月が泣いた夜は
何故か寂しい
赤い目のうさぎは
何も言わずに餅をつく
君が泣いた後は
凄く愛しい
その小さな瞳は
僕の全てに意味を成す
流れ星 きらり
(きらり)
僕ら寄り ....
いつもの下り坂を自転車で走り抜けてたら
ふと風の匂いが変わった気がしてブレーキをかけた。
片足を地につけて斜めに空を仰ぐと
丘の上で穂を送りだしたばかりのススキが
遠慮がちに目配せを寄 ....
キミの母親の姉さんの娘と
手錠で繋がれて
カラ海に沈んだ
阪急電車に乗って
梅田へ向かうたびに
「哀愁って、どんな感じ?」 と
誰かに尋ねたくなる
錯覚を捕らえてごらん
....
ロメオの心臓を鷲掴みにして
握りつぶしたら
明日は雨が降るだろうか
メイドインチャイナのフォーチューンクッキー
流し込む薄い珈琲
あの子の事を好きなのは、
可愛い声でギターフリッ ....
郵便番号もわからない
気だるく光る朝の太陽
トンネルの中で輝き続ける
あのオレンヂ色の光の方が綺麗だと思った
星に願いをかけた事は無いと思う
目を閉じて夢を見る事は何度かあった
珈琲に ....
サディスティックな檸檬をいたぶって
サディスティックな快楽を!
サディスティックな刺激を含んだ果汁を
搾り取れるだけ搾ってやろう
青く分厚い果皮にカッターナイフで切りこみ入れて
透き通っ ....
誰かが言った
「世界は蜜でみたされる」
私は夢見た
「世界がレモン水に沈んでる」
世界は今
一体何で満たされているの?
私は蜜より レモン水の方がいい
満たされるよりも
沈 ....
夜に響かす バイオリン
月夜に響かすバイオリン
月のしずかな夜ならば
せめてバイオリンを響かそう
月が何も ささやかないのなら
私は バイオリンを響かそう
きゅーんと音が 月まで届 ....
ながいまどろみを
はやくぬけでたい
でもね、心底では
ぬけでたくないよ
そんな気がするよ
幸福になる覚悟や
そうであることへの
受け入れができていない
....
いだいてくれていた
ちからがぬけていく
だれのまえにもでない
ねいろで
いとしさで
ふさいでいてくれていた
もういいよ
めをかくしてくれていた
いじのわるいてが
なきむしのように ....
ああ、さむいな。
「肩はちいさい虫にくわれていく。」
.We i kudsab such for mind your sintyue.@?
070913
欠片を探す
私の古里
好い女
左の耳から上等兵が
上等のお砂糖を
盗んできたよと
囁いても
シランふり
戦う意欲がありません
シ ....
むかし
海に砂糖を入れたら甘くなるかという事を
思ったもんだ
発展した技術屋かなんかが
科学的に
科学的に証明したのでつまらない
詩人が持つことを許されたピースが
また1 ....
ひとつひとつは とても小さな
出会いだったり さよならだったり
やさしかったり 冷たかったり
忘れていく 揺らいでいく
確かめるすべもなく
流れていく 壊れていく
それがとてもゆるやか ....
涼しくなった、夜。
一人ぼっちで、部屋の中。
電気も消して、音も消して。
淋しさを、感じる。
どくどく、心臓の動きと一緒に。
こんな淋しい夜には、誰かとキスがしたくなる。 ....
水に挿した青磁器を彩る
切り裂かれた花々たちが
私に{ルビ現在=いま}の終わりを告げる
過去の栄華を断 ....
そのまま
そのまま
歩いていなよ
ぼくは止めやしないから
そのまま
そのまま
泣いてもいいよ
ぼくは貰い泣きしないから
そのまま
そのまま
笑ってほしい
ぼくは惑 ....
サルにオナニー教えたら
死ぬまでやるわと人笑う
ヒトに核をば教えたら
死ぬまでやるわと神笑う
まだ誰も手入れをしていない花壇に芽生えた
幼いクローバーの透き通る葉
働き終えた男たちが
その角ばった手で
その角ばった心で
その柔らかな葉を千切り捨てて
去っていった
二度と見返ること ....
秋、
そのつぎの
ひめくり
菱形がつらなって
つかめない
光のドロップ
ひらきっぱなしの
本の表面に
ゆらめいて
今
今が
かたむいてゆく
買い物帰り
荷物を抱えて歩く坂道
アスファルトの照り返しに
ため息をつきながら
歩いていると
先の方に
とてもよく似た後ろ姿があった
ひとり
ふたり
足の運びも同じで
似て ....
夏の名残を雨が洗うと
淡い鱗を光らせたさかなが
空を流れ
ひと雨ごとに秋を呟く
九月は
今日も透明を守って
焦燥のようだった熱や
乾いた葉脈を
ゆっくりと
冷ましながら潤ませ ....
水は
どんな器でも
形のままに入る
わたしはいつも
誰かの器に合わせず
濁った水を
入れすぎたり
足りなかったり
もしもわたしが透明ならば
誰かの器にぴった ....
ぼくはぼくという世界の中で
毎日を過ごしている
きっと今日すれ違ったきみは
きみという世界の中で生きている
またね
と告げてわかれた花に
再び出会うことはない
久しぶり
と ....
今年もまた
夏の大三角がどれなのか
さっぱりわからないまま
夏が終わってしまったね
{引用=君のおかげでなんとか
さそりの心臓といて座くらいは
わかるようになったのだけど}
君 ....
神が住むという山の麓は、瓦礫だらけの扇状地で、そ
こに掘られた深い母井戸を彼は「マジャール・ダー」と
呼んだ。この場所から井戸の水面を見ることはできない。
カレーズと呼ばれる地下水路はここを水 ....
さかなやさんがやさがししてる
やさしいおさしみつくるひと
やさいやさんがめさいやうたう
いざやいざなえやそのくに
ささらえおとこはきにさわる
ささゆりささやくささめごと
ささら ....
時々思う
ふと胸が
苦しくなる時
君も同じ様に
苦しいんだろうか?
時々思う
何もないのに
流れる涙は
君が流した
涙なのか?
不思議な繋がり
君となら温かい
私は燃え上がる
とてつもないエネルギーを
言葉にして吐き出すこと
言葉を読み耽ることに向けていた
私の燃焼期の思い出
燃えるような心を手に入れた
あの日から高まってしまった
鋭く研ぎ ....
いくつもの僕のうたのなかに
僕がいる
けれどそれはもう
いまの僕じゃない
僕のたましいは
僕のうたを
うらぎりつづける
そう
僕はいきているのだ
....
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