朝起きたらまず
しゅろの箒で部屋を掃き出す

すると部屋の隅々から
夢の中で捕まえそこねた小人や
夜のうちに死んだ蝶々などが
硬くつめたくなって出てくるので
プラ ....
国境を越えた辺りで
煙草に火を点けた
ダーツの矢さえ有れば生きてゆけるから
ガソリンが切れそうなことなんて
然して問題じゃ無い

ブーツが汚れて
真っ直ぐ進んだ先に雨雲が見えたんだ
雷 ....
俺はコックピットを携帯していた
その中に座るリカちゃんが足を組んで
仕事に疲れた男達の死んだ目を
刺激的に舐めた
人を殺したいと考えていると
人相もそういう顔付きになって
疲れた男達の汗臭 ....
 



 
人が何かを捨てるのはね、
もっと大事なものを拾いたいときなのよ、
捨てる勇気もないのに拾いたいものばかり思うって、
それは夢とは言わないわ、

妄想というのよ。

 ....
さっきから失敗してばかりだ
ついてないな、じゃ終われない
カウントし始めている時計に
かける言葉はないだろう

英語ができない
日本語もできない
うまくなんてできない
なにもで ....
おはよう   またね

そんな何気ない言葉さへ
言い出せなくて
いつも飲み込んで胸焼けしてる

好きだよ  愛してる

なんて夢のまた夢
あんまり遠すぎて
一瞬よぎるだけで妄想族
 ....
ぼくは潜水艦になる
押し入れのハッチを閉じて
ながいながい航海にでる
まっ暗の中のひとすじの光は
消えることのない流れ星

ぼくは潜水艦になる
黒いごみ袋に入って
埠頭についたパパとマ ....
汗にまみれた身体
―働いた後によくもまた

「やってられないよ」
誰かが言った

湧いてくる感傷の ツケを払うとでもいうのか
暮らしとともに流れる汗は

皆口々に言っているよ
身体 ....
精神だってそうなんだから

いのちも病にかかる

見えないものだって

病にかかるに決まっている


立川駅南側の商店街が

藍色のなかだった

硬質の光を放っている

 ....
ある人達は夜上を向く
昨日の月を何人見ただろう
今日の月は何人見るだろう
隣の人のアゴを持ち上げたら
一人増えた

歳月を経ても
自ら輝いてる訳じゃないのに
枯れる事なく視線を集める私 ....
貰い物の口紅で
ガラスに金魚を描きました

 光の中で
 ゆらゆらと
 寂しく泳ぐ
 観賞用の
 赤い小魚

赤く染まった唇に
あなたがそっと触れるたび
思い出そうと思います
あんたが
寂しそうな顔してたから
ついて来たのに 
いいだけ飲んで酔っ払って
それは無いわよ
ねぇ 早く 
夜伽話でも聞かせてよ

馴れた口調で
声掛けてきたしちょっとばかしならって ....
先取りされる前に
先取りされる前に
殺られる前に殺れ



ベルトコンベヤーの上
次から次へと流れてく
端から潰してく



108号室で起きた
殺人事件の犯人は
自分 ....
か細く続く この小道
深い草いきれ 
すだきは始めた 虫

見てくれ これは歴史を貫く
細い糸のかがる 小道
静寂で
激動の現象はマーヤ(幻想)に過ぎない

高原のとある小道
草い ....
眠れないからもう諦めることにして
空中に浮かんでいる音階を拾い集めては
群青の彼方へと放り投げている
あれがいつか星になればいいとおもう
店内に置かれた 
壊れた自転車の傍らに 
しゃがんだ青年は 
工具を握る 

「 本屋さんはどこですか? 」 

歩道を通るわたしの声に 
こちらを見上げた青年の 
汚れた頬に 
 ....
慌ただしい今日の影が
私鉄電車の線路の上で
蒸発していく

なぜこんなにも美しく
空は色の層を創るのだろう

混ざり合わない
それぞれの憧憬を
ほんのひと時
寄り添わせるように
 ....
思えばあの時 
あんたと出会ってなければ
きっとあたし 
今でも独り
素敵な出逢い 
夢見ていたわ
めぐりめぐって 
めぐりあい
めかしたあたしは 
今 あんたの腕の中

あれか ....
小高い緑の丘の上 
地面を離れ 
羊が宙に浮いていた 
大きい背にのる子羊は 
仰いだ空から降りそそぐ 
見えない言葉を 
浴びていた 
幸福の置き場所は
海のにおいのするところ
大事な言葉が生まれたところ

風がとおりすぎて
小さな駅におりると
細い道の向こうがわ
手に持った荷物の
不安定な重さが
私であることの証
 ....
シロとクロは
相反する色をして
だけど、寄り添い
補っているようで


二匹はいつも
空き地の隅に
重なるように眠っている
実際は交ざることなく


無造作に生えた緑から
シ ....
雪に閉ざされた街と
鉛に封じられた空が
防風林の向こうで
混じりあって、深藍に

   レールギャップを鉄輪が踏む音
   ポイントを焼く篝火の色

私は泊まる宿も決めず
真っ白な駅 ....
悲しいほどに

君の吐息が
頭の奥から消えてくれないんだ。

いや

悲しいことに

君との記憶を
頭の奥から消し去りたくないんだ。

あの笑顔や
あの瞳

抱きしめたと ....
奮い起こした勇気は
冷たい壁の前で
何も出来ずに灰になってしまった

堅く、
閉ざされた門
彼らはこれを未来と呼ぶ
おもちみたいな首に
かぶりつくように、ちうちう吸う
「やめろよ」
って言ってもやめないわ
キスマーク
特に意味はないけれど、つけるのがたのしくて
誰かに見られるのがいやなら
絆創膏を貼れ ....
ひらひらと散った 夏
インディゴブルーに染まる、前に
秋へ化けた
通り雨が隠した
暗い雲に気を取られてしまった



もう二度と出会えないかもしれない ....
甘い吐息に揺れるクリーム
温かく溶けていく優しいヴァニラ
アイスの冷たさを持つ瞳
白い液体の中で君と眠りたい

抱き合った想い出はしっとりと絡みつき
多目の熱と湿気を感じた
愛おしい温度 ....
ぐっしょりと汗をかいて見醒めた日
私の中身は薄くなってた

シーツへと吸い込まれた
私の中身は
悪夢のもとから
遁れられたのが
よっぽど嬉しかったのか
いくら呼びかけても
もう戻って ....
メリーメーカーばかりの周囲
それに一人 遅れをとったローキーな少年
何時しかそれが現実で そして真実で
静かに告げてくれた ロゼットを付けた少女
ふざけた内容の子守唄を歌う 選ばれたリアリステ ....
ひらけた駅も

すこし歩くと商店街

秋の日と陰が

水色を落としている

昨日の試合を

思い出しながら歩く


息子の剣道の大会だった

本格的な試合は初めてだ

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
書店員の一日吉田ぐんじょ...1107/9/18 9:44
inside out , the outside world0003*07/9/18 3:21
コックピットの構造狩心2*07/9/18 3:04
カクテル田島オスカー607/9/18 2:59
It's not deathゆうと2*07/9/18 0:52
恋はウマシカなりゆくもの萌歌207/9/18 0:22
潜水艦の季節くろねこ1107/9/18 0:10
サウナプテラノドン3*07/9/18 0:08
藍色のなかだった吉岡ペペロ607/9/18 0:06
この時代に見上げない法律は無い酸素の枷3*07/9/17 23:05
ルージュの金魚亜樹207/9/17 23:03
夜 伽 話[group]板谷みきょう007/9/17 22:00
ジャムゆうと1*07/9/17 21:55
挽歌の夏アハウ207/9/17 21:39
抒情詩アオゾラ誤爆1207/9/17 20:55
自転車屋 服部 剛407/9/17 20:42
夜少し前松本 涼707/9/17 20:38
ゴスペルソング[group]板谷みきょう1*07/9/17 20:37
( 無題 ) 服部 剛007/9/17 20:23
幸福の置き場所西尾707/9/17 19:18
シロとクロ小原あき18*07/9/17 19:12
駅・五所川原[group]たりぽん(大...10*07/9/17 18:57
Iiこころゆくま...3*07/9/17 17:23
ニコ107/9/17 16:36
キスマーク壺内モモ子107/9/17 16:26
今年ばかりと 思いけり北大路京介12*07/9/17 15:55
Vanilla流希-Яuk...107/9/17 15:43
寝汗亜樹207/9/17 15:39
メランコリック榊 慧1*07/9/17 15:34
ナイス!!試合!吉岡ペペロ107/9/17 13:45

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