太陽を覆う
指と指の隙間から
光がこぼれる
影ができるその横では
光がつくりだされている

指先からつくりだされる何か
それが魔法だったらなって
思っただけさ
 
二人で大好きな
カニの話をした
 
その人はカニを食べるのが好きで
ぼくは見るのが好きだった
 
その間
大切なものに形はない
なんて嘘をつく必要はなかった
 
明日お嫁に行 ....
ヒトは生きている




その過程で

何かを話したいのかもしれない



今ここにいるのはなぜか

とか




それはたまたま誰にも話せなければ


 ....
空が白んできたら、無数の糸がぼくをからめて
息苦しいくらいに涙を流させるんだ。

いつか、病室でママが言ってた。
「あなたは、恋人にあげた甘い蜜のかけらなの」

甘い、甘い、あまい  めま ....
怒っている人が怒っていない人に怒っている。
自分では理論的に言っているつもりが、本末転倒支離滅裂。
目からは理性が失われ、口は尖り、顔は紅潮し
鼻の穴は広がっている。

変な顔



 ....
月が銀青色に染まる時
ユニコーンが目を覚ます
冷たく輝く月の光に
象牙色の角が光り
キーンコーン
青白い星は夜を彩る

のっそり起き上がったユニコーンは
青い瞳を輝かせ
暗い森の中を ....
晴れやかな
子午線の午後

東経はユーラシアに
張り巡らされ
北緯は赤道を北上して

ナイロンの投網
透ける青の糸
この空に張り巡らされている

地の湿った所
窪地の巣穴に
 ....
      燃える水滴たちは
   河の中で流れながら
    ここにいるよと
     会いたい者へ 点滅 
      からだで示している

ティンパニーの連打に
はねうつ 飛びうつ ....
柵の向こう側で綺麗に横たわっていてよ
低速の音
よぎり始めて、永く続いて、
何事もなかったように
始まってもいなかったみたいな

気が狂ったような風の中では
見えるもの全部が ....
空欄に埋まるのは
どんな答え?

意味があるかとか
どうでもよかった事とか
そんな判断も
過ぎる日々の中であやふやになっていく

僕らは変わっていくから
君の正しさもい ....
あなたは何も
残していかない
わたしは何も
あなたにあげたりしない

きっと、迷惑なくらい
これから考えることが増えて
何も手につかなくなるくらい
そうして考えることに疲 ....
降りそそぐ

いのちに宿る塵

宇宙のからくり

精緻なサーカス

蛍光灯に収まる

異文化たちの他責の心


宇宙でひとつの約束をした

きみを忘れずに忘れるということ ....
 断罪なさい 断罪なさい
 主イエスが十字架に磔られたというに
 どうしてあなたは罪深いままなのか
 主イエスが無駄死にだったとでも
 言うつもりなのか

 贖罪なさい 贖罪なさい
 我 ....
いつものように 車に乗り込み アナタを見る
横顔。
そう アナタはいつも 横顔。
時折 コチラを見て 目を見て話をしてくれるけど
主に 横顔。

嫌いじゃないよ?
だって 凛々しいもの
 ....
同じことをひたすら繰り返して

一体何になると云うんだろう


それでも

過去になり

忘れ行く記憶を



置き去りにしては


僕はきっと


先に ....
「あの宝くじ売り場は、当たるらしいよ」か

その売り場まで行くのに
片道320円、往復で640円
その交通費で2枚多く買えるやんか

たくさん買うほうが当たる確率は高くなるわけで
当 ....
腹に溜まった塩酸を 
真っ赤に中和する勢いで

盲人の丘で 警官たち
血の混じった小便をしている

妙に赤い月が
たまにあくびをする
他の人が言うことは ほとんど嘘だ

永遠なんて 限りなく 無限に近い有限で
50年も果たせば その言葉の意味を全うできるのに
数年も経たずに 朽ち果ててゆく

絶対に いつか 必ず

 ....
それは
ほんの気まぐれ



『贋作 手袋を買いに』



真夜中に差し込んだ月光を
唇ですくって
指編みし
小さな誰かに合う
手袋を編んだ

私の指は
夜霧の摩擦に赤 ....
シードルを口にしながら
彼女はポラロイドになった
白い科白を口に留めて
何を思ってロックを聴いていたんだろうね

空白なら埋めてくれよ
哀しいなら泣いてくれよ
欲しいものがあるなら
世 ....
ああ
レジよ
世界中のレジよ
全世界のお買物よ
日常の消費よ
不断の反復よ
支払い前の人々よ
支払い済みの家族たちよ
おつりよ
払い戻しよ
計算違いよ
反応の悪いバーコードよ
 ....
さあ
お昼休みだ
ランチの時間だよ
どこいく
なにたべる
どうでもいいけれど
さっきは怒ったりしてごめんね
きみがそんなに落ち込んでいると
こっちもすっきりできないだろ
今日は
わ ....
図書館のベランダからふう、の数だけうろこ、ひとひらずつ吐息に包まれた言葉が浮かんでいますねと教授、似姿、とでも言うのですか、言葉、の似姿がうろこなのか、うろこ、の似姿が言葉なのか、こたえは貯水塔の .... この部屋は
血みどろです
ふわふわのハムスター
食べかけの菓子パン
ぐつぐつ煮える血みどろ
ねえここでわたしたち
ちゃんと生きて行こうね
つまりわたしは苦手なのだね

この、人と争うということが

漢字を書くと
はなまるとばつが生まれ

走ると
一着とビリに分かれるということが
途方もなく苦手なのだ

誰かに尻で叩 ....
たとえば孤独
たとえば空腹
たとえば拒絶

そんな連鎖ばかりを選んでしまう人間の世界と
そんな連鎖とはついぞ無縁な人間の世界

どちらも同じ「世界」という名を冠する僕等の「世界」 ....
あの頃が良かったなんて

あいうえおを習って
膝を擦り剥き
心も擦り剥いた
あの頃は良かったなんて

自転車を習って
荒野を走り回り
青春も走り回った
あの頃は良か ....
青い雲 白い空の 太陽の色 当ててみよう
歪んだ世界を その目で見下せ

健気に咲き誇る花たちを 踏みにじって得るものなど
自分たちの生きる世界にとって 微塵に等しいものなのに
 なぜ僕たち ....
例えばそれが
異国の学者の言う
己を貶める修羅の鏡であったとしても

仮に僕が
悪魔の君の中に
愛する兄弟の面影を追っていたからだとしても


君のその力で
今夜の空に
星が沢山 ....
小さい頃は、世界は狭く

繋いだこの手がすべてだった


他人へ愛情を求めていったのは

いつからだったか


全てを分かり合う事はできない

それが定め


所詮は他人 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
創書日和「指」[group]ゆうと1*07/11/12 20:31
予定たもつ707/11/12 17:34
吐きだめでラブソングを歌う瀬田行生6*07/11/12 14:09
ホスピス比口3*07/11/12 13:37
【かわいそうな人】つむじまがり2*07/11/12 13:13
月とユニコーン[group]未有花11*07/11/12 12:13
有翼のめばえアハウ5*07/11/12 10:01
燃える水唐草フウ10*07/11/12 7:36
「風の中」菊尾1*07/11/12 7:16
「保存」007/11/12 7:14
「曇る前に」0*07/11/12 7:13
約束吉岡ペペロ107/11/12 5:50
主よ***影山影司007/11/12 3:52
恋か愛か、それとも別の。2*07/11/12 2:38
繰り返して蓮未107/11/12 1:53
ジャンボ宝くじ北大路京介5*07/11/12 1:25
睡気順星107/11/12 0:12
言葉の法則sekka0*07/11/11 23:41
贋作 手袋を買いに蒸発王4*07/11/11 23:15
0000003*07/11/11 22:55
レジA-299*07/11/11 22:53
昼休みに口ずさんだ適当な歌壺内モモ子107/11/11 22:39
つむぎの日サトリイハ8*07/11/11 21:42
血みどろチアーヌ307/11/11 21:31
拙写佐々木妖精13*07/11/11 21:25
醤油ラーメンと牛肉のソテーの繰言107/11/11 20:53
time tripmaynar...007/11/11 19:39
Delusive self度会沙生007/11/11 18:00
陽光 続かたや 剛0*07/11/11 17:39
新世界三奈5*07/11/11 17:37

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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