街から香りが消えた

祖国の英雄は

今どこで何をしているのだろう

季節は空白に満ちていた


さよなら

言葉たちよ

透明が流れている

さよなら

言葉たちよ ....
そんなこと

神は言わない

俺達もそうだ

俺達は神話だ

俺達は神だ


俺達は全能ではない

大きな計画のまえで

求めるものがないだけだ

神は言わない

 ....
注がれた牛乳や
たたまれた洗濯物
そういうものから読み取るのは
難しすぎて
未熟な手のひらをみつめ
星座のないことを悲しんでいた

こぐま座なんて
一度も探したことはなかった
い ....
寂しいのです。

一人だから寂しいのです。

寂しいのです。

一人だから寂しいのです。

海を 小高い砂丘から 座って見下ろすような

そんな寂しさ。

私の海には何も浮かん ....
ヒトを抱きしめた、

抱きしめられた。

あの感触が。

まだ微かに残ってる。

寂しくて、

少し強く感じたら、

そこには何にもなくて。

抱きしめられなくて。

 ....
 出会ったのは夏のこと。それから、秋になるまで歩きつづけた。何も持たずに僕らは歩いた。夕暮れから夜になるまで。砂を踏む足音はやがて、乾いた枯葉色に染まっていった。 

 荷物を持たずに歩く僕ら。足 ....
  中学生の想像力は
  万物を強姦している
  おさまるべき枠組みを求め
  有機的な快楽を知りたがり
  夕暮れの廊下を絶え間なく這い回る



  古惚けた水族館に
  佇む  ....
パイ皮につつまれた子羊の肉がある。

ぱりぱりとしたその外皮と一緒に切り崩され、
皿に敷かれた甘く濃いピノノワールのソースへこてんぱんに塗り付けられ、
ゆっくりと口に運ばれることを運命付け ....
満ちるとき 抒情の紙を
火にくべて なにごとも
語るすべなし 封印を
解いて 空を傾けると
月が ころがりおちる   
小さな旅をした
友人の見舞いに

体の力が入らない休日の午後の旅

特別快速で2時間 
刈り取られた田畑が続くぼんやりとした旅程

痩せた友人が微笑んだ
もう大丈夫だと

目 ....
もう
この気持ちを

置き去りにして
歩き出さなければいけない

わかってる

とっくに
さよなら
だったってこと

向かうべき道は
どこかもわからずに

今は真っ白な霧 ....
私は暗算が得意です

なにしろレジ打ちしてるとき

333円の買い物した人がいたので

千円貰って、レジに打ち込む前に

つり銭777円をソッコー渡してやった

私の暗 ....
明日は
晴れるかな

あなたに
会えるかな
いつ果てるとも知れぬ 有刺鉄線
歩哨は立つ
何を見つめ

補給しょう 
サイロの上の刈り込まれた 芝は緑だった
その 小高い岡 
盛り土のいかめしい こぶ
サイロに開口部があって
時 ....
しっばれる 初冬の朝

まだ寝ている良人の顔を 覗き込む
ねこちゃんみたいな目をして
まだ根室の夢みてる

わたしは えい と起きあがり
つめたい水で顔をあらう


と ....
食べ物を摂り過ぎて
体中に凸凹ができる
凸の部分は紙やすりで削って
凹の部分に合わせる
占い師の水晶のように丸くなった体は
光を反射しながら他人の姿を映す
坂道をころころと転がって
純白 ....
黒の絵の具は白色を消してしまう
白は黒にまぜたら灰色になるだけ

なんだかくやしいね

そう思う私は何色なんだろう
 
 
 
いつのころだったか、わすれてしまったし、どこからきたのだったかも、はて、となってしまった。体温のようにそこにあった、ぬくぬく、や、ぬるまゆ、や、ぬめり、にみられる、ぬ、的なもの。それ ....
夜空を見たら
牛車が空を飛んでいた
月に吸い込まれるよう
かぐや姫が帰るのだろう

生まれたことはきっと幸福で
この地球もきっと美しい
そこに苦しみがあったとしても

街並みの家を見 ....
野菜を切る音で目が覚めた
炊飯器からは蒸気が上がっている
優しい声に誘われるように
欠伸と同時に体を起こして
山吹色のカーテンを開けた

物干し竿には雀が二羽
番を組んで仲良 ....
うまく書こうなんて思わない。


しかし誰にでも届く言葉で書きたい。


かといって共感を得ようとは思わない。


もちろん、ここで何かを成し遂げる気はない。


傷を見せるの ....
私は毎日あれやこれやと考えて
肉や魚を刻んで焼いて
お皿に並べてあなたに出してる。

するするすると あなたの口に吸い込まれ
気がつけば今日も
色のついたお皿が残る。

私は毎日あれや ....
わたしがまだずっと若くて
恋を信じていた頃のこと
大好きな恋人に
捨てられて
それでもしつこくして
嫌われて
あんなに好きだって言ってくれた人が
変わってしまったのが
どうしても信じら ....
予定だと
僕は今日の夜
あなたを攫ってしまうのですが
あなたはどうお思いですか

いえ できれば
選択権の存在は
忘れてお答え頂きたいです

さて 今しがた空から全ての暖色が
消え ....
いらないものがおおすぎるんだ
ねえ私たちは


両手でそらをはかろうとする
出来ないよ
できないよできないよ
わかってるのに希望をすてない
あしをとられて倒れこむ
砂地 ....
宇宙は膨張していることを知っているかい。
熱力学第2法則を知っているかい。
ようするに生きているものは死に、全ては無になってしまうということだ。

じゃあ人間の生きる理由ってなんだろう。
二 ....
いつもの笑顔じゃなくて
落ち着いた笑みを浮かべて
紡がれる言葉には
貴女の決意が見えたの

船出が近いのね

一緒に笑って
一緒に泣いて
たまには喧嘩もして
すぐに仲直りして
 ....
ベランダで
煙草をふかして
星を見ていると
男って悲しい生き物だと
僕は
思う

君の瞳に
かくせない色を
見つけたとき
君は
黙ったね
女ってせつない生き物だと
僕は
思 ....
らくだ
らくだ
月夜のらくだ

らくだの黒目は何を見る
地平線の果てまでも
星明かりのみ

らくだ
らくだ
月夜のらくだ
かなしみもよろこびも
おまえには見えるのかい
ドガは悩んでいた
 俺も詩ぃ書いてみたいんやけど
 なんかこう、湧いてけえへん
 インスピレーションっちゅうのかな、ようわかれへん
と、マラルメに相談した

マラルメはなめらかに答えた
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
空白な季節吉岡ペペロ107/10/15 0:19
男達の神話007/10/15 0:16
こぐま座ポッケ4*07/10/14 23:51
いつかのいつか短角牛407/10/14 23:48
HUG。狠志307/10/14 23:46
無題(出会ったのは夏のこと〜)カワグチタケ...507/10/14 23:08
鯨のペニス草野春心307/10/14 22:45
幸福の外皮207/10/14 22:40
そろもん(宵の歌)みつべえ207/10/14 22:18
旅の思い出にいねむり猫407/10/14 21:49
果てまで風音2*07/10/14 21:37
私は暗算が得意です[group]むむ107/10/14 21:34
明日は晴れるかな風音4*07/10/14 20:56
補給しょうは夢見るのかアハウ107/10/14 20:19
朝の香り池中茉莉花5*07/10/14 18:38
摂取狩心4+*07/10/14 18:18
私色raira107/10/14 17:55
カルネヴァーレ[group]nm61207/10/14 17:13
生老病死いまじん3*07/10/14 17:03
Sunday Morning1486 1...4*07/10/14 16:20
夢男udegeu...0+*07/10/14 16:00
皿のアトリエSouko107/10/14 13:18
幸せの土壌チアーヌ507/10/14 12:20
退路守 緒世留107/10/14 10:58
少女たちと海についてアオゾラ誤爆8*07/10/14 10:15
生きる理由sora22...107/10/14 9:15
風をうけて優飛707/10/14 4:47
無題渡辺亘2*07/10/14 4:03
砂の海にて307/10/14 4:00
ドガガガガ楢山孝介2*07/10/14 2:05

Home 戻る 最新へ 次へ
4421 4422 4423 4424 4425 4426 4427 4428 4429 4430 4431 4432 4433 4434 4435 4436 4437 4438 4439 4440 4441 4442 4443 4444 4445 4446 4447 4448 4449 4450 4451 4452 4453 4454 4455 4456 4457 4458 4459 4460 4461 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.78sec.