私は電気椅子に座って
頭をケーブルで繋がれ
闇の世界を支配している
一つの生贄は
民衆の意思によって
何時でも処刑する事ができる
暗闇の中
力なく項垂れた女の
十メートル後ろをつい ....
ああ・・・・そうか。
きっと今は
『戻る為の訓練。』
ああ・・・・そうか。
一つ一つの出来事は
『困らぬ為の積み重ね。』
ああ・・・・そうか。
積み上げし物は ....
ココデスヨ
ココニイマスヨ
無言で頷きあう 魄がある / たましい
移ろう時代を見守る 眼差しがある
生を全うすることで
死に抱かれるその日を境に
行き交う時 ....
きみの
笑顔の理由を
そっと教えてくれないか
ぼくらはそれを
上手に広げてゆける
知らないうちに
新しくする
ささいな物を
拾い集めてゆくことが
ぼくらを作り
....
冷たい雨のあがる日を
釣り人のように
じいっと待っている
暮れ続ける日々のなか
片足でリズムを取りながら
秋雨が途切れた瞬間
ここぞとばかり
洗濯機へ
汚れ物を放り込む
後はまた
....
屋上では映画がひっきりなしに流れている
でも誰もいない
わたしひとりしかいない
屋上から見る景色の半分は空で
誰かが火をつけたみたいに
スクリーンは赤く燃え上がる
こつ ....
わたしは怠け者であるゆえに
連休前に風邪をひき
おまけの休みの時間のなかで
らんぷ一つの寝台によこたわり
両手に持った本を開いて
在りし日の
詩人の哀しみを読む
....
彼女の瞼は、ある種の確認に満ちた、
10000本のクラリネット。
消えゆくランプの影を踏み、
ゆるやかにダンスすることを好む。
降りてきなさい、光よ、降りてきなさい。
痙攣する、
....
君はどこかへむかい
歩き 走り
僕の知らないどこかへと
たどりつく
その途中少し疲れたなら
僕のいるここに
立ち寄ってくれないか
向かいのいすにすわって
ここまでやってきた理 ....
長生きして100年
天寿を松任して80年
ここまでは恵まれた人の運命
介護疲れで72年
病気が悪化して64年
家庭内暴力で56年
夫婦喧嘩で48年
交通事故で40年 ....
俺の仕掛けに引っかかた魚
あいつ等はもがいてる
逃げようともがいてる
半島の様な堤防の上
雨水と海草で凌いでいる
憂い無かった楽しかった
俺は晴天を闊歩した
でも俺が目 ....
生まれ落ちた言葉に意味があるとは限らない
生まれ落ちた言葉に対象があるとは限らない
生まれ落ちた言葉が人を幸せにするとは限らない
生まれ落ちた言葉が人を傷つけるとは限らない
誰のためでもな ....
パンドラは慌てて箱を閉めた
希望だけを中に残して
ロトの妻は思わず振り返った
ソドムの滅亡を自身確かめるために
ノアは箱舟を作った
自身の家族と動物たちを載せ
その扉は神が閉め ....
辛いこと
苦しいこと
溜め込んでばかりじゃ
積み重なって
そのうちゲームオーバーだよ
┃苦苦 ┃
┃辛苦苦嫌 ....
そこはいつも
清潔な湿度と
せつないじゅうりょくの
香りにみちている
身ごもったおんなたち
髪を横に束ね
しずかにもたれている
雑誌をうつくしく取りだし
うつくしくめくる
とろと ....
hope in dark.
どうしようもなく降る雨の中
Can you fly?
残された希望の名残で
I lost you.
失ったものへの悔いなど不要で
悲しいだけのMy self.
....
どこか寂しげな 金色
薄い 肌
純粋無垢な 表情
天使は歌う 腰をおろして
天使は歌う ギターをかき鳴らし
天使は歌う 淡々と
天使が歌ってる
天使のように
許されざる罪人を胸にし ....
そういうことが言いたかったわけじゃないんだ
それは君に対してだけじゃなく 僕に対しても言ってるんだけど
分かるなんて言って欲しくないよ
だからって分からないなんて言って欲しくない
ただ僕は今ま ....
君の涙の美しさ
君の心に起因する
君の中の憤り
圧縮された青春だ
君の足の不器用さ
君の心の純朴さ
あなたの炎
僕の雫
ゼロ
ホットミルクを片手にベランダへ出た。
闇夜に広がる無数の星たち。
腰を落としてホットミルクをすすった。
湯気と息が白く見える。
空を見上げたら あまりの綺麗さに溜め息1つ。
それと同時に ....
ゼリー状の七色のトポスが死んだ日。――
愛しいカルメラを焦がした甘い匂いまでが
いつか知らないうちに喪に服しちまったみたいで
それは廃れた漁師町の瓦礫の打ち寄せられた海辺にも似て
今宵も古びた ....
世界がひっくり返ったのか
あたしがひっくり返ったのか
そんなのどっちだっていいけれど
空までのぼっていくような晴れた気持ちは
はちんとはじけて
水溜りがはねて汚しちゃった
....
自分を高く売るために 偽造した学生証
お客のニーズに合わせて 服も幾種か作った
シャワーや石鹸じゃ落とせないのは分かってる
若い女という武器を最大限に活かせる ....
目の前に横たわる死体から
なにを手に入れた
喉を縊ったその手は失ったはずだ
束縛を解いたその心は手に入れたはずだ
保存エネルギーを
{引用=
電柱の上にとまった黒い少女
クス ....
愛の言葉を下さいな。
それからぎゅっと抱きしめて、
最後に口付け落としてね。
だからひとまず
手を繋ごうよ、愛しのダーリン。
古くなった空気にはもうウンザリしてるのに
世界に繋がる窓は閉めっ放しのままで
今日は誰を責めますか?
自分ですか?他人ですか?それとも神様ですか?
今日は何を考えますか?
....
無いものねだりをするよりはと
秋の白い雲流れる堤防で
ひとり
清貧ということばの意味に思いを馳せる
それはあまりにも懐かしいことば
仄かなランプの灯かりを頼りに
見果てぬ夢を追い続けら ....
プール前の花壇に
コスモスを見つけて喜んでいた そのくせ
君は、緑色のため池に沈んだ季節を
あまりに切なげに指す
わかってる
君も、僕と同じ色が好きなんだろう
空のいろ、でもなく ....
触れるほど焔立つ愉悦に
わたしはしたたかに酔いしれる /ほむらたつ
あなたの脣が、舌が、滑らかに今を這う /くちびる
ああ、と
愉悦を漏らすそばか ....
油をひいたばかりの床に
児らの笑い声が散らばっていたので
つまんで手の平にのせたら
ころころとふるえて弾けた
遠き山に、日は落ちて
白墨を移した袖口に
西日との混濁を見る
小さな胸に ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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