友達と向かいのベンチに座って話す

「あの娘かわいいな」

え?なになに?

身を乗り出すように、がばっと振り向いて

その瞬間に体中に電気が走ったんだ。

こんなの初めてだった。 ....
天女様の羽衣は
潤んだような
緋色でないといけんのですよ

『{ルビ緋竹=ひちく}の王妃』―羽衣―

其の天女の人形が気に入ったですって?
はあ
お客さん
お目が高い
珍しいんでご ....
頭突き みんな辛いと言うけれど

隠して閉じ込め蓋をして

何処がどうだか解らない

いつも一人で悩み抜き

ドツボにずるずる落ちて行く・・・・。

辛い・・・・

辛い・・・・

 ....
ある空き地の前を通ると
泣き叫んでしまいそうになる
通い慣れて遊び倒した家を思い出して

我が家より我が家だった

主を失った家は売られ
しばらくして潰された
ショベルカーがガリばりと ....
似合わないことやってやろう

心にもないこと言ってやろう


本当のじぶん、なんか存在しない

生きてゆくこの宇宙の法則に

どおんと我が身を任せてしまおう


似合わないこと ....
わたしはパチンコはしません
親の遺言で
「パチンコはやってはいけない」
と言われたから

まだ
死んでないけど

わたしはビリヤードがしたいのに
奴等はダーツの話で盛り上がっている
 ....
生きてゆくためには
強くあらねばなりません
にっこりと笑えなければなりません
もつれた糸をいつまでも足の指先にひっかけて
思い悩んでいてはなりません

電信柱ほどの高さに浮いてい ....
背中から右足にかけて
立ち上がるたびに
座り込むたびに
鈍く鈍く走る痛みは
もう一月ほど続いている

目の回るほどと言う比喩が
何処までも陳腐に響くほど
此処最近の記憶は
仕事と痛み ....
君はつまり誰でも良かったんだ

淋しさを紛らわせる事ができるなら


誰も懐には入れたくはなくて

でも、一人では淋しすぎて誰かに傍にいて欲しくて


君はつまり本当に誰でも良 ....
先日詩人の夫婦に会い 
日々寝不足の夫の目に
{ルビ隈=くま}ができていたので 
妻に「大丈夫?」とメールした 

妻の名前で受信した 
返事の中味の文字からは 
「大丈夫だよ」と
夫 ....
鏡のなかの じぶんを
こわすこと ぼくにも
儀礼の ときがあって
いまでも その破片が
胸郭に ささっている
眠り飽いても肉の身は
休みなしには居られない
文字も音も最早ただ記号
妄執にままに浮き沈み
醒める朝のおぞましき
皆揃いに揃って終息へと向かう
くたびれた終列車に乗って
規律正しい、けれど弱々しい
街灯の列へと突っ込んでいく

こうやって抜けていく
現実を
夢となぞって
ねえほら、もうすぐ

 ....
おもてむき静かな
地下の濁流のような衝動
ガラス窓に映った顔だけがほくそ笑む
いつか
ナイフで蜂を殺したときの壁のいくつかの穴に
あのこを切り刻んで少しずつ詰め込む幻覚を見た
 ....
僕のこと 愛した君は もうここにいない
君のこと 愛する僕は まだここにいるのに



いつからか 僕の思いは一方通行
君に通行止めくらって
抜け道捜して 必至に迂回してる


 ....
少し大きな動物が
足元に横たわってる
景色にあるどの線にも
斜めになって
昨日からの続きのように
滑らかな呼吸をしている
その鼻先から
しばらく行ったところを
とうがらし売りの少女が
 ....
潮音、拡やかな幸福
海の縁に腰かけていた
中埠頭は青くあり
ごうごうと鳴るごとに
背骨のきしむような気がして
足首をさらう水音で紛らせている


波間に叫ぶようなことばを
持ち合わせ ....
3日前に職場で腰を痛め 
うずくまったまま動けず 
車椅子に乗り
整形外科へ搬送され 
9年目にして初めて 
10日間の秋休み  

今日も午前10時の朝食を終え 
ほがらかな日のそそ ....
コンビニの店員は仏頂面で言う。
夏が終わった。
夏が終わった。
夏が終わった。
夏が終わった。

恋人は時々お前はどっかに行ってしまいそうだ、と言う。
事実、私はシチリアに今すぐにで ....
あいわなびーべいべ
あいわなびーよべいべ

僕は君のことが好きすぎてもう
いっそのこと君になってしまいたいと思うんだけど

僕が君になってしまったら
君になった僕を愛してくれる人が
い ....
日曜の朝はふしぎです

朝のかたまりを感じます

昼には暮れる

朝のかたまり

生きていること以外

自由にあふれたかたまりです


駅からの人の群れ

なにかの試験 ....
知らない町の

うろこ雲

宇宙の丸みが

地球かな

知らない町の

きみ、轍

漂うかおりが

風ひやす


さりとて僕は思うのです

ときどき天気は東から
 ....
■水槽に鳥を入れる。


■「その先はぼくが眠ることにするよ」


■日記からみた夢日記がそうであるように、夢日記からみてそうであるような日記を書くこと。


■ぼくからみた君が ....
寒い部屋


出口は無くて


唯だ独り


袖を伸ばしては


視えない明日を


待ち侘びる


欲しいのは


子宮の温かさ


スープの ....
街に堕ちた爆弾
君の棺には白い花を入れよう
重油の涙を
燃やしてあげるよ

地に還る屍
其れすら越えた先を飛ぶのさ
いつかの誓いを
救ってあげるよ

瓦礫の向こうに続いてゆく空
 ....
人の角度から自分を見る。可笑しくって少し直す。
鏡よりも他人を見ている。必要なのは真実さえも覆う表皮。
日記を書く日が減った。飛び飛びになる記憶と言葉。
手を繋ぐことが無くなった。今は離れ ....
ほんの少し口元緩めて、気を抜いて、喋っていたら、

心を傷付けそうな凶器をあなたに向かって放っていました。
あたしが死んで50年経ったら、


あたしの言葉を勝手に使ってくれる人がいたらいいと思う。
 くるるるるるる・・・ 


羽ばたいて 
空へ吸いこむ
黒影の 
鳩の言葉は訳せない 


 one は one 


   一 は 一 


 「愛」 は 「Lo ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
恋にオチて短角牛007/10/24 1:12
緋竹の王妃蒸発王2*07/10/24 0:35
赤ん坊にしてみたきことA-292*07/10/24 0:12
帰り道 〜シリーズ仕事1〜梓ゆい107/10/24 0:07
背高泡立草木屋 亞万1*07/10/23 23:51
似合わないこと吉岡ペペロ307/10/23 23:32
わたしは蒼木りん107/10/23 23:15
生きてゆくためにはねむこ107/10/23 23:07
空はまだ灰色に染まっていない松本 卓也107/10/23 22:28
さようならの希望杉山 さち307/10/23 22:17
「 卵 」 服部 剛407/10/23 22:17
そろもん(残の歌)みつべえ407/10/23 22:08
徒然 二鎖骨2*07/10/23 22:07
されこうべと終列車かのこ307/10/23 22:01
きっと鈍痛のほうがより涙を流せるホロウ・シカ...3*07/10/23 21:56
ぐるぐる柚木107/10/23 21:31
少し大きな動物たもつ907/10/23 20:11
青の王国日向夕美407/10/23 20:09
秋休み服部 剛8*07/10/23 19:46
夏なら終わりましたけど。菊池ナントカ2*07/10/23 19:02
合羽奈美udegeu...0+*07/10/23 18:47
日曜日、朝を行く吉岡ペペロ207/10/23 18:06
知らない町の107/10/23 17:39
無題10010207/10/23 17:31
okay.manabe...1*07/10/23 17:23
fractal000207/10/23 17:13
[18歳]東雲 李葉1*07/10/23 15:23
[会話]007/10/23 15:17
[著作権]1*07/10/23 15:15
伝書鳩 服部 剛6*07/10/23 14:37

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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