コーヒーを入れ
フレンチトースト
オレンジジュース
サラダ
朝の散歩
人に声を掛けられる
犬とすれ違う
ジョギングの人
卓球で一汗流し
料理の話
9月のアジが一番美味い!
....
おーい
そっち行っちゃだめだー
ジャンプして、アタックする
すべり込んで、ボールを拾う
宙に浮いたボールが一言、ギャグを言う
「布団が吹っ飛んだ」
選手も審判も観客もみんな一斉に
吉本興業の新喜劇のように転ぶ
その間、ボ ....
青色へ 崩れおちゆく
世界はただ
切ない音色を奏で
それは私の心を震わせる
未来への約束を破ることさえ
厭わない
明から暗への埋没
通りすがる母と子の
健康な残り香に
私 ....
ここにはバス停以外なにもない
曲がり角からバスがきたらすぐわかる
だがそちらはみない
何もないからみなくても
バスのエンジン音は聞こえてくる
私を乗せるためだけに
バスは私の前で急停車 ....
ひ花
世界中
熱燈が
爆ぜる
きれる
酸素は
よく吸い込むように
瞳孔は
閉じて
瞳は
開いて
炸薬仕込みの、
極々軽い光が、
散らせ ....
日が暮れる
気が狂う
僕たちはいつまで
生きていられるんだろう
日が暮れて
気が狂って
すべてが真面目な顔しちゃって
僕を歪んだ目で見つめている
僕たちはいつ
死ぬんだろ ....
紺碧の広大な海
入道雲の浮かぶ水平線
昼の照射する太陽
夜のほのかな光
海辺のカフェテリアで見た
異国の文字は夢で躍り
ここよりべつの何処かへ
いまよりべつの何時かへ
....
大切なひとの悲しい日記に
どうコメントしていいかわからなかった
うわべだけなのかもしれないけど
せめて悲しみが和らぐような言葉を
一言だけでも。しかし送れずに、
ぼくは僕 ....
白い俎板のうえに
水洗いした秋茄子をのせる
遣い慣れた指先でまず、
縦半分に切ると
紫に汚れた
君は構わず
それを乱切りした
その一部始終を
彼らは黙って
観ている
中秋の月が雲にかすみぼんやりと
見えているのか 見えていないのか
中秋の月が雲にかすみぼんやりと
浮いているのか 彷徨っているのか
中秋の月が雲にかすみぼんやりと
ぽっか ....
鋭利な湖面をすべってゆく
一艘の小舟
私は黒布で目隠しされたまま
なすすべもなく横たわっている
風 感じるのはすべて風
重い水をかきわけて
舟はゆるやかに進む
盲目の私の世界に響 ....
けして望んでた訳ではなかった
気がつけばこうするしかなかった
留まることは許されなかったから
自分自身に放り出されて
ここにはもう、歴史も誇りもないけれど
わたしはわたしに ....
捨て猫に飼われている
私は 捨て猫に飼われている
飼われているから『捨て人』ではない
飼われ人なので
そのしるしに首輪をつけている
鈴もついてるので歩くたびに
リンリンと鳴 ....
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/透明すぎる水の色/
/水の余韻が鳴り響く/
/月の仄かを呼吸する/
/その庭園を微かに揺らすのは/
/水だ/
月を宿す王立庭園の門扉に凭れている年老いた兵士は濃淡の物性を放ち、 ....
・
コンバインが
おもちゃのように点々と
そこここに配置され
軽トラックが
ちゃかちゃかと走る
収穫の秋がきた
辺りには喜びが
薄い金色に色づいて漂って ....
・
口に酸素を含んでから
目を閉じて
美しい光景を思い浮かべる
すると酸素は舌の上で
ばらの味の二酸化炭素へ変わる
誰かがわたしに口づけしたときに
いい気持ちにれなるよう
....
洒落たカフェを借り切って開かれた
長い付き合いになる友人の結婚披露宴の席で
禁酒中のチナスキーは溜め息をついている
生ハムをかじっては水を飲む
祝辞を読んだ
新郎との付き合いの年数を数え ....
光が透けて眼覚める朝
風に名前を呼ばれる昼
花に孤独を癒される夜
月のしずくにうたれて
わたしは眠る
当たり前の事が当たり前じゃなくなった時
頼りになるのは自分という存在。
そこに常識の入る余地は無い。
当たり前の事が当たり前じゃなくなった時
支えになるのは誰かの存在。
そこでのお金は役 ....
夢を見た。
胡蝶の夢ならぬ、夢なのか、現実なのか、区別のつかない夢を見た。
彼は、夢の中で、花を喰らっていた。
何かの為に、必死に、花を喰っていた。
いつかその花に、喰われてしまえ ....
渇望するよ?切望してるよ?
あたしのためだけの精神安定剤
自律神経が途切れる前に
抑えこんだ不安が逆流する前に
適量投薬して欲しいんだ!
「精神安定剤を持ったあの人は
何処に行ってし ....
有刺鉄線に絡まれて
裂かれた薬指の赤い色
流れる流れる 流れる流れる
脈々と続く赤い色
薬指で交わした約束はなかっただろうか?
流れる赤に約束までが
流されてしまう恐怖を感じて
慌て ....
モラルと規則に生きるオトナ達!
モラトリアムを生きるあたし達!
モラルに規則を引き剥がす!
モラトリアムの自遊人!
硬くて強い鉄格子
三重に巻かれた有刺鉄線
取り払われた螺旋階段
気 ....
いつか来るその日のために
わたしはあなたに笑いつづける
楽しそうに笑っていると
呆れて見てくれたらそれでいい
いつか来るさよならのために
靴を履く準備をしておく
泣かないで歩け ....
増水の ために
すっかり 荒れはてて しまった
堤の かよって ゆく なかを
猫じゃらしを 噛み ながら
草ひばりの 音が ほそぼそと つづく
すすき野原を ....
いつか
山の道をとぼとぼと
登ってゆく人影があった
あれは河童じゃ
そう言った父の
背中からもくもくと雲が立っていた
河童は
夏が終わると山へ帰る
そして勢子になったそうな ....
八月はしづかに
葉先からくれないに燃え
白い節くれだった骨になる
そのつつましさの中に
芽吹こうとする強い意志を隠しもっている
漂流する鳥たちは
わずかの間のよすがを求め
自らの骨のゆめ ....
「月に咲く花のようになりたいの」
あの子が囁いた。
お前を蝋人形にしてやろうか
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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