天国に一番近い場所と言う名の屋上で
翼の如く両腕伸ばしてみたりする
9番目の素数は23 逆数の循環節は22桁
次の素数までの差 あと6つのリズムでセレナーデ
ところで天ぷらのぷらって何ですか
 ....
言葉になっていない
まるで言葉になっていない寝息で
頭髪から爪先にかけての
冷えきった痙攣を受忍し続けて
どのくらいの時が経ったろうか
「明かり…が、消して……あれは…」
やがて訪れるはず ....
白い原稿用紙に痩せた象を書き、 赤い紐で閉じた 緑の苔
青い水
赤い鯉
黄の竹

黒い岩
白い礫
茶の軒
紫の薊

白い息
丸い心
甘い飴
母の声
日曜の朝

ひとの少ない駅のまわり

秋の日だ


きょうの最高気温は34度らしい

でもやっぱり

きょうはもう秋の日であるらしい


日曜の朝

ひとの少ない駅のま ....
夜のまぶたが開く時
夜の瞳が 世界を見下ろす

始めははにかんで 伏し目がちに
そのうち けだるそうにまぶたを押し上げ
まぶたが開き切った時 夜に光の好奇心が注がれる

好奇心に満たされ ....
ぐるぐる 回って代わって
イスとりゲーム
さっきのあなたの場所には
今 私
イスは変わらず 立場が代わる
ぐるぐる 回って代わって
イスとりゲーム
いつかはあなたもあのイスに


 ....
鳥かごは宿り木になりたかった
鳥が休める 宿り木になりたかった

でも鳥かごは 鳥を捕まえておく所
鳥は安心して そこにいる事が出来なかった

捕らわれている恐怖感 羽ばたきへの焦がれる想 ....
君と出会って

そう

つま先からテッペンまで

恐ろしく震えたった

それぐらいの衝撃と感喜

君と出会って

なんて幸せなんだと

なんて苦しいんだと

なんて楽し ....
愛情のひとつまみ
塩をふたつまみ
今日もあなたは笑顔で笑う
ああ、
ほら、
もう、

お前が静かに歩かないから
雑誌連峰
映画岳と
音楽山が
崩落しちゃったじゃないか
うつつを指でなぞった先に悪夢があるというなら
夢日記をしたためよう
意識下で作り出した硬く尖ったガラスの破片は
握りつぶした血を舐めてこそ報われる
否、結晶の降り積もる夜こそ
月明かりは正四 ....
恋人同士の言葉が
私の夏を少し惑わせて
環状線の波に酔う

頬を染めた女子高生達の
隠しきれない純朴さ
物語の行間にちらちら盗み見る

同じ早さで揺られて
全ての人は
各々の街に帰 ....
いくら混じりあっても一つにはならない
個体の混合物でしかない
何度振ってもかき回しても同じ
努力でどうこうなる話でもない

いくら純度が高いからって
きっかけ無しで何が始められるって言うの ....
切符を握った手が濡れてきたから
てのひらを上に向けて解放してやった
そうしたら切符は川になって
行き先はすっかり見えなくなっていた

川は
僕だけが感じる速度で流れ
薬指、から滝 ....
声を嗄らした鳥が
飛びたい、飛びたいと天を仰ぐ
煤けたビルの隙間を

あの泉は
光がはじけ
澄んで
湧きつづける
いつまでも
底には
泥もあったはずなのに

泥の中で
羽を引 ....
さみしい犬が
鳴いている
夜が忘れられて
やかんが沸く
鯨は吠える
イヌイットの
ソリに引かれて
作られては
壊される
道が未知となり
わかっている
朝帰り ....
突然 悲しみがおそってくる

そんな瞬間がたまにある

津波が起こるみたいに 心に感情が押し迫る

ぐぐぐと何かが込み上げる

私はそれを上手く吐き出せないから

感情は波になって ....
*
窓辺に置いた椅子の背のあたりから
沈黙が広がっていく
雨の予感がゆるやかに部屋を満たし
そしてひとつの声がおわった

山腹の地下駅は深いトンネルの底にある
プラットフォームに降り立つ ....
培養液の中で
左の眼を見付けたよ
換気扇のプロペラは
緑色に光を届けた
排水口の渦は
鋭さを増して突き刺すように

呼吸の限界

箱詰めされた虚偽
社会の餌になっている

試験 ....
もう一度だけ

僕は神に願う 
戦う機会をくださいと
神に願う

僕の意識は此処にはなく
漂うように生きてきた

この手に何一つとして
掴めないままに

怒られても殴られても
 ....
下腹部の痛みに眉をしかめて
それでも込み上げる愛おしさを
私はきゅっと抱きしめる
 
 
漂っている海は
段々と狭くなっているでしょう
内なる世界は見えなくても
感じることはできてるの ....
Out of sight
目に見えぬとも

Out of mind
夢に来ぬとも

くしゃみは今も
ポプラを揺らす

さやさやさやや

耳はまだ
{ルビ此岸=ここ}にはいない ....
誰かは私を知っている
あなたが私を知っている
あなたじゃない誰かも
きっと私を知っている

私は誰かを知っている
あなたを私は知っている
私じゃないあなたも
きっと誰かを知っている
自分が否定されない場所に逃げ込んだあなたは
人に干渉しない場所に逃げ込んだ
特に些細な事では感動しなくなった
今にも崩れ落ちそうな自分を
冷静であるかのように装った

あなたは文字を書き始 ....
もし120%のわたしがいたら
わたしはいらなかっただろう

もし120%のわたしがいたら
わたしの代わりをしてくれていただろう

もし120%のわたしがいたら
親はもう少し幸せになってい ....
召し抱えてください私を!
貪欲なるままに隠したナイフをの手をの目を
血で染め上げた手を
目をの手で
目に闇雲の蜘蛛をぶら下げて
キーホルダーに蜘蛛の目を
手をの目が手でのキーホルダーを握り ....
雨音はうるさく感じない。

胎内にいた頃の音に似ているのだろうか。

本を片手に聞き流すラジオのように

傍らでそっと邪魔をせずに正座している。




垂直に降る水の簾をかい ....
{引用=それは
真新しい譜面から
厳かに音があふれ出すように}

昏々と眠っていた東の山が目覚め
肌を震わせ鳴り始める
金色に燃える音をかき鳴らす
ほの白い月は
裏旋律を歌い上げる
 ....
僕らはいつまでこうして悩み、
こうして苦しまなければいけないのか

朝日が昇る時、
それは本当に変わるのか

僕らはいつまでここにいなければいけないのか
僕らはいつまで繰り返すのか

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
天国に一番近い場所榊 慧4*07/9/17 12:59
月曜日の住人たち結城 森士1*07/9/17 11:59
正しいことが鉄の雨のようにふりそそいでリーフレイン207/9/17 10:42
ペポパンプ4*07/9/17 10:09
秋の日吉岡ペペロ207/9/17 10:02
夜のまぶた明楽007/9/17 9:01
イスとりゲーム007/9/17 9:01
鳥かご007/9/17 9:00
Aaこころゆくま...2*07/9/17 7:48
早路に恋味プル式6*07/9/17 6:36
生平FUBAR4*07/9/17 5:09
即興——午前二時の澪悠詩1*07/9/17 2:21
バタフライ藤原有絵4*07/9/17 2:16
ヒ化学反応木屋 亞万0*07/9/17 2:01
夕立の語源Rin K29*07/9/17 1:33
失うポッケ4*07/9/17 1:19
細胞小川 葉6*07/9/17 0:47
津波riebuu207/9/17 0:17
カワグチタケ...507/9/16 23:14
culture000207/9/16 23:07
明日tatsuy...107/9/16 22:08
重命青井 茜1*07/9/16 22:04
いのちの響き池中茉莉花3*07/9/16 21:12
路守 緒世留107/9/16 20:58
感動する体狩心3*07/9/16 20:57
83%悠詩1*07/9/16 20:41
復讐の予習は我が手に目をの手を狩心1*07/9/16 20:35
ゆうやけこうや2*07/9/16 20:23
朝焼けシンフォニーさくらほ7*07/9/16 17:12
夜明けニコ307/9/16 17:04

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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