ぼくらは
あの夏の終わりに いつもの夏に 夏の終わりに 夏に 夏に

ぼくらの大好きな人は 
夏といっしょに こっそりとひっそりと そっと 死んでしまって 夏になってしまって 夏が 巡って 
 ....
小粒が振り出すリズムで 錆びついた心
陽が昇る瞬間を何度も あの窓辺から覗いてきたのに

やけに段差が多い裏道を走れば 
破裂しそうな瞳がゆれる 奥に君の胸

捻れた嵐 すべてを連れ去って ....
泣く
せみが泣く

地上に出てから
一週間の命を

短すぎると泣くのか
夏の終わりを惜しんで泣くのか

わたしには解らないけれど

泣く
せみが泣く

夜の街灯の紛いの太陽 ....
永遠の少年よ
強くあれ
ただ強くあれ
赤く染まる風景に負けぬよう
海より深いところへ落ちていく眠りの底

横たえる人魚の心は、海よりも青くて


1000年前に置いてきた

『心の笑顔』


錆びていく

日常


いつしか自分が現実の ....
煌びやかに彩られた過剰演出
着飾り化粧をし
発せられる言葉すら
もはや君のものではなく
誰がために詠い
強調されたそれは
何に響き木霊するのか
韻の因果律で空間を満たし
 ....
憧れは
影も落とさず

夢は
薫風のように漂う

想いは
霧のようにつかみどころがなく

諦めだけが
地底を這いずる

日々

記憶さえも
消えゆく

微かな光も射さ ....
壊すように 殴るように 泣くように 
優しく守りながら
戸惑うように 選択して
穴だらけの裸体に 涙を注いだあとに

君が叫びながら眠る押入の中
か細い腕を切り裂く空の爆音も全部
吐きな ....
灼熱に縛られて身動きがとれない
陽炎のように揺らめく空気の向こうにひまわりが咲いている
遠い遠いひまわり
近づこうと足を踏み出そうとしてよろめく
向こうで揺らめくひまわりは
私の儚 ....
後退する夏の左腕をつかまえて
さみしがる頚動脈にあてがい
しずかな熱をからめる

満たされては退いてゆく
寝息の揺りかご
いちばん弱い部分は
あずけたままで

届かないエアメールの
 ....
しゅらららん しゅらららん
晴れた気持ちのいい天気の日には
自転車も気持ちのいい音を響かせる
しゅらららん しゅららららん
その音を聞いていると
私もとてもいい気持ちになる
ゆっくり自転車 ....
一人暮しをはじめた時
嬉しかった事は
自分の冷蔵庫
自分の電子レンジ
それと消火器を買ってもらった事

「使わん事がええんだけど」
そうだけど一応用心のため
消火器一本も引き連れお引越 ....
深い赤い色の革靴を買った
一目見て一緒に歩きたいと思い
なんだか運命を感じて心がときめいた
深い赤い色の革靴を買った

履き心地の良さは
運動靴には負けるけれど
しなやかな光沢のある表面 ....
 
 
考えてみろ、とあなたが言うから、
わたしはわたしなりに考えてみたわけで。
でも何を考えれば良いのかがわからなかったわけで


やさしさを求めたら、あなたは怒っちゃって
てんでお ....
ふるえている足音
ふるえている声
ふるえている空
ふるえている大地
ふるえている命
ふるえている
ふるえている
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・




{画像= ....
8月に彼女は死んだ
雑木林と砂利の間で
体温を探る舌に似た細く長い指に似た硬質なツリ目が半分だけ土に埋もれていた
彼が覗き込むと
彼女の手が目が舌が伸びて
引きずり込んだら穴の中
二人の苦 ....
ぶらつく歩暮す
ぶらつく僕‘s

自販機のなかみは きいてはいけない

ぶらつく歩暮す
ぶらつく僕‘s

つつくブラス僕に 今夜はあらわれない

不ラックに 無辣く黙す

ぶら ....
何もせずにいられないのは

燻る思いに堪えられないから


胸がギューッと苦しくなって

何かに縋りたくなる

空っぽになりたくなる

満たされたくなる


愛するものを愛 ....
雲行きが怪しい夜明けに
薄手のワンピースとハイヒールで街に出る
どこへ行こうなんて考えられない
始発電車の行方は知らない

傘は忘れた みんな捨てた
どんどんなくなっていく
がらんとした ....
不安、というか寂しい。

よ。


何か、何だかこの頃は、世界が上手く転がっている。

多分、良い方向に。


何か、忘れてる気がする。

好転が、終わってしまうかも ....
UFOニサラワレテミタイ
そんな事を考えながら
グジグジと鼻の脂をティッシュでふき取り
ぼんやりとした
雨に霞んだ夜の街に手を伸ばしながら
ああ、雨
なんて当たり前の見て判るような反応しか ....
 
わたしがもし
きみを思い出して
泣いていたら
優しいきみは
困った顔して
頭でも
撫でてくれるかな
 
ねぇ三日月
どこに隠したの
裏側に
居るのかい
教えて
見つから ....
私がイメージする
その恋は
きっと
どこかで途切れて
しまったのでしょう

本気の度合いが
隣りの貴方より
大きすぎる
私の目指した場所に
彼はいない…  ....
目を開いたあさ
最初に見たであろう夢を、
トーストに塗り付けて
ミルクコーヒーを淹れる
 
布団に戻ろうとする
諦めの悪い足を、そっと
叩くように撫でて
徐々に覚醒へと促して
 
 ....
「ついこないだまでこのぐらいしかなかったのに。」
そんな風に言って母さんは自分の腰あたりに手をかざした。

(いや、さすがにそんなことはないだろう)

いつのまにか母さんを見下ろすようになっ ....
今の手持ちあんまりないけど

この半年を乗り切るには十分

かたまりのような不安は

津波のように押し寄せて

飲み込まれそうになるけど…

それでも後悔は、しない。そう決めたから ....
届かない、ところへ
ささやく
あきらめではなく
染め抜くように
静かに
いちばん遠い胸の奥で


  月夜をおぼえているかい?
  欠けた鏡のまぶしさではなく
  影の地平から昇っ ....
夢から覚めたとき、またその深みにはまっているみたいな気だるさにやられてしまいそう。

帯びた熱の分だけ泣きましょう。

僕らが世界と戦うとき、もっと激しく抱きしめてほしいとき、

僕らいつ ....
最後に見たあの空は

いったい何色をしていただろう

思い出したくてもできない遠い過去

思い出す気にもなれない無関心

どちらが哀れむべきことなのだろうか
あの空が自由だというのなら

もう届くことのない夢

これから先 見ることはないだろう

さようなら 外の世界

さようなら 空よ

さようなら 自由よ

さようなら もう二度 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
あの夏の終わりに いつもの夏に 夏の終わりに 夏に 夏に第2の地球107/9/6 19:49
捻れた嵐ねこ歩き107/9/6 19:25
せみが泣くLucy.M...007/9/6 19:11
瞬く思い秋也5*07/9/6 14:26
青い心シュガー・ソ...1*07/9/6 13:42
パフォーマンス紫音0*07/9/6 13:18
日々風音4*07/9/6 13:07
じくじく、と柳瀬1*07/9/6 10:37
ひまわり宮市菜央3*07/9/6 10:21
循環する夏のぷろぺら佐野権太9*07/9/6 9:38
自転車明楽107/9/6 8:29
消火器007/9/6 8:29
107/9/6 8:28
最終的端的思考。哀詩007/9/6 8:17
ふるえていないのは心プル式1*07/9/6 6:59
4月の蛇になれば彼女は 〜皆殺しの哲學〜人間107/9/6 5:25
ブラックボックス(1+1)/...2*07/9/6 4:23
情熱について森川仁司107/9/6 3:43
宮市菜央3*07/9/6 1:57
ちょっとだけ。狠志207/9/6 1:55
1 g の マトンにかける夢プル式3*07/9/6 1:34
三日月具合葉流音207/9/6 1:19
微熱madoca107/9/6 0:56
目覚め、あさ山中 烏流2*07/9/6 0:52
ある少年Aの考察時雨207/9/6 0:31
さよならまりも4*07/9/6 0:22
忘れたくないからたりぽん(大...1107/9/6 0:10
微熱3*07/9/6 0:09
空色の記憶度会沙生207/9/5 23:58
そして偽りの空の下へ207/9/5 23:56

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