あなたが
毎日
乗っかって
遊んでいた
地球が
置き去りにされて
寂しそうに
蒼く
ひとりで
転がっている
久しぶりに地元に帰り
ふらっと立ち寄った飲み屋で
幼なじみの電信柱と会った
人なつっこい笑顔は相変わらずで
そんなことが妙に嬉しい
カウンターに腰掛け
街や人や時間の流れ、それから
その ....
車を降りる

星が散ってる

金木犀薫る


きみの笑い声って

三年後の秋にも

届いてきてるんだ


車を降りる

星が散ってる

金木犀薫る
草原のような爆薬

震えだすポケットは抗躁剤
いつだって宇宙から引き戻してくれるゴムの一筋

小気味良い内包を諦める音
意味なんて理解しようもない言語

束ねるや 地上の罵声
崇める ....
なぜひとをころしてはいけないのですか?

なぜひとはじさつしてはいけないのですか?

なぜぼくはいまいきてるのですか?

なぜぼくはやがてしぬのですか?


僕達の問い掛けに相変わら ....
恍惚の森の道化師は骸骨のようなその腕に
あの娘の頭蓋を抱いていた

砂漠の泉の畔には烏が群れを成していて
魚の死骸を囲んでた

それなら僕は群青に染まる夕日を閉じ込めて
夜に輝くあの星に ....
滴るものは
いけない、とされた口が
私の知らない場所で
反抗を覚えた頃
 
わざと首にかけた
新しいヘッドフォンからは
聞き慣れない音楽が
何故か、かかっていて
耳を塞いだ
 
 ....
一人でも頑張れるのは

一人じゃないから。

孤独に苛まれて

それでも誰かの顔が過ぎるから

壁がどうしようもなく隔てても

その向こうに 音を感じるから



忘れ ....
一生懸命マスカラ塗って

暖めたビューラーで扇状にカールさせて

鏡の前で何度も角度を変えてチェックした


なのに このありさま


ここ一番て時に下まぶたは黒ずんで

至近 ....
明日教会に行くよ

澤田さんという牧師さんに
挨拶をするのだ

「アーメン」と
(誰に?)
言ってもらうために

「アーメン」と
(わたしたちに)
言ってもらうた ....
柔らかな

カンキツ系の

懐かしくて

重いそいつは

金木犀の

匂いじゃないのか


ひとの悪口を

本気で受け流して

僕はひとりで

傷ついていようか
 ....
与り知らぬ夢とやらについては唄うまい
また妄りに愛についても語るまい

汚穢のゆきつくところは清浄な海であり
死の向こうにはただ清々しい虚無がある

だから私は信じないし
だか ....
これは君の味なのか


モラトリアム期特有の


心臓の辺りで、熱が高まる様な


眠れぬ夜の、笑顔の残像の様な


口に拡がる甘酸っぱさは


君との日々の味なのか ....

彼岸花が
血のように赤く

けど
金木犀は
甘く甘く

秋桜が
可憐に揺れる


雪がたくさん積もって

大きな雪だるまも
雪うさぎも作った

手が霜焼けになっ ....
こぼれる笑みを舌先で隠し
焦らしながら導いて 沈める

時折 突き上げられては 鳴き声をあげ
遮二無二躍る 私の姿は きっと醜い

美しく歪んだ顔に目を落とし
我を失い倒れ込む
 ....
田園風景
牛糞の臭い
栃木ナンバー
国道50号

汚れたガードレール
木造の一軒屋
何の店か分からない建物
国道50号

カーラジオのダイヤルを回した
思い出の ....
あなたでなければ
こんなにもじっと
手を見つめたりしません

あなたでなければ
わたしのこころは
泣かないのです
金木犀の薫りに
とっぷり町は浸かって

煮詰められ
心に熱く 蘇る追憶

ふたり

惹かれ合うように
くちづけた

それから あなたは
吐息で、 愛してるって 云ってくれた
 ....
また原油
高騰の影響で
野菜の値段が
上がっている
そうだけど
生命が燃焼し
続けるその熱効率は
これから永い
冬までずっと
下方向に
傾いていく
ビニールハウス
栽培の野菜を ....
貴方の傍にいて最近
凄く怖くなるの
悲しい気持ちになるから
出来るだけ顔を合わせないように
泣き声も出せず殺して涙するの

ずっと一緒にいようと
約束したばかりなのにね
私たち少し何か ....
夜更け
車窓に映るわたしの影
扉にもたれて
窓外を見ても
映っているのは
疲れた車内

電車を降りれば
きっと夜風が吹いていて
わたしをやさしく家まで連れ帰ってくれるだろう

け ....
今、線路の上に横たわっている
硬いレールの上に、手、足、背中、後頭部
知覚するには充分な、支える点の数々
小さな振動を感じている
少し浮き上がる体、そして着地する
少し浮き上がる体、そして着 ....
こ、こ、こころがきたない人いやだなあ
うそついてすみません
ソビエト国籍ですが、何か?
つ、つまらないなあ
ば、ばかだなあ
ば、ば、ばかだなあ、あ、あ
あ、あああああ

さ、魚が
あ ....
九月
あなたが好きでした

あこがれの名ばかりを孕んだ
鳳仙花が弾けています
木の葉が
択んで
静かなところへ落ちつくように
黄金の峰からふく風がゆきます

夕暮れがやわく優しく
 ....
シャボン玉に
うつした顔が
空を舞い上がる
はじけると
わたしは幼く
母の布団の中にいる
目覚めると
またシャボン玉が
空を舞っている
13歳のある朝
ひとりの少女が家を出た
それは女の早すぎる自立

少女は市場で自分を売った
18歳といつわって

18歳になったとき 刺青師のもとに駆け込んで
世界一の 牡丹になった
 ....
つめたき夜の独房の
友は石のトイレのみ

叫んでも届かぬ声なら
しぼりだすだけ 虚しく
ゆっくりと 立ち上がって コンクリートの壁を
手のひらで なでて さすって 
あたためる

ど ....
お葬式の帰り
タクシーでいっしょになった
あまり仲良くなかった美代ちゃんと
彼のおもいで話をしようとしたけれど
たいして
覚えてることなんかないねって

シャッター通り
そういえば
 ....
どうせなら
完全に見捨てて

おねがい

半端にやさしくしないで

やさしくするなら
もっと
   胸をはだけた まどろみの昼下がり
   エロチシズムの逆光が
   夢を遮って あなたの愛撫の手が止まる

   なぜ、なぜ、なぜを
   くちびるに言い含めてから
   ゆ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
置き去りの地球草野大悟3*07/10/7 2:47
人間らしさTsu-Yo307/10/7 1:44
金木犀と夜の星吉岡ペペロ207/10/7 1:19
いろ久野本 暁107/10/7 1:03
生存理由白川水007/10/7 1:00
風見鶏207/10/7 0:36
夜感光山中 烏流3*07/10/7 0:33
そうでなきゃあ短角牛007/10/7 0:10
バリアまりも2*07/10/7 0:09
教会に行きますむらさき1*07/10/7 0:01
金木犀ではなく吉岡ペペロ107/10/6 23:40
信仰告白佐々宝砂107/10/6 22:50
蜜柑manabe...4*07/10/6 22:24
カレンダー風音3*07/10/6 21:52
気乗[group]北大路京介5*07/10/6 20:54
国道50号1486 1...0*07/10/6 20:46
あなたでなければみへき渉1+*07/10/6 20:39
ひと雫のPoisonLucy.M...007/10/6 20:03
初秋[group]りゅうのあく...5*07/10/6 19:09
孤独な部屋1人じゃないのにAKiHiC...307/10/6 17:25
こんな夜は風音5*07/10/6 17:15
滑走路狩心4*07/10/6 15:38
ぬ・しずらケンディ0*07/10/6 15:27
九月soft_m...15*07/10/6 14:18
スナップショットで写した空小川 葉5*07/10/6 13:35
牡丹の哀しみ池中茉莉花0*07/10/6 10:34
朝のひかり1*07/10/6 10:28
空へのぼる音ふぁんバーバ...10*07/10/6 10:04
屈折風音4*07/10/6 10:01
逆光九鬼ゑ女207/10/6 9:39

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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