ぼくはぼくが優しく振舞えば
君が落ちることを知っている
君の瞳にはそう書いてある
でもそうしたところで
その先には何もないのだ
ふたりともたちまち痩せ細り撤退するだろう
愛の前線には敗北が ....
合わせた背中の


その裏の


鼓動がわたる


2丁目に


ちょこんと正座の


恋心
上を向いて歩いたら
足元が見えずに
100円玉、拾い損ないました


下を向いて歩いたら
空が見えずに
流れ星、見損ないました


だからまっすぐ前を向いて歩くことにし ....
女が泣くのはきまっていつも
金曜の夜
それも真っ黒な空に
針月が突き刺さった夜
だから月に二度はそんな夜が来て
女はおいおい膝を抱えて蹲る
女の涙が夜に垂れ込める

酒に酔った男が一匹 ....
    かげろうが乱れとびだすのです
     ひび割れたトルソの脊柱から
       刺客が襲いかかるのです
    凍てついたタナトスの陰影から
それは半生のあいだ生かされているのに
 ....
欲望絡みつくアラビアンナイト
踊り子の華麗なるベリーダンス

マハラジャは結婚を申し込むが
踊り子は首を縦に振らない

彼は強大な財力を使い
あらゆるものをプレゼントした
 ....
Q1.ご飯が食べたくなって 泣きたくなったことありますか

Q2.ご飯が汚くなって 吐きたくなったことありますか

Q3.ご飯が泣きたくなって 食べなくなったことありますか

Q4.ご飯が ....
木犀が息をする

星が散らばる

中天に傾く

オリオンを探す

あっちが南か

僕は独りだ


夜はとめどなく

秋の透明な孤独を

人はとめどなく

見えない ....
                 071018


ダダダダダダッ!
ダジラが走る
ダッダッダッ
ダッシュボードが
噛みついたので
かりんとうのお化けが
絡むように拗ねるように
ア ....
罪悪感と後悔の記憶ごと

召し上がれ

滴る赤に

拳の痛みも混ぜ合わせ

吐き捨てた種に言い訳を含ませて

横たわる証に

土を被せたら

まるで被害者みたいな顔をして
 ....
シリカゲルの砂浜に打ち寄せる波間に
ひとを仕合せに出来る鐘が見えた気がした
それは瞬く間に沈んでしまったけれど
少しだけ笑顔を取り戻したカモメのジョナサンが
何かを叫んで実家に帰ったんだ
眠 ....
みんなが
願いごとを
かけすぎたせい?

叶えることができないから
消えてしまう星。

それとも
願いごとが叶ったから
かわりに消えてしまうの?

ううん

星が落ちるのは
 ....
どく、どく、と
森と、甲虫を熱くした樹液の脈拍の
どく、
夏の最後の一拍、
の響き終わったあとの静けさが
そっと割れて、孵る、
リ…、ひとつ、
生まれたての、震える鈴が
震 ....
手作りケーキのお店で
あなたを愛した
愛したあなたは
ケーキを作った
作ったケーキは
おそらく誰のことも
愛することはなかった
その向こう
山と海とが
平行に交わっている
窓か ....
破れぬ夢を引きずって
銀色の夜明けにたどり着いたら
大きな花火を打ち上げよう
ただ黙って抜け出した真夜中の後に
大きな花火を打ち上げよう

リタのダイナーはようやくシャッターを開けて
眠 ....
着飾った女が、艶めかしい足で
ズタボロの男を、誘拐した
私の中身になってと言って
二人はひとつになった/
―― それと同じ時代、同じ場所で
中身が溢れるほどの女と男が
激しい海にふたり彷徨 ....
雨の絶えない戦場だった
沼に入れば、蛭が喜んで血を吸う
足は腐り、ブーツも履けなくなる
ゆっくりと眠る事はできず
片手に銃を抱き抱えたまま
落ちてくる雫に、耳を澄ましていた

近くで地雷 ....
夕暮れと同じ色をした
雀の群れを乱しては進む
道標を飾る白い花
いつの世も悲しい子らはいる


わずか数秒のねむりのつらなり
分かるはずもないくりかえしのわけ
ねむりのまま ....
電車の窓の向こう側の、外の風景のその先
右から左へと過ぎ去っていった心象の中に
少年の頃の自分が口をパクパクさせて泳いでいる
僕は餌なんか持っていない、それなのに
少年の頃の自分が口をパクパク ....
あんなにも苦しくて
忘れられずにいた
君を置いて

いともたやすく
僕は笑えている

振り返るその先に
君の姿はもう
失くなっていた


夕暮れ

青い雲 ....
譫言のような、
垂れ流した汚物のような、
あなたとわたしの行為
が、
恥ずかし気もなく赤線地帯を飛び越える勢いで、
作用していく


秋だった


幼さには拍車をかけたし、
さ ....
ああ、十月の田園よ
田舎よ
ぼかんとした昼間よ
丘陵地帯よ
金山よ
見慣れぬ重機よ
ナマズよ
小魚よ
真っ黒なヘビよ
ぼくはもう五十にちかい
宿の女将と何度視線が合おうと
手を出 ....
信号が青になり 
「通りゃんせ」の唄が流れ 
人波に紛れ横断歩道をわたる 

若い市議会議員はひたむきに 
「よろしくお願いします!」 
そ知らぬ顔で通り過ぎゆく人々に 
自分の顔がにっ ....
やったわ休みよ

起きなくちゃ!!

だらだら昼まで寝ていたら

お洒落に決める意味がない

お化粧コーデに費やして

気付けば辺りが真っ暗よ!

さあ起きて!

リボンコ ....
変な格好で
変な事言って
変な笑いがおきる
何度見ても意味不明

空気も読めず
トークも出来ず
キャラに頼るから
すぐに飽きられる

でもテレビ局に痛手はない
 ....
日中というものは 
人前で働く時に 
何処か怒った風貌でいるのです 
そうでもせぬと 
いつも背後に立っている 
怠けた腕をなよなよ伸ばす 
自分の影の手招きに 
ずるずる 
引きずり ....
ある夜
なんとなく海へ行くことになった
夜半を過ぎた頃
仕事が終わった開放感の中で
私たちはあやふやな関係のまま
さっと車に乗り込んだ

何気ない話題に
途方も無い話題
ラーメンの合 ....
全てを飲み込んで許し
傷つけ吐き出す


片足がほろんでいる男の
肘にぶら下がる女

際限なくせばまり風にうずまく砂は
常に何かを形作ろうとし瞬間
走るように崩れ去り
うめきすら ....
真っ直ぐな迷路を歩いている



ゴールなど見えないふりをして歩いている



真っ直ぐな迷路を歩いている



スタート地点はもう見えない



真っ直ぐ ....
産まれて来なきゃ よかったと
なんども なんども
いのちを呪った

だれかの死刑のニュースが流れるたびに
うらやましいと思う日々

だけどいま

子どもを産みたい
子 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
湖心 八A-292*07/10/18 21:51
37.5℃ネ々コ1*07/10/18 21:02
前を向いて歩こう[group]むむ307/10/18 20:24
usura-baka 九鬼ゑ女407/10/18 20:13
喃喃と信天翁107/10/18 19:44
アラベスク[group]1486 1...3*07/10/18 19:26
水と塩で6日目 変性意識体験板谷みきょう0*07/10/18 18:06
木犀の息吉岡ペペロ307/10/18 17:30
笑顔あおば3*07/10/18 16:10
柘榴彌月2*07/10/18 14:49
空き缶虹村 凌6*07/10/18 13:46
星が落ちるのは風音4*07/10/18 13:23
水深浴A道化707/10/18 13:09
教室たもつ807/10/18 12:37
創書日和「酒」[group]虹村 凌1*07/10/18 12:19
崩れかけた熱情狩心3*07/10/18 10:20
深まる森1*07/10/18 10:07
波とかたち木立 悟1007/10/18 10:02
レールの上結城 森士4*07/10/18 8:06
秋の風れるむ307/10/18 2:26
昼下がり、爆破の前に。哲子3*07/10/18 1:30
湖心 七A-291*07/10/18 1:27
信号の唄 服部 剛307/10/18 1:26
おでかけ梓ゆい107/10/18 1:20
お笑い番組1486 1...1*07/10/18 1:12
風のなき声 服部 剛307/10/18 1:03
運転しながら考えていたことSouko107/10/18 0:46
砂丘ふるる21*07/10/18 0:16
迷路あさみ407/10/17 22:59
新しいいのち池中茉莉花1*07/10/17 22:58

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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