もしも貴方が
私のロミオになってくださるなら
私は私の一切を
貴方のあしもとに投げ出して
世界の果てまでついていく
柵なんて
あってもなくても
いっしょ
真下は
みないの
遠く
広がるものだけ
高みを吹く風は
乾いていて
梳いてゆく
大きな
大きな
櫛の目で
こころ
なぶ ....
みんなが人生賭けて頑張ってるのに
頑張れない自分
闘争心の無い自分
なんとかその場に立っているだけでいっぱい。
そういうのが、すごく寂しいことだって
刻み込んだ日 ....
野いちごを食べて、細いけものみちをわけいった。
蔦が絡まる門が、行き止まりを告げているが、
白い壁に覆われた一対の塔をもつ建物は、
わたしを甘い蜜のように誘惑した。
とり憑かれたように、門をく ....
おう、坊主
ひとつ、言い忘れとった。
ありったけの情熱を使ったれ。
溢れんばかりのお前を刻むくらいの
価値が世界にはある。
人生はな、
儚きサファイアやで。
ま、よ ....
瞳をこらして捜した
街の雑踏 夜の隙間 心の中
壊れた街灯の下
空を見上げた 滲むように 浮かび上がる 星屑
ひとつひとつ
零さないようにつないだら
白く輝く星座
想い出 ....
いまさらに つけくわえるべき
ものはない 言葉のおくつきに
まいばん 血まみれで
ひげを剃り あおざめた
馬にのって 詣でる
東に開かれた 窓があった
ソファーにもたれて
書物に目を落としていた
部屋を採光された 光が
うねり 本を照らす
読み継ぐ事に 少し疲れ
目を空へと あげる
陽光は石をも貫き ....
酔いどれ詩人にでもなろうか。
二人して。
もう、何時間だろうね。
飲み始めて。
店も閉まるそうだ。
うちで飲もうか。
酔いどれ詩人にでもなろうか。
君の詩でも ....
ねえ
もしも
あなたの気持ちが目に見えるなら
こんなにも
不安にならずに済むのにな
....
お酒を飲む。
未成年だけど。
お酒飲めば、死にたくなくなる。
くらくら。
ゆらゆら。
私は、強くなる。
自分を守るために飲む。
て、言いながら
次の日には、二日酔い。
ふしゅしゅ。
....
夜を待っている
ふたしかな
悠久が続いている
喫茶店の
明かりが濃く輝いた
そとは秋の夕暮れ
木琴の奏でる音楽
良実という名前を
胸で鳴らせている
....
本当の入り口はどこだったのか
わかったのは
いつだったろう
どこまで上昇しても
融点はなく
波はひきかえしてゆく
そうやって
のまれても、のまれても
打ち上げられるしか
なか ....
秋じゃなければできなかったのでしょうか
空洞は風が増すほどに
流れてゆきます
いちにちの日短さ
胸の欠けてゆくそして
焦げてゆく茜の陽
沈んでゆき夜になる前の隙間で ....
消えゆく光と
生まれゆく光
すべての光を救いたいなんて
無機質な優しさを振りかざしては
何も出来ずに立ち尽くす
アルタイル
ベガ
アンタレス
それ以外は皆同じ星でし ....
空にたつ少年
キャンバスを粗く擦ったような
雲をみあげる
銀色の髪
長袖Tシャツとバスケットシューズ
細い骨の孤独を
風に{ルビ晒=さら}している
視界に収まらない空
どこからがは ....
公園の水のほとりで
老人が自爆している
ソフトクリーム胸に突き刺しながら
芥子色のニット帽が
つぶれて落ちている
喘ぐ声は、聞こえない
だ ....
言葉のはじまりが 歌だったなら
世界はどんな風に 変わっていただろう
壁画のはじまりが 言葉でなくて
絵のはじまりだったら どんな世界になっていただろう
石を彫 ....
わたしのお家にはおおきな窓があってね
その前にすごくちいさな廊下があるの
そこで ひなたぼっこしてあなたを想っている
お茶とお菓子を用意して 何時間もそこに
上着を羽織って ....
*今日こそは、と心諌めて楔打つ /くさび
*いえ、別に…そう言い捨てても過去消えず
*捨てました。捨てた分だけ虚しさは増し
....
育まれた命が
今はまた別な
少し大きな動物を
育んでいる
なき声は言葉であり
懐かしい響きでもあり
意味はまだどこか
はるか遠いところにある
育まれた意味は
やがてまた別な
少し確 ....
群生する草木の
やがてはその根の深いところへ
むさぼって、むさぼって、
貪り尽くして やがて
ひとすじの地層となって閉じていく
のが わたしたち。
一匹の蜘蛛の
ぎんいろの糸を端から切り ....
うちにはコアラもいないのに
ユーカリの木があります
暖かいオーストラリアから
日本の東北地方へやってきた
寄せ植えにちょうどいい大きさだったの
さんざん使用したあげく
花壇の一部に鉢植えの ....
根を張れ
根を張れ
川底で流されるようなやわいのじゃ駄目だ
コンクリートの片隅に根を張れ
目の前を誰かが通り過ぎていっても
根を張れ
土に埋まって見えなくなっても
根を張 ....
暗闇に光る君の瞳
影から影へ移る君の姿
君は夜に生まれたから
そのまま夜を身にまとい
ひとり息を殺して闇を行く
夜は君の姿
闇は君の心
影は君の名前
そして沈黙が君の言葉
けれどそん ....
{引用=
それは久しぶりに口を開けたのでケーキをつっこんだら美味しそうに食べた
長年口だと思っていたが呼吸もしないし食事もしないので不安だったのだが
こうなれば他に食べるものも調べたいと思ってた ....
のびきったラーメンなんて
食べたくないし
食べてほしくもないから
そう遠くない将来
広いキッチンの
我が家に
誰かの真似して
産声あげて
誰かの真似して
息、始めた
誰かの真似して
啜り泣いて
誰かの真似して
息、止めた
海より濃い塩味液体舐めて
夜より暗い閉鎖空間にいた
この ....
冬を待つ秋の夜空は冷たくて遠い
冷えた思考は昼間を忘れ
誰かを想う ただそれだけで
思い出すのは笑顔と感情
嬉しいと笑うあなたを感じ
嬉しいと思い私は笑う
春夏秋冬の季節はなくて
思 ....
きんらきら
きんらきらきら
きんらきら
ふじつぼの
まわりでも
きんらきら
いがいぽろりと
おちてきて
これさいわいと
きんらきら
....
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