ぱらぱらと
くずれていく
ゆきのはへん

ぼくをめがけて
ふってくる


まつげのうえに
のっかって

しばらくしたら
なみだにかわった


やくそくは
やぶったけ ....
時間が恐ろしいのです

砂は増えて
砂は減って
砂時計の中の砂はいつも変わらず一定なのです

時間が恐ろしいのです

時計の針は進んで
時計の針は後ろからやってくる
円の中でぐるぐ ....
造られた仮面は

私の傍に転がっていて



「さぁ、お好きなのを選びなさい」と。



私は傍にある仮面を片っ端からかき集めて
全部ちょうだい、と言って笑ってみせた


 ....
歓喜湧く ペキン
魔物蠢く ペキン
憧れとやっかみ 利用し奪われる
まるで後ろめたい愛人
中華人民共和国 首都 北京

機内食スチュワーデス まあ悪くない
空港の兄さん バゲージ・カルー ....
週末はいつも、
なんかどっかオカシイ。
楽器が欲しくて。
悪い仕事始めたりして。

おやすみって、
おっきな声で言った。
寂しくなんかないもん。
気分はいいもん。

ご無沙汰し ....
古いアルバムのような部屋で
調律師が鞭を振るうと
ピアノは彼を乗せたまま
一目散に走っていってしまった
置き去りにされた妹は
泣きながら
何かの楽器になろうとしいている
ジャジャジャジャ ....
いっそ 四季を消してしまおうか
心地よい日に 均してしまおうか

曇天の雲 垂れ込め
視界は暗く
雨の混じる 歩道に足音

涼しげな日
空も街も
僕の好きな 
灰色に沈んでいる
 ....
硬いベットで独り仰向けで
見上げた天井は高く高く
腕を伸ばしても届かないのは
僕が出来損無だから、

灯りは点けないで
カーテンを開けていれば
月の光だけでも充分
青く照らし出されるは ....
赤い海 白い雪
まだ届くかもしれない
ボクは言葉を紡ぐ
『行かないで』
だけど届かなくて
キミはただ微笑んでいた
だから必死に手を握った
強く 強く
痛いって怒ってよ
だけど駄目で
 ....
高い高いトーテムポールを登ると餃子がある、それは餃子ではなく乱心だった
箸を広めたのがフランス人だなんて嘘、インドなんて象の猿ぐつわでポカポカだ
河童とキュウリ、うな重と梅肉、ガーリックは北京を燃 ....
山紫水明

本当に 和らいだ 世界は    {引用=
君のそばにあった
知らない間に溜まっている
財布の中のいらないレシート

レンタルショップ
スーパーマーケット
コンビニ等
合計17枚

中には半年前のもあって
インクの文字が薄くなっている

夏 ....
   {ルビ鉄=くろがね}の背のように
   陽を照り返す
さざなみの群生するこちら側で
砂に潜っている
   貝の喘ぎは
   打ちよせる海水に
くりかえし濡れる
しろく寡 ....
{引用=これは 稀少なる学位をば修めたる優秀なる雇われ人である。名を小波と申し候。さても遠江の国、自動2輪跨車を製作する工場なるところの職をば拝命せし候。久しく留め置き候ところに、家うちへのいたはりと .... その日、
ぼくらは冷たかった。
ぼくらはいつも凍えていて、
身を寄せ合って、
暮らしていた。
あたたかくなるように、
少しでもあたたかくなるように、
ぼく ....
美とは

美しいことは
それ一つだけで良い
比較すべきBやCはない 
鳩の雛は可愛い
それだけを思うがよい

風に揺らぐ灯芯のように
一つの愛
一つの美が
吹き消さることなく ....
まもれない
バイバイ、の約束
まもれない

切り出そうか迷う
えいえんの別れ、って
あるんかな



これからずっと
ずっと、の約束
まもれない

これまでだって
いつ変 ....
いつかなんていつだって今でしかなくて

その今をいつまでも繋ぎとめておきたくて

紡いできた言葉はきっと未来へと繋がって

いつのまにかあなたのもとへ




いつかは今 ....
空の
一日が崩れてゆくあたり
もういいやとばかり
投げ出されてしまった光の欠片

渚のように引いてゆく
煙のように戸惑っている
燃えつきる
その一瞬をつかもうとして競った
ぼくらは
 ....
秋から冬へのかわり目だった

昔やった結核のあとも痛んだ

今週はお葬式がふたつあった


まだ午前11時だというのに

夕方の重さを含んだ光だった

曇り空はいい方かも知れない ....
 泣く
 まずは怖いから泣くのよ
 さあ、泣きなさい
 あんたが泣くとね、世界が回りだすのよ
 地球という生命のひとつの歯車となってカチッとはまって
 全部動き出すんだから
 泣きなさ ....
無音が無音をわたる波
青空よりも遠い青空
どこへもたどりつかない坂を
息つぎだけがのぼりゆく日


雨は生まれ 雨は消え
雨は雨を巡っては消え
坂を駆ける髪と背に
翼の苗 ....
スプーン
十杯ぶんの芝居を
カーテンの外へ
放り出した
金魚や
うさぎが
ひっかかる
月も出ていて
とても明るい街灯だ
君にみせたい映画があるんだ
ちょっと長くて
難しいけど
きっと気に入ってもらえるさ

君に聴かせたい歌があるんだ
静かな曲でさ
とっても良いんだ
きっと気に入ってもらえるよ

君と ....
旅する理由は特に無いけど
知らない景色と出会うたびに
自然と心がワクワクするんだ
…そんなところかな

小さなスーツケースの中には
100ドル札と着替えが三着
貴方の写真も持っていくか
 ....
十四歳で月光になってしまった
あどけない少女は、くちのまわりを群青まみれにして
細長くのびる、雲の向こうへ消えた

高架下には、濃紺のスカートが脱ぎ捨てられていた
河川敷には白い靴下が、くる ....
貴方を遠くから見る
瞳にその姿を焼き付け
思いは風に乗せて

貴方が私に気付いてくれなくても
私は貴方だけ見ている
そう、ずっと見てきた…

この思い届かなくても
貴方の瞳の片隅の
 ....
まっすぐ立っている木はまぶしい

森は黙っている
しゃべれないから
森は呼吸している
風を吸ったり吐いたりしている
森は生きものを呼ぶ
にぎやかに
森が拒絶するものは何か
なにもない ....
あの方の肘にある小さな貝殻は
古傷特有の湿り気を持っていて
滑らかな光が淡いピンクに色付いている

後ろから抱え込む時に我が左手は
決まって彼女の右肘に触れる
幼い頃に負ったすり傷の残る手 ....
教会の裏庭で
もう使われていない
左側面に大きな穴の開いた焼却炉にもたれて彼女と愛し合った
それをしたいと言ったのは彼女で
僕らがもう少しで別れ話をするだろうことは目に見えていた
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
雪解け水ゆうと2*07/11/2 19:26
砂と針の道具の中七生007/11/2 19:11
仮面三奈6*07/11/2 18:17
五輪前の北京に行こうNSEW-L...1*07/11/2 17:14
山手線のいろは。菊池ナントカ7*07/11/2 17:03
気まぐれTsu-Yo107/11/2 16:59
街のスケッチアハウ307/11/2 16:15
硝子の家AKiHiC...307/11/2 14:38
別れ海渡107/11/2 14:11
沢尻エリカ騒動とXJAPANについてキメラ707/11/2 12:47
幸せな場所[group]北大路京介5*07/11/2 10:32
レシート1486 1...11*07/11/2 10:29
対岸こしごえ10*07/11/2 9:59
瀬賀リーフレイン207/11/2 9:03
「 おしまいのひ。 」PULL.6*07/11/2 8:20
美とは生田 稔5*07/11/2 8:12
まもれない唐草フウ9*07/11/2 8:08
いつかメメズワイ1*07/11/2 8:07
夕焼けマジックyo-yo10*07/11/2 7:39
冬の空吉岡ペペロ307/11/2 7:27
歓喜doon107/11/2 4:00
坂の向こう木立 悟607/11/2 3:02
まちなか友里納507/11/2 3:00
糸車kei99107/11/2 1:54
アウトバーン[group]1486 1...2*07/11/2 1:50
月下しゅう207/11/2 1:41
思いは風に乗せ…@ショコラ307/11/2 1:01
 森tomtom...007/11/2 0:21
真珠木屋 亞万007/11/1 23:55
あの日、教会の裏庭で彼女は微笑みさえしたホロウ・シカ...3*07/11/1 23:50

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