たとえば僕が死んだら
「これで世界はほんの少しだけ平和になった」
とつぶやいて
盛大ではないけどささやかでもないパーティを
みんなで祝ってくれないか
たとえば僕が死んだ ....
期待しないこと
望まないこと
全ては上手く廻るはず
何気無く無為な日々を
風のように過ごしては
喧嘩した日もあったね
(マックでの会話。)
「何食べてんのさ。」
「ポテトは鼻 ....
夜の底へ
冷えて低く這う空気
くるぶし辺りを撫ぜて
そんな空気が僕は大好きで
まるで終わらない空を背景に
風に、ささやかな歌声が、乗って
それは、愛?
確かめるすべを僕は知らない
....
ハンカチが飛んで、
きみのスカアトがめくれて、
ぼくの目線をとらえて、
きみはウインクをして、
踏切の音がして、
知らない歌が聞こえて、
人々の足音が止まって、
ギタア ....
いっぱい言葉を使って
書いて書いて書きまくれ
笑って生きれればいいとか 楽しければいいとか
笑って死ねればいいとか 後悔しなければいいとか
そんなのいらんのよ
必要な瞬間 ....
過去も未来も
空に還っても
あなただけを
愛してる。
きみが泣くときと
ぼくが泣くときが
一緒だったらいいなって
それだけ
・
約束なんて守らなくていいよ
だからいつでも会いに来てよ
星が見えない夜でも
雨が止まない朝 ....
苦しいよ
辛いんだよ
わからないんだよ
不安なんだよ
叫んだの
伝えたの
誰かがわかってくれて
大丈夫って
手を差し伸べてくれて
これは前進ですか・
....
本屋の漫画を読んでいく。
いろいろな漫画の映画を作る。
何かの本を読む。
いろいろな映画の歌が作られる。
本屋の漫画を書いていく。
本を書いていく。
何かの歌が書かれていく。
いろいろな ....
閉塞感
喪失感
虚無感
どんな言葉を使っても
この暗闇を言い表せない
分かってる
他人や世界を否定したところで
すべては自分に返ってくると
そし ....
歌は変わらず
私は ここに
歌は変わらず
そして 私は ここ
午後の日を 浴びきって
街を そぞろに歩き
ふと 立ち寄る喫茶
有線から 流れる
なつかしい 洋楽ポップ
....
…生贄は
すぐには
呑みこまれずに
生き血を搾られ
…わたしは
誰のものでもなく
あなたの中に
儀式の定めどおり
....
のどが呪文をとなえているよ
おふろでもないのにシャボンが飛ぶよ
とおくとおく
欄干があかく染まって忘れられない
だんだん
だんだん
からだをかさねるよりずっと
指のすきまの感 ....
食ショック
飯をくえくえ もっとくえ
安いごはんを 美味しくちょうだい
お肉は
二の次三の次
沢山つくって ベンを出す
モリモリ出たら
皆ハッピー
悲し ....
{引用=抱いて欲しいと言えないままに
時間だけが過ぎて行く}
ようやく暗くなった海の
闇と音に紛れて
貴方は「キスしよう」
と私に言った
唇がただ触れるだけのキ ....
男どもの世界史
スタンリーは銃を撃つ
人が倒れ
憎しみをまた 買いながら
スタンリーは歩く
砂嵐のなか
レーションを 食べながら
仲間は言う
歴史を俺た ....
ミサイル
どしゅー きーーん ドッカーン!
敵艦撃沈
ぴゅーぴゅー パン パン
痛い コノヤロ いたた
ドドドドドドドドドーーー
大気圏トッパ
ズッズル ....
水曜の午後は
bossa novaの和音に肘を抱えて
白い器の縁をみつめている
くるりと立ちのぼる
緩やかな湯気の香りで
部屋中を染める
耳からこぼれおちる
綿のようなものを
すく ....
ちいさな電車だった
いくつも風景をやり過ごした
乗客はいつも決まっている
新聞のにおいのする父と
たまねぎのにおいがする母
シャンプーくさい妹と
無臭のぼく
電車ごっこの紐は
....
指は
君の小さな生き物だった
どこか
遠い異国の調べみたいに
時おり
弾むように歌ってた
君が僕の指を食む
君が
少し子供にかえる
遠いね、
とだ ....
心臓を取り出して
はい、って渡せたらよかった
一番近付いた瞬間に
惜しげなく
薄暗い部屋
間接照明で
輪郭はまどろんでいる
意味の無い言葉や
意味の無い温度で
外側は溢れて ....
わたしにとって、男はあなたひとりです
あなたこそが人間、そして異性の完成型であり
わたしは未熟児 知らないあなたを
魅了するだけの技量があるだけ
(それだけなのでときたま虚しくなるのだと ....
室内を暗く変えるサッシ
閉められた店内に
人はいない
私達は得てして求めることもなく
あの様な暗がりに変わっていく運命を
頭のどこかではなく
魂の何処かで解っているの ....
NoWay NoWay
脳へ 脳へ
歯軋りが聞こえるよ
歯車になりたいと願う成人男性
熱々液体金属漕に飛び込んで
一泳ぎしてこの世から行方不明
部品になりたいと願ったのです
ギア ....
心から引き剥がせない
爪を掛け、力を入れても
肌は阻まず受け入れるのに
血が悲鳴を立てるというのに
傷と跡が掻き消せない
私の過去が殺せない
もっと上手に生きられたらって
泣いた夜も
毎日少しずつ違う朝は迎えにきた
からん、と錆びた音がした
気がする
頭を撫でてくれる手が好きで
これが欲しいああして欲しいって ....
僕は“何かよく分からないもの”
が好きだ
“何か良く分からないもの”
の定義とは意外に難しく
1人が 何かよく分からなく ても
9人が 何かよく分かる のであれば ....
彼は椅子を畳むのが上手かった
足を器用に動かして
瞬く間に畳んでしまう
八脚のパイプ椅子を分けて
両脇に抱えるようにして
収納スペースへと収めていく
彼は日々を畳むことに長けていた ....
あなたのつがえる矢の先は
違わずに私の胸を狙っていた
寸分の狂いもなく正確に
心臓を貫くことができただろう
波の上に舟は揺れていたが
騎上のあなたは狙いを定め
かたわらの主が命じさえすれば ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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