冬、でもない
パンダでもない
みんなとんでもない
あぁ、プロパガンダ
生贄の檻、ひとり、ひとり、ひとり、
火の鳥
永遠の命を運んでくる前に
永遠の檻
秋、でもない
あられが降って ....
小学生たちは背が高く
女子高生たちはスカートが短かった
昼をつかって観光地を案内してもらう
商用と夜の食事をすませてホテルにつく
湾と夜景をすこし見つめて
パソコンのチェ ....
その道を行くのだ!
巨大なスフィンクス
詩人達の間を抜けて
理性と情熱
我らの持ちうる 全て
詩人の謎に答えつつ
渾身の一打は この胸にあり
遊撃しつつ 通過してゆけ
ラン ....
またひとつ あらたな
欠落を ありがとう
ともに ぎんいろの
ページを すごした
しめやかな 夢の小冊
開かないドアの前
ポケットを探すけど
鍵がない
?耳を貸して?
例の彼女が僕の耳を捕まえて
唇が触れるぐらい近付き
水のせせらぎみたいな響きで囁く
?あなたの鍵を ....
ハンバーグにするか、冷やし中華にするか、困っている
あの上司、現場のこと何も分からないくせに、意見だけ言ってくる
待ち合わせ時間過ぎるのはいつもの事、あいつ化粧に時間かけ過ぎ
ベルを ....
戯けすぎた道化師は /ふざけ
転がり続ける何処までも
地球というちっぽけな玉の上
えっ、なんだって?
「おまえには似合わないよ、その口紅は」
そういうあんたはどうなのさ
強 ....
長崎の夜景がきれかった
それを見て
こころもそう
動かない俺なのに
ひとりで口に出していた
街ぜんたいが
坂にこんもりとしていて
それは
生き物たち ....
星の砂は生きている。
あれは一種の虫で、海藻に付着し表面の殻を通して息をしているのだ。
何も考えていないから滅びるのではない、
と誰かが言った。
思考するから、滅びゆく ....
ブルンブルンとしたコンニャクは
もともとイモからできるのです
イモのままでは味も淡く食べにくいから
しだいにコンニャクに固めて
色んな味をつけて
出来上がっ ....
おもいは目線のさきにあり
よそう前に 両手あわせます
名前も住所もしらずに ここにきたこと
目線のさきは しろいしろーい もちもちのふんわり
とどきすぎる、炊けるにおい
今夜 いっぱいぶ ....
水色の傘の中
きみを同じセカイに
呼び込んだ。
ネェ、イッショニ、イヨウヨ。
きみが
違う誰かにウツツをぬかしているうちに
アタシの ....
落ちる 落ちる 砂の中
時が
無防備なままの
ぼくを浚う
弾かれた夢が
埋まる 埋まる 無限の底
時が
呆気にとられている
ぼくを包む
痞えた心が ....
両の指を痛い位絡めて
錆びたフェンス越しに友を見ていた
立ち入り禁止区域
思い切り高く遠くへ放った
僕達の鞄
一瞥して走り行く
君の ズザザと力強い
足元の埃
駆け上が ....
時間は意識しなければ
いつの間にか流れているけど
本当はこうしている間にも
一秒一秒刻々と動いている
僕達はそれに気付かずに
過去にしがみついたり
....
ひとつふたつと
どんぐりの実を数えながら
息子は
年の数をおぼえた
ぼく みっつ
小さな指で
小さな生き物のような木の実をつまんで
みっつの命をならべていたが
あっというま ....
例えキミが
涙を流していても
怒りに駆られて苛立っていても
不安に溺れて震えていても
笑顔でいるキミと
同じように
....
そして いつか
魂が おさまる場所
魂と肉体が完全に同期して
なに 過不足ない 満ち足りた
まわるい場所へと
全て 全ての 人々が
人生を楽しみ
取りたいだけの 汗を流し
満ち ....
私は、私の影であり
影は、影の影である。
どこまでも
黒く透ける現し身を
冷たい風がなぞり
さみしい熱を奪い去っていく
だからといって みたされることはない
このささやきが、色づ ....
この出来事は理性ほど明確ではなく
湖に沈んだ沈殿物のように淀んでもいない
投石機が飛ばす燃え盛る岩よりも怒りをたぎらせ
鏃に塗られた猛毒よりも残忍なんだ
城門を壊せ
死体は ....
キミと一緒に居る事で
あの日々が煌きを失うのなら
キミの首に手を掛けてでも
僕は守りたい
まだ今なら間に合うはず
だから、
その眼に映るのは
いつだって僕だけでいたのに
他の誰も立 ....
広がる暗い空の下
孤独だと感じてしまっても
感じてしまっているだけ。
本当は違うから。
孤独なんかじゃない。
そう感じてしまっているだけだよ。
わたしに声が ....
だきあうとき
ぱずるがはまったように
わたしはかれのなかにおさまる
しんぞうのおとがきこえる
せっけんのにおいがする
きすやせっくすはしていても
こんなにしっかりと
「だきあう」こと ....
すきなひとの
はじめての恋人は
十も歳上の人だった
彼女には恋人がいた
それでも愛があったのだと、彼は言った
その
立ち入り難い
聖域のような空間から
彼を離そうとして
煙草 ....
地図の上で抱き合った
そうすれば、どこへでも行けると思ったから
どこへでも行ける手軽さは
どこにもいない悲しさで
そうして、
ことばにできず
ただ抱き合った
飲みかけのペプシコー ....
ガラス張りの夕日を浴び帰途につくと
錆び切った列車がホームに転がり込んでくる
赤い鉄粉を吹き散らしながら
天を衝く花籠
店の名は
物言わぬ圧力の墨で書きなぐられる
灼けつい ....
草も木も、昆虫もばい菌も、
そして私自身も、この大宇宙の中で、
生きたいと思い、楽を求める。
万人の人間たちが、
協調し、争いながら、
不幸と幸福を味わい、所有物を増やそうとしている。
....
最近ろくなもん食ってないから
なんかちゃんとしたもん作ろうと思って
麻婆豆腐作ったら滅茶苦茶うまくて
そのうまさときたら無駄にうまいというか
激スパイシーっていうか鬼スパイシーで
でもどこか ....
マーガレットの花の綺麗さを
1ハナハナとするならば
君のかわいさは80ハナハナくらいだろうか
君は僕のことを好き嫌い好き嫌い好き
占って嫌いで終わってしまうと
40ヘナヘナで芯をくるくる ....
この時代、未熟な力が求められている。いまだ生まれえない、いつ
までも成長することのない力。たとえば秋のにおいのする草原に行
けば、妹という名の下にそれはごろごろと転がっている。妹のやわ
らかさを ....
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