ただ君の胸にはいつだって真実がありますように 明るい照葉樹の森で
点滴を打ちながら
二酸化炭素には気をつかっている
ロハスな昼下がり

生き方にまで
流行があるのだから
死に方にも流行があるのだろう
思いのままに生きられない
狭 ....
「親父はがんもどきだね」 
「お前は豆だよ」 

「母ちゃんはさといもだね」
「いいやじゃがいもだ」 

「婆ちゃんはもはや梅干」 
「それはそうだな」 

ぱりっとした衣に
じゅ ....
水素と炭素と
マグネシウムや
カルシウムが集まった
この体という集合体

元素記号が絡まって
生まれては消える細胞の中
生き残ろうとする意思が
成長と知恵を生んだ

命長らえ
楽 ....
くらがりのへやで
みたされないおもいをうたって
いろがついてくもじをなぞって

ほんとうはきみがすきなんです

よにんでながめている
ひかるがめん
そのあいしてるは
だれにうたってる ....
言葉なんていらないなんて言ってみる。
水族館はもう飽きた
ぼくらは都市を閉じ込めたかった
一瞬を
フラッシュをたいて、めをつぶらぬよう
外は豪雨と雷
出られないね、とつぶやいて
 ....
僕の役目は彼女を守ることだ

彼女は毎日目覚めてからすぐに手を洗い、歯を磨く

30分、時には1時間をかけてその行為に没頭する

その間、僕の声は聞こえていない

どんなに大声を出して ....
適当に理由をつけ合法的にサボタージュする
屋上は少し寒い季節です
受けなくても人並みに点数取れる授業は受けず、
今日もイラストボードにシャープペンシル&消しゴム水彩絵の具
これだけあれば俺は泣 ....
冷たい井戸の水を汲んだら
とたんに雨が降ってきた
開け放した口に次々と
重たい雨粒が入ったり砕けたりした

久しぶりに自由に飲める水だけど
濡れて帰ればまたぶたれる
痣は青い花のように
 ....
シューズボックスの中で朽ち果てていく過去は
いくら叫んでももう遠く届かない場所
あのころおまえが一番好きだった
動脈を流れる血のような紅いヒール

汚れた爪先にくちづけをして
 ....
秋の夜の 
冴えた月を見ようと思い 
夕餉の前に 
門を出る 

静まり返った虫の音の 
時折闇の茂みに響く 
川沿いの道を歩く 

背後から 
車の近づく音がする 

ステッ ....
語りおえたら
息たえる そんなふうに
純一の機能を
持たなかったから
よかった とも言える
呼びかける名を一瞬ためらって
声は父の枕元に落ちた

あの日
医師から告げられた、
難解な病名は
カルテの上に冷ややかに記されて
希望の欠片も無く
黒い横文字となって嘲い
無情に ....
窓から忍び込んだ風 僕の生まれた季節を運ぶ
少し風邪気味だって言えば 心配してくれるかな

愛って凶器と 孤独って盾
矛盾を生むことは 必然だったのかな
最後の最後まで その優しさに 甘えて ....
罪を犯した私が
どこへ逃げようとも
誰の許しも乞うことはできない

たとえ誰かが許してくれたとしても
何も変わらない
置いてきた事実は
過去の中

あなたでさえ
私を許してくれるは ....
 新宿駅/十月某日/中央線/轟音/オレンジの車両/轟音/エスカレーター/南口改札/ざわめき/人/人/人/ヒト/ひと/ざわめき/僕の感情/(ガガーーー・・・)灰色の(ピーーー・・・)砂嵐(グシャ .... 赤ちゃんになった気分で
ベッドの上で眠っていた

あやす声や 子守唄を聞いて
がらがらをまわして わらっていたの

あなたはお父さんになって
そばで見詰めていた
きゃっきゃっとわらった ....
このままどっか持ってかれそう。
地下鉄の音はお喋りには向かないわね。

真実なんて知りたくなかった。
大体の見当だなんてついてたんだ。
このまま幽霊になりたい。
生きるって、そもそもど ....
躊躇いのプロローグ     /ためらい
鳴り響いて宿命        /さだめ
ときめいてフォルテ

くちうつし の ものがたり

うつろいのエピソード
爪弾きて一瞬
凍てついてアンダ ....
血縁に絶縁
裏切りに踏ん切り
ハッキリとした暗闇
遠慮はいらないな

泣きたいと思ったから泣いてやろう

ひざまづき
こうべをたらし
前のめりにちぢこまる

あとぐされなんて ....
今朝から
祈ってみた

軍人も同じ人間
天国へ行けるようにと

かわいい息子 娘もあろうて・・・

お父さんやお母さんが
地獄ゆきでは
子も泣こう

祈ってみた
天国の白光の ....
子供たちは
キティちゃんのホークで
なぽりたんを召し上がる

何千キロという海の大きさも
何十万ガロンという容積も
その喫水の深さも
まるで想像できない
きっと、大切なことなのだろう
 ....
昨日から続く ストリップ      窓から眺めるベジタリアン
ウィニー・ザ・プーの ストラップ  いろとりどりのプロテイン

足りないらしいカルシウム  上手く弾けないラグタイム

お腹 ....
いきなり野暮な事聞いちゃうけど
人間でいて幸せかい?
僕は不幸せ極まりない
だって君と僕
いつかは棺桶入っちゃって永久にバイバイ
もし先に僕が棺桶入っちゃったら
君が作る大好物のハンバーグ ....
ここは輝かしい地獄だ
そして同時に
ここは陰鬱な天国だ

ある者は
今日一日を生き延びたことを
心から感謝し
また
ある者は
明日も生きねばならないことを
心から呪っている

 ....
そう 色鮮やかに
狂い咲いた 花達よりも


そっと泣き出すように
窓辺を照らす 月明かり
大切なものだけが
全て 全て 手のひら 零れ落ちた

ベッドの中 いつまでも見ていたんだ
 ....
涼しげな 東
日光を額に集めて

ヘッドホーンでKoяnを聴いている

美しい景色 
爽やかさ
乱れる 光線のなか

地獄の叫ぶ Koяn
バターに溶けた錫を流し込む 堕天
黒 ....
猫の発語器官は発情期間よりも長く
そして低く尾を引く
ルトゥラ まだ{ルビ私語=ささや}いてる
名前を逆立てて
毛並みを呼ぶ君の
体内は群れを為し
ねむりのポーズで音に鳴る
 ....
今日もまた誰かが死刑台への階段を登っている
死刑台からの眺めはどんなものなのでしょう

死刑台に立つあの人に慈愛を

だって僕達は皆罪人なんだから
                071021

どういうわけか
イライラするとビートが欲しくなるのだよ
グーグルアースがささやいて
ひまわり畑を探し出す
モリマサさんの声がして
ひまわり ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
俺の周りはアル中ばっか 君 夏衣 コスモス エドワード タイ ...P.B.207/10/24 23:48
逆光の爪先たりぽん(大...7*07/10/24 23:45
串かつの夜 服部 剛7*07/10/24 23:24
元素記号の奇跡いまじん007/10/24 23:00
上野よにんカラオケki2*07/10/24 22:35
東京タワーに行ってきた。4*07/10/24 22:25
守りたいものyoshi107/10/24 22:25
合法的にサボタージュ榊 慧207/10/24 22:01
黄色い花ふるる12*07/10/24 21:37
Don't Call Me Upホロウ・シカ...3*07/10/24 21:17
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