正しい人は
どこにもいないけれど
正しさを求める人は
たくさんいるね
むずかしい顔はやめにして
軽く、
答のようなものを
肩に乗せてみるのは
どうだろう
きみの知 ....
重なりつづける眠りの底に
かすかに生まれ
浮かぶ手のひら
目をつむり 在るのは
無いということ
分からぬくらいに
離れていること
隠しても隠しても
は ....
見 ない な朝 訪れ
ズレ 彼は けそうな気 ちを きなが
食をと
ア ファル の上を 速 ていく殺 ca が
に ーブする
空中 滑走 る硬 が 速で
シ ト る
懐 空 ....
太陽が沈んでゆく
そこが西の空だ
そして今日は下弦の月
だからすぐには
月を見ることができない
真夜中までじっと待て
そうしたら
太陽が沈んだ反対側を見ろ
今日の理科で習ったばかり ....
ちっちゃいころ、セキセイインコと暮らしてた
空色のチーちゃん
チーちゃん、チーちゃんおはよ
いろんなことばを 覚える いい子ちゃん
チーちゃんは 粟をつつく
粟が少なくな ....
青や緑の絵の具を
うすくのばして
あの透明をあらわそうとして
さっきから
なんども失敗している
{引用=
手をひいて
石を渡る
ぬらりとした光沢に滑らせた足を
からだごと、ぐいと引き ....
描かれた無数の黒鉛の跡は
私の知りうる中で
最も綺麗な色へと染まり
それは束となって
脳へと滑り込む
シナプスを経由して
緩やかに飲み込まれるのを
私は瞬きをしながら
じっと、見 ....
自傷癖の空が
今日も散り散りに裂けようとして
寝ぼけた街に青が降る
==========
怪我した空を治してあげるのと
青い髪の少女の手には
赤いペンキとビスケット ....
低い空に積乱雲が育ちはじめる朝
目が覚めたら痕跡はなくなっていた
夢じゃない証拠をさがして
扉をあけて外へ出たり
勝手口へまわったり
冷蔵庫をあけてみたり
蛇口をひねったり ....
午前の陽が
空間に満ち満ちて
こぼれそう
木々の緑に
この陽光は 留まり
深い瞑想の光合成が
効率よく 静かに浸透して
一葉は重く 沈む
地球の裏側で
ラプラタ川のほとりで ....
{ルビ鈍色=にびいろ}に濁るかつての青空
そっと思い出してみて
君の笑顔はそこに在る
見つけたものは、既に死んでて
どうしようもない現実に、
涙はどうせ流れては来ない
鈍色が私の銀 ....
愛について
優しさについて
僕は何もいえないし
本当の事なんて何も知らないから
僕は君を抱きしめたんだよ
伝わればいい
ただ
僕のぬくもりとか
それだけでいいから
君に伝わればい ....
おろかな夜に
ひとり、ずっと考えてる
抱えている秘め事は
背中から羽が生えて
夏の終わりの夜空に飛んでいく
ほのかな香りを残して
振り向くこともせずに
幸 ....
私がNHKの受信料をビタ一文払わないので、
目的が達成できないNHKのオッサンは
たいそう私のことが嫌いらしい。
よかった、私もだよ。
美しい毒の娘は嘆息する。
夢想のうちに語られた毒の娘は、
夢想なのであるから、
ありえぬほどに美しい。
毒の娘が生まれ育った園も美しい、
毒の花園に咲き誇る、
白い鈴を垂らすPieris ....
この病んだ時代に咲き誇る花
その輝きは時代を超える
傷つきやすいガラス細工の心
その心は昼も夜も
霞のかかった丘の向こうを見据えている
飛び出したい衝動を抑えることは
....
人の苦しみも
知らないくせに
何でも捨ててくなんて
冗談じゃない
やってらんねぇ
自分が言われた事位
自分で背負えよ
青二才
やってらんねぇ
....
音楽はときめき
音楽は淋しさ
その肩からちゃんと
体温を
感じられるように
限りなく寄り添っても
埋めることは出来ない
重なっても一つにはなれない
多分一生どうすることも出来ない
....
そこにはあなたの名前が30件入っているのが当たり前だった
真夜中
冷たい床に座り込み
話をする
少しずつ床が暖まる
....
一番大好きな人とはうまくいかない
大好きに一番が付くと今までガマンできていたことができなくなる
ハンバーグは大好きだから最後においておける
....
ふうっと息を吹きかけて
数えるはずだった花を散らせた
数えながら、あなたを想って
この恋を呪って
待ち続けた自分にさよならして
優しい空気を胸いっぱいに吸い込み
明日にジャンプする
....
不意にあることがなくなってしまった
なにもやることが起きず
このまま時間だけが過ぎていくのかなと思ったとき
理解してしまった
人間がどんなに抵抗しても逃げられない束縛
時 ....
ぼ
く
の
きいろいシャツはどこだ?ここか。ん?趣味は悪くないさ、
みてみろ、 似合うだろ?
へんたいとか!! 泣いちゃうから!!
、うん。静かに。
あしたになったらまた ....
{引用=
あてもない旅の
白い起伏を
さまよって
います
私が蜻蛉だった頃
あなたは
真夏が大好きなあなたに
暑いのが嫌いだと言えなくて
....
たくさんの子供の叫ぶ声が
ほら
街頭にこだましている
さかなの呼吸を繰り返して
瞬き三回
反転する
こっちだよ、
と
手を叩く
未成熟な足が
悲鳴あげてる
素知 ....
いくえにも
かさなった
ゆらぎ
輪をかいて
后は
たおれる
フラッシュに焼かれ
切り花が飛び散って
できるなら
このまま
目覚めたくないと
願っても
民が呼ぶ
夢 ....
風、ぱたぱた
虫の音色
月、雲に隠れ
湿りの中
ひからびる幻
ワイシャツが
すっぱいケモノのニオイ
クサイクサイ
風、ぱたぱた
虫の音色
....
勢い余って
君の胸にぶつかったとき
あんまり頼りない細い身体に
なんだか
自分が寂しくなったよ
この人は
ひとを護れる人じゃなくて
護られたい人
なんで
怒ってばかりいるのよ ....
欲しいものなら
ちらほらと
ほらまた目の前
チラチラと
金でも女でも
ちらほらと
夢を見なよと
チラチラと
興奮だったり夢だったり
そのビ ....
青いビニールシートの囲いの中から
海を越え
国境を越えた国の音楽が聞こえる
私の知らない楽器の奏でる音
中に入るとそこの空気が
赤く染まっているように見えた
とてもにぎやか
でもうる ....
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