月光へ
進む
私の闇は闇か
闇に聞く私
答は闇のなか




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
   *

 おれはたったいま、ビル風に吹かれた一枚のスリップを眺めている ここは小さなアパートメントの最上階 地上ではひとりの男が戦闘機めがけてジャンプしている 声はここにない 中枢都市 ....
ルクソスの街の反徒たちは、オークの兵たちの支援を待っていた。
いつか、彼らが自分たちを助けに来ると。
しかし、レ・スペラスのオークの兵たちは、
わずか五十名ほどが送られてきたに過ぎない。

 ....
クールラントの歴史のなかで、もっとも厄介だった出来事の一つが、
ルクソスの街の反乱である。
ルクソスの街の反徒たちは、オークの国レ・スペラスの後援を受けていた。
そして、自分たちこそがクールラン ....
もっと散歩にいきたかった
もっと抱いてあげればよかった
もっと話しかければよかった
もっと贅沢させればよかった
もっと遊んであげればよかった
もっともっと一緒に

朝に夕に
百万回名前 ....
好きな人と好きな仕事がある人は

幸せだろう
僕は
僕でしかありえない

僕が
僕でありえたら
それで十分なのだ
いや
それでこそ願うところだ

自分の道を歩きたければ
孤立を恐れてはいけない

僕が僕を
ねじ曲げて生き ....
神田の喫茶店エリカが休店したとき
台湾の映画監督ホウ・シャオシェン
は既に未来の光を見つめていたんだ
最初から知っていたような舞台設定
ひとりひとりの俳優のその後の活躍

東京物語のオマー ....
点いたり消えたり、漏れや落ちがある、ひのあかりで。はなが曲る

悪趣味な画伯の私室で待ち望んだ。煉瓦色の長靴に(かざる)
ごわついた作り笑いに、耳元で囁く。ほころびて(わらう)

棄てられた ....
悪い人が一人も登場しないお話がいいと思った
山も谷もなく 主人公は風に靡くすすきの穂で
ささやかに生まれて ささやかに暮らして
そしてささやかに死んでいく それだけのお話


セーヌの ....
輝く満天の星に魅せられ
幾多の夢が抑えがたく渦を巻く
もしあなたがその言葉を発するなら
すべてが光り輝くだろう
すべてが夢の底を貫き
それぞれの価値に根付いて
内面のなかを力強く生き抜くだ ....
 はなび

いき残って欲しかった
近所のわたしの野良犬たち

いつも 連れさられていった
空 そら、闇をてらす
町のあかりをするするすべり落ちてきた
きらきら ほら、海の向こう
火の ....
笑えないのがいけないのか
笑われることがだめなのか
春の夕陽が斜めに校舎を切り取って
ぽかん、とそこだけ取り残されたような
学童保育の真ん中で
君は三角形に座ってぼくのお迎えを待っていた
 ....
ただの妄想かもだけど
その人が側にいる
私が猛るとき
ツマラナイカラヤメロとつぶやく
私が震えるとき
コワガラナクテモイイとささやく
本当にひどいときには
後ろを向いてもう見ない
私が ....
カーガリンデの土地では、
エインスベルが結界を張って街を守っていた。
そこにはもちろん、アイソニアの騎士の姿もあった。
エインスベルの張る結界は特別なもので、誰にでも作り出せるものではなかった。 ....
この地ヨースマルテには、エインスベルのグループと同じほどの、
武勇を兼ね備えた集団がいくつもあった。
その一つが、ラディアの街の黒色槍兵団である。
ラディアの街とは、もちろん軍国ラゴスの都のこと ....
おお、生命よ、おお、死よ。
お前たちは一続きの存在であるのか。
わたしたちが四つの天国、あるいは四つの地獄に向かうとき、
わたしたちは生命という糸を手放すのだろうか。

そして、死はわたした ....
シンシンと
音もなく降り続け

零下の気温も重なって

朝起きて
窓の外を見てみたら

10センチも積もる
一面の銀世界

初雪としては
よくもまあこんなに積もってと驚いた
 ....
なんだ どーした
へんに笑ったりすんなよ
なんだかきょう
ここで俺ら終わりみたいじゃねーか

ふられた?クビんなった?
誰か気に食わないやつでも
ころしちまったのかよ
天気はいーぜ ....
黒塗りの道端を歩いていた。

そこには銀杏の柔らかく包み込むような糞の薫りももうなく、
ただただ、寒かった。

ああ、歯茎よ。
ちょっとした気づかないコンクリートの段差で足を引っかけ気味に ....
電球が切れてしまった
ただそれだけのことだ
落ち込むようなことではない
自分でも不思議なくらい
気が沈んではいるけれど
買い置きがなくなっていたのも
近所の店に在庫がなかったのも
通販サ ....
雨の降らせ方を知らない
傘に不明な日々を暮らした
配ると組み立てたから
砂利のなかにしか居ないよ
祝っていた寝転がる
声凍えている同じ指で
外側に月夜を落とす動作たち
君の家の
玄関にあるもの
赤いポスト
白い雪だるま

さよならを言いに来た
僕の右手を添えた
木の枝に手紙

インクが滲んだら
涙みたいに見えるから
君ならその景色で
僕を浮か ....
よろこびの丘に ひとり立ち
白を愛し 白とだきあい
とまどう 感情を
火にくべ ひそかに確かめる

いつわりで濡れた 岩棚で
青を愛し 青にくちづけ
砂浜に 見あげる
秘密のない ひろ ....
照れ隠しで
ヘルプミーと叫んだ

みんなは笑った
僕も淋しく笑った

世界には
後悔さえ残らない

僕は
本気だったから
屋根の上のネコは
大丈夫です。

問い合わせ
お断りします。


      店主
いつのことだろう
サンタさんは
本当はいないと聞いたのは

誰だったんだろう
鬼なんて
作り話だと教わったのは

どこでだっただろう
天使というのは
夢想だと否定されたのは……
 ....
いても立ってもいられず
つい手を伸ばしてしまった

どうにも堪えきれず
我が物にしてしまった

ただ本能に従った
それだけなのに
自分は悪人なのか

公衆の面前で
罰せられる存在 ....
雪の
結晶
ほほに解けて
太古の





{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
やわらかい土に落ちた
家の影に
夜明けの前からやって来た
霜柱が永らえる。

昇った蔓が
黄色に朽ちて、
這われた街路樹は
もう葉っぱを落として
とっくに裸になっていた。

揺れ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
※五行歌こしごえ1*21/12/24 16:28
ボストンでは禁止中田満帆321/12/24 15:55
ルクソスの反乱(二)[group]朧月夜1*21/12/24 13:26
ルクソスの反乱(一)[group]1*21/12/24 13:25
さみしさのトンネルそらの珊瑚13*21/12/24 12:03
幸せの条件zenyam...021/12/24 7:48
僕は僕1*21/12/24 7:44
東京物語足立らどみ321/12/24 7:27
屍斑と聖盃あらい021/12/23 23:27
ジヴェルニー藤原絵理子521/12/23 21:26
幸福のうたひだかたけし421/12/23 18:02
はなびsoft_m...1*21/12/23 16:13
笑える日、笑えない日。ちぇりこ。6*21/12/23 10:39
デクノボーやまうちあつ...421/12/23 9:37
ラディアの黒色槍兵団(二)[group]朧月夜1*21/12/23 9:26
ラディアの黒色槍兵団(一)[group]1*21/12/23 9:24
生命と死[group]2*21/12/23 9:23
雪をも溶かす松の体温st421/12/23 5:56
いつもどおりに竜門勇気1*21/12/22 23:58
歯茎121/12/22 23:32
ともしび坂本瞳子021/12/22 22:42
アメフラシ水宮うみ1*21/12/22 22:07
雪だるまミナト 螢221/12/22 20:58
なぎさsoft_m...121/12/22 20:28
照れ隠しTwoRiv...8*21/12/22 20:01
張り紙4*21/12/22 19:59
実 在YEWJI 1*21/12/22 17:15
花盗びと1*21/12/22 17:14
※五行歌こしごえ1*21/12/22 15:57
動かない旅路asagoh...3*21/12/22 7:41

Home 戻る 最新へ 次へ
427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.05sec.