○「大学病院」
まだかまだかというくらい
待たせて
これでもかこれでもかというくらい
多くの検査をやる
高齢者の患者はへとへとになる


○「入院」

*入院したら
患者が
医 ....
深夜、眠っていると
枕元のプラットホームに
音のない列車が到着する
しばらく停車して
また音もなく発車する
乗りたくても乗れずに
ずっと見送り続ける幼い僕の
後ろ姿が見える
さ ....
秋は自我を失いそうで嫌い
忘れ去られた道へ
意識が旅をしたがって
いつも戻ってこれない気がする

私を探すのは
私を見ているのは

月だけだ
涙や汗が
しょっぱいのは
海の名残り
どこか遠くで
あの波とつながってるんだろ
だから満月の夜には
頭の中で鐘が鳴って
藻屑に還れと繰り返す
人はどこから来たんだろうね
人はなぜ泣く ....
浅瀬の小川で、筆ペンを水に晒し、まとまらない言葉が水に溶け、散っていくのを見るのが、好きだ。
流行り言葉は乱れ言葉ではなく、流れ言葉。ヒラヒラのスカートのように風に揺れ、時の流れの中で色気を放つ。
 ....
祈りなんです
ぼくがきみを想うこと、は、祈りなんです。
ぼくたち、お互いのこと何も知らないから、だから。

君の顔も、性格も、スタイルも、センスも、全部全部、きみを構成する全てが好きです。きみ ....
想いは遥か

西のそら

朧月夜が美しい

聞かせてください

愛の歌
溶ける絵、気が付いた。またいつか消えるけど。
とけるえ きがついた またいつかきえるけど


臭いコスモスもすごい咲く。
くさいこすもすもすごいさく


田舎綴る日、真昼続かない。 ....
春に植え替えをしたゴールドクレストは
夏に枯れ始めた

土が合わなかったのだろうと半ば諦め
それでも水を遣り続けた

今、秋になり
枯れ方が変化した
枯れようとしていた勢いが止まり
 ....
長袖を出して着る
空にはひつじ雲が泳ぐ
次の季節の憂いを乗せて
短く弱くなる日照時間
薄れていく褐色の肌
記憶さえも
時間に弄ばれるようにして
不安に投資させられる
               リナ・サワヤマのNME記事を片手に

 芝の泥濘みにつまづいてふりかえったときには
 きみの寝室から火の手があがっていたんだ
 おれにはよくわからない
 お ....
私たち、もう一方的に
憧れるのでもなく
憧れられのでもなく
与え与えられ響き合い
ただそれだけを求め逢う




求め過ぎ
いつのまにか
押し付けて押し付けられ
お互いにせめぎ ....
君は淡いたそがれを纏って
窓にもたれていた
蜃気楼も虹も流星も
いつか共に見たその窓

その面影が
いまもこの部屋を染めている
君の言葉の記憶が きれいな水の雫のように
滴り落ちて 私 ....
あなたが私をどれだけ憎もうと
それは“絆”が強くなるだけ

どれだけ蔑まれてもかまわない
私はそのような者だから

もちろん誓約を破って逃げていい
逃げればやっと真実が証明される

 ....
思えば 私。逃げ出したい と そうだ。膨れた肚は答えないで。それには また、うわ言の場所は土を掬う度に、まるでグラスの何方かは 無力さを象徴するように混ぜて置いた。

 計画。――なんていうだろ
 ....
*


なんとはなしに眺めていて
思ったのだが、
このなんでもない
あたりまえの数式を
はじめに考えたものは
偉大であったのだと思う。
はじめにつくりだすことが
いか ....
あなた 私のこと 知らないでしょう

知らないで ただ私の話 笑って聞いているのでしょう

いま 笑っている その隙間に どこか遠くをみているの 私しっている

あなたの 薄っぺらに聞こえ ....
ミッちゃん今日はオシャレさんねえ
と言われて、わたし、いま、飾り立てためんどりの気分
髪につけたピン留めをとっさに外した
何が動きであるのか

止まっているのか

いや僕の中にいるのだ

冷たくてチクチクする感覚

高いエネルギー

朝のちょっとした時間の

至福の時なのか、又は地獄の時なのか
 ....
じくじくと膿んだ傷の中に次の一行があった、指を指しこみ痛みに悲鳴を上げながらつまんで拾い上げると血で汚れてよく読めなかった、苛立って声を上げながらシャツの裾で拭くとどうにか読めるくらいにはなったの .... 草むらかきわけて
棒をしゃぶり倒した
俺達に明日はなかった

空は
晴れ渡っていた
六月の木漏れ日のなかで

いちばん得意な遊びは
棒遊びです

モットモット 遊びをしようよ
 ....
ああ、月がきれいだ


それだけで

すこし気分がいい
時間を搾り取られてスカスカ
残ったカスを貪るように使う
こんな詩あんな詩書いたり
生活に必要な作業をし
時にはテレビやスマホで浪費して
残りで眠る

やりたい事を好きなだけ
やりたい時 ....
きんもくせいの
ほんのりとかほり
やはらかしっかりと
秋のにほい染み込ませ

 漂い始める大気の最中
  ゆるやか解けながら
 四散していく意識の慄き

思考や感情や意志や感覚や
 ....
さくばんは上手く眠れず
今も脳の中の一部は眠っているようさ
今日は原付バイクで
職安に向かい
医師の意見書の書式をもらってきた
職安の外へ出て
コンビニで休憩していると
雨が降り ....
爪を切ろうと思い立ち
爪切りを探す
スフレを焼こうと思い立って
泡立て器を探すように

引き出しの二番目
わたしを待っていたかのように
すぐに見つかった
それは切った爪を受け止める装置 ....
 草上に敷いた薄水色の布へ、サンドイッチとサラダを置いたまま、わたしはときどき長い草や砂利に足を取られつつ、川の近くへ降りていった。川と草の境目で、ぐらつく石にのるわたしへ、あなたは、手を振った。振っ .... 私という存在は

水面を浮遊するカゲロウのように

不確かな命の現象なのです

帰る処はありません

やがて透明に吸い込まれてしまうでしょう
 

夢ふたつ
困ったものです
選べない

ひらかれた世界は
ありがたいと想う
たとえば自由だし
たとえば平和だし
たとえばしあわせだし
たとえばこのままでいいと
想えるし ....
なに、熱くなってんだろう
生まれて死んでいく、それだけなのに
なに、熱くなってんだろう?
炊き立ての米、膨らんで ムギュッとお口に入る
その感動、その感銘 それも怒りの、原動力
なに、熱くな ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
独り言10.18zenyam...3*24/10/18 8:37
さよならたもつ3*24/10/18 7:17
月虹ガト4*24/10/18 3:36
海月3*24/10/18 3:34
一、二の散詩。冷え切った老廃物としての我が思考の塊の断片鏡文志224/10/18 0:55
恋の皮をかぶった祈りshari2*24/10/18 0:44
五行歌  Far awayレタス11*24/10/17 21:31
草取りと咲く(回文)水宮うみ4*24/10/17 21:21
アクアヴィタエりつ6*24/10/17 19:41
長袖5*24/10/17 19:30
Psyco killer中田満帆124/10/17 19:10
五行歌、Soul Loveひだかたけし5*24/10/17 17:18
窓のある日々塔野夏子3*24/10/17 10:24
証明りつ3*24/10/17 8:38
おもえば、わたし。うつわにしづかあらい4*24/10/17 7:55
数式の庭。原型その2田中宏輔13+*24/10/17 0:29
知れshari3*24/10/17 0:11
めんどり3*24/10/16 23:59
指の動くままに_04Hose E...224/10/16 23:49
命のすべての闘いにおいて俺が語ることはホロウ・シカ...4*24/10/16 22:14
The Rainbowおまる6*24/10/16 20:40
めもうし624/10/16 19:26
渇望10*24/10/16 18:53
金木犀の秋に生きひだかたけし6*24/10/16 18:00
田中教平/K...8+24/10/16 15:12
爪切りそらの珊瑚9*24/10/16 13:22
帰るべき家パンジーの切...724/10/16 9:46
五行歌  虚ろレタス9*24/10/16 9:44
しあわせ秋葉竹224/10/16 8:27
なに、熱くなってんだろう鏡文志4*24/10/16 7:57

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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