をこぼす
こぼすたびに
わたしの心が汚れてゆく
この涙は
自分のために堕ちてゆき
床をぬらすだけの
水にすぎない
誰かのために
ながした涙は
....
お菓子の家に住みたいと思ったことがある奴はいるか?
そんなカツオが見そうな夢を見たことがある奴は手を挙げろ
おいお前! お前まさか今でもそんな夢見てはいないだろうな?
そんな夢はすぐにアリに食わ ....
時は良い
時は羨ましい
全てを感じられて
何者にも縛られず
ただ、ただ、悠然と
流れる大河の如く
いつ果てるともなく
全てを感じ続ける
僕達はこの星の子
この時の子
愛 ....
助けてください
指輪を飲んでしまいました
細い、銀色の
装飾らしい装飾もない
小指につける小さな指輪です
それが喉にひっかかって
なにやらひどくむず痒いのです
いえ、指輪でございますので ....
さっきまで
少し怖い夢を見ていたんだ
もう覚えてないけれど
だからホッとしているのかな
左耳のピアスの穴ごしに見る
生まれたての世界に
君がいち ....
さあ
いいこと考えた
きもちわるいこと考えたぜ
オラァ
串刺し
梅干し
僕の星屑
徹底的に腐らせて
磨くほどに小さくなって
作業中はいろんなこと考えます
昔いた街とか
....
滴がポタリ
雨が降ってきた
新しい命が
又一つ芽吹く
小さいからつい
甘やかし過ぎる位に手をかけ
失敗は許されないから
厳しい教育が出来ない。
大切なもの
失うと二度と
手 ....
あの彗星を追い抜くには
おれの命はあまりにも遅すぎる
もっとスピードを
もっとスピードを
摩擦熱で燃え上がって灰になるまで
もっと軽やかになるために
おれは足の小指を切り落 ....
蜃気楼を信じて
砂漠に打ち上げられた鯨
現実から逃げ出して
淡水の夢を見たけれど
安らぎは
もっとずっと
遠かった
求めたものと
与えられたものと
砂粒みたいに
隙 ....
スポイトで吸った液をガラスに乗せ、顕微鏡で覗いた神秘の世界。
銀河の始まりもこんなに小さなものだったのだろうか。
サボテンの刺、蜘蛛の脚。命は先端にまで満ちていて。
髪の毛の先や爪の先まで ....
あなたは背を向けたまま一度もこちらを向かなかった
遠くで誰も乗らないバスが走り去っていく音
コップの水が夕陽に照らされて
隣に眠る君に内緒で
この小さな部屋の片隅を
そっと箱のようにして
宇宙から
切り取って
しまえないものかと
そのドリンクホルダー付きの特等席から
ブラックホールの絶景を望めないものか ....
ひかり
のように
ひかる
もの、の
たな ....
ほんとうに好きなんだったら、、、
よくそんなこと言われてたよな
好きだから、苦しいんだよ、、
そんなことよく言ってたよな
うしなうのも
つづけるのも
いやだった ....
きみのあいが何故か痛い日。
あたし達は未熟だからね、
(上手なやさしさの提供の仕方がわからない。)
不器用ではないのよ、あたし達。
誰でも最初は戸惑うものね。
(教科書に載って ....
あなたはわたしのことを
とりあえず丸呑みにしてくれていた
易く消化できる部分は
笑いとともに吐き出した
易く消化できない部分は
嗚咽とともに吐き出した
おかげで
易々と呑み込むことが ....
あなたの重荷になりたい。
あなたの心が崩れ落ちてしまうほどの重荷になりたい。
なくなったら、
軽すぎて、空っぽみたいに感じてしまう。
そんな重荷になりたい。
あなたの守らなくて ....
蒼の天蓋
と、
切り取られた
過ぎ逝く季節の空気は、
きっと
黄金色。
その一瞬、
愛おしい白い星砂のよう、
に
....
ペットボトルが散らかった
小さな部屋の
6センチの窓から顔を出した月を
今はねむいから、と
人差し指で押しのける
ぜんぶ
見えなくなって
ちょっと冷たかったかな、なんて
ハミ出さな ....
夢見る頃はもう過ぎ去った
本気で夢を見ていたのはいつまでだっただろう
何故人は夢を諦めるのか
現実という名の鎖が僕を縛る
「夢なんか見てる場合か」と僕をせかす
それでも、もう一度 ....
もし辿り着く事が可能なら
僕は真実が知りたい
妙に着飾った言葉や
上辺だけの美辞麗句
そんなものには用が無い
僕が知りたいのは、本当の事だけ
世界には目を背けたくなるような ....
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