1.たかしくんは1個120円のりんごと1個80円のみかんをそれぞれ2個ずつ買いました。しかし、たかしくんの彼女が「今度、アップルパイ食べたいなぁ。」と言っていたのでりんごをさらに3個買い、彼女にアップ ....
咲く花に幸あれかしと動く夢
紅茶飲み動く夢みる針の床
向日葵が寂しいというクリスマス
テレビさえ名前を上げる武器であろ?
その言葉自 ....
この机のちらばりの どこかに
あいつが棲んでいる 潜んでいる
ほそい指で 引っかいている
なつかしい暗がりに あぐらかいて
澄んだひとみで 夜を 夜を
夜を待っている 寝がえる私に
ぶ ....
手のひらにすっぽり
おさまった石
しばらく握りしめていた
握るものがあるだけで
力をぐっと込められた
あなたに渡すと
温かいと言う
返してもらうと
たしかに温かい
わたしの手 ....
チンポと呼べば
チンポと応える
診療内科の受付で
「チンポ」
「なんだい?」
燃える恋心
二人は若い
診療内科へ
防火服を着て、ヤマト消火器を
背負って行こうとしている時点で
....
愛を知らなかった
愛を知らない僕は
絶望、乾き、寂寥、孤独
に満ちていた
笑うことさえ忘れて
愛のない暗闇を
ひとりで彷徨っていた
この地獄化した世界で
生きてゆけるのは
イザベラ、 ....
天使は嗤う
人々の嘆く姿を見て
天使は嗤う
雀の息絶えるのを見て
天使は嗤う
富の偏るのを見て
天使は嗤う
煽動された善人たちが世界に火を焼べるのを見て
天使は立ち上がる
人々は ....
私は知っているのです
神はただ、培われる場所を見誤り、
今ここに現わされ おいでになられただけだと。
この場所はみちにまようて創めて現れる格子の間
若草の溢れる銀の輝きから逃げるように ....
花びらが落ちる時
唇を隠した
僕の秘密に
鍵を掛けたような
ハンカチよりも薄くて
透けてしまいそうな気持ち
心の中で広げていて
皺になりたくなかった
見えない空を
飛んで来た ....
遠い地平に
雨は降る
逃れていく
人声に
郷愁は募り
ひざまづく
この世の果て
夜の底
あの深遠な声の淵
(銀河は廻り爆発する)
人は産まれ生き
去ってはまた産まれ来る
....
今年のクリスマスなんて
もういいや
いくらくやんでも
仕方がないし
泣いたって
恋人なんか出てこない
みんなが幸せそうに
している今を
この目に
しっかり焼き付け ....
冬晴れの
光あふれる
居間にいて
母の背中と
光をわける
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
無心とは
心がないということである
心がなくなれば
人間でなくなる
○「詩とは」
詩とは
自分のために
書くものである
○「人間らしく生きるとは」
人間らしく生きるとは
きれいに生きる
正しく生きるということではなく
己の欲望、不安、心配、過ち、失 ....
さみしい風が背中を押して
私は星空を游ぎたくなる
真冬の澄んだ空気に包まれて
星から星へと旅をする
煌めく星々はシナプスそのもの
繋がり点滅し
やがて内在する宇宙へと導く
内側は外側 ....
1
あなたは確かに
削り出された回廊も
水滴したたる洞穴も
鈍色に輝く捨てられた斧も
あなたは確かに
美しい人よ
眼差しの涼やかさよ
あなたは一つの奇跡
空蝉 ....
地球は丸くないと真顔で言われたり
次々と増えていく新しい闇の組織の
相関図を見せられたりしながら
まあ人間そんなもん
面白いじゃんと苦笑いしながら
社会をやっていく
殺したりぶん殴ったりは ....
ひとりで生まれ
ひとりで死んでいく
たくさんの人々に見守られ
たくさんの天使に看取られ
根源へ 帰っていく
それは永らく喪失された場所
唯一無二の帰属すべき場所
透明な紐帯が雨に ....
月までの
長い階段を
上ってる
永遠みたいな
道のり
階段端で
休んでいると
月側から下りてきた
子供が隣に座る
何も言わずに
じっと私を見てる
腕時計を外して
....
死の山を ふみこえてゆく
死の山を ふみこえられてゆく
死の山を ふみこえてゆく
積み上げられた 石だ
つぶやいている
つぶやいている
つぶやいている
つぶやいている
つぶ ....
{引用=極々ありふれたおーとくちゆーるな
空ははじまりのようにしてはじまり
すっかりなくしていたのではないか
ポロポロとこぼれおちてきた
てのひらには三つの釦
ベージュの淡いまあ ....
二〇一八年十一月一日 「現実」
現実はきびしいね。だけど、がんばろう。がんばる仲間がいれば、だいじょうぶ。
二〇一八年十一月二日 「考察」
ぼくというものを媒体として、 ....
この唄は夕べの思い
旅人がいつか満月の夜に唄った
ろうそくの下で読む人には
なかなか分かってもらえない
子どもにも分かることなのに
月に唄う、月は語る
いにしえの地球を目醒めさせ
そ ....
七十体の竜は三十体にまで減った。
そして、三十体の竜は十五体にまで減った。
そのころ、戦士エイソスの手勢は五十人にまで減っていたが、
竜たちを滅ぼすのは、時間の問題であろうと思われた。
し ....
しかし、戦士エイソスとその手勢だけでは、
すべての竜を屠るのは無理であろうと思われた。
それゆえに、戦士エイソスは無二の友である、
アイソニアの騎士の手を借りることにしたのだった。
アイソ ....
聞け、これはアイソニアの騎士が生きていたころの話、
すなわち彼が生を受け、そして死する前の話だ。
しかし聞け、これは戦士エイソスが関わっていたからこそ、
伝わっている話でもあるのだ。
その ....
○「心の健康」
「心の健康こそファースト」ですよ!
体の健康には気をつけるが
心の健康はなおざりである
○「押すだけ」
近ごろなんでも押すだけ
人間がどんどんボケていく
○「デジ ....
黒い服を着て雪の上を歩く皆
葬列みたいと呟くきみ
白い息は生きてる証
サンタを待つトナカイと同じ
頭を垂れて
愛のベルを鳴らす
ショッピングセンターの特設ステージ
2ドル払って子供を ....
妄想癖の神父は教会の入口のそばで、目を覚ましたままぼんやりと涎を垂らしている、教会前の広場にずらりと並んだ日曜日の市場の、果実売りの娘が横目でそれを馬鹿にする、本格的な冬がやって来て、空は日本製の ....
春の喜び、
夏へのあこがれ、
秋の憂愁、
冬のさびしさ
時は過ぎ去り
季節は巡る
人生は進み
垂直に落ち
わたしのいない、春夏秋冬
428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.81sec.