"信じなければ
傷付くこともない"
そうかもしれない
でも僕は
信じることで
何にも替えられない
大切なモノが
生まれるって
思うんだ
傷付いたって
構わない
....
弱さを見つめさせて下さい
電車の音に
今夜ぼくは轢かれています
真面目な夜
氷山の一角のようなんです
見えてるものは
見えないものの一部です
見えないもの ....
綺麗な声が
耳に残る
冬の静かな海みたいな
秋の蝶の羽音の様な
マッチが燃えるその赤い色
チェロの最低音
月の光がわたしに注ぐ音
そんな綺麗な声が
....
最初はマジで嫌だった
スタッフのひと替えてもらいたかったけど
お気に入りのお店だったし
いつものひと不幸があって急に休んだらしいし
どうにでもなれって心境だった
助手のひとがわたしの好み ....
一人ぼっちの帰り道
空腹にさいなまれ
寒気に震え
24時間営業のスーパーの明かりに安堵し
何か買うか、と
金は無く
翌朝の具材を買えば夕飯は無く
仕方が無く ....
「インフルエンザになったのよ」
と、嘘をついた
インフルエンザに、かかったことのない私には
インフルエンザがどういうものかわからない
けれど
一週間くらい、アルバイトに行かないで
ぼーっと ....
愛よりもっと
ない
ものがある
金よりもっと
高い
ものがある
情よりもっと
力石徹
国よりもっと
安い
ものがある
恋よりもっと
臭い
ものがある
傍 ....
(霧が立ちこめたように暗い心の底流に横たわって…)
おい、このデザートの中には雑音が混じってる
おい、あの庭園の奧には悪魔が潜んでる
でも、耳に聴こえるのは楽 ....
さよならを言った風に
別れを告げて
方位磁石をつけて
慈悲なんかないのね
枯葉をくしゃくしゃに踏みつけて
こんなに一晩中飲んでたら
明日の朝は目覚めがいいかも
秩序
平 ....
昼の月をみました
飛行機がすぐそばを飛んでいました
あんまりにもくっきり見えておもちゃのようでした
街では秋が暮れていました
お月見をしたことはありますか
私は幼稚園のときに
兄とすす ....
中年サラリーマンの膝上に
大事に抱えたバスケットの{ルビ蓋=ふた}を開け
ひょっこり子犬は顔を出す
うたた寝首を垂れている
飼い主の顔を{ルビ覗=うかが}い
時折子犬は体を反らす ....
おなかの調子がわるいので
おならがポンポン出ます
そのボールを使って
ピンポンを始めてみました
ピンポンダッシュではなくて
卓球の方です
ひたすらに壁打ちです
壁は空振りすることがないの ....
保存メールはいっぱいだけど
すべてがひび割れていた
その椅子
その街灯
クラクション
X軸上にブロックをずらして
立ち話をしている
メールしたんだけどさ
図書 ....
儚く揺れている空に導かれて
失くした想いを抱えたまま
ただ歩き続けるこの世界の何処かに
キミを見つけるまで……
ずっと一人だった
どんな時でも
それが当たり前と思ってた
でも ....
ほんものは
かぜになびいた
いなほになって へりくだる
わたしはいつも
ささいなことでいじをはり
いなほになれず そりあがる
じょうしきてきな
じょうしのこごと
....
タガを外したくて
気がクルった風な身振り手振りが
違う違うと笑いながら言うあの感じの手の動き
それに似ていた。
左から右へ右から左へと。
カナシミは無くなった。
よろこびだ ....
嫌い
好き
嫌い
好き
嫌い
最後に好きが残った
あの頃の気持ちは大人になるにつれて
汚れてしまったり
自分から手離したりしてしまったけど
人を純粋 ....
聞かせてよ
その声で
彗星がぶつかってきても
身を寄せあって
兎が月に埋めてくれたのは
僕が渡した雨の素
ゆっくりと溶けて
月を覆っていくんだよ
薬指に ....
――夢だ、
霧氷に覆われたトパーズを砕き
経血に染まる白鳥の羽を散らして
辛気くさい柄の絨毯に零した
グラスの割れる夜の激しい物音。
イミテーションパールの首輪を、
女は掻き毟るように ....
きみの
破片をみつけるたびに
ぼくは
こころの
欠片をはがしてゆく
きみは
もぅ
....
砕けたアイボリー
平和な、この世界から
(脱け出せずに)
白黒の斑点
澱んだ苔色の空
引っ付いては離れない未来を
どれだけの戯言で埋めれば
救われるんだ、
吐く息白く ....
長く
生きた
ものたちよ
ここは
お前たちの
魂を葬る
天の世界だ
何も
苦しむこともなく
悲しむこともなく
滅んだ魂を
休ませるがいい
安らかに
眠れ
亡者た ....
伝えるためには
伝えるための
言葉が必要で
それにぼくたちは
とても不器用で
この冬を越せば
また春がやってくるはず
この冬さえ越せれば
春がやってきて
やがて夏がくる
その頃には
冬の寒さなど忘れてしまって
コタツも仕舞って
忘れてしまって
しまって
....
こんな複雑な風が吹く街の中で
僕のやるべきことがいまいちだ
溢れる涙にやり場はないけれど
受け入れていかなくては
この世界の愛と平和の意味は何?
こんな日常から出た結論は、
君 ....
元気ですか
枯葉がにじむ 夕暮れ時
乾いた風が通りすぎている
借りてた古いレコード
君は憶えていますか
あの頃ちょうど 家族が勝手に崩壊していって
ちょうど 好きだったアーティスト ....
反対車線
境界線
聞き間違い
場所間違い
意思不通
只今話し中
S⇔N
余白 明白 淡白 空白
口約束を吐き
破棄
赤い葉っぱ 黄色い葉っぱ
これは茶色
秋はいろんな色の葉っぱがあって
とっても楽しいね
枯葉を踏む音だって
サクサク ガサガサ
いろんな音がしておもしろい
歩くのがおそかったかいちゃ ....
頭を下げることがダサいんじゃなくて、
いやいや頭を下げているあなたの気持ちがダサいんだ!
頭を下げれば自分の足元が見えるだろう。
自分の弱さをしれば、
優しさの意味を知れるんだ。
....
大地に抱きしめてほしいとでも
本当は思っているんでしょう
浸透して一つになろうと
あがくかのように
わめいて
わめいて
冷えた空気を裂きながら
次から次へと涙をこぼして
....
4375 4376 4377 4378 4379 4380 4381 4382 4383 4384 4385 4386 4387 4388 4389 4390 4391 4392 4393 4394 4395 4396 4397 4398 4399 4400 4401 4402 4403 4404 4405 4406 4407 4408 4409 4410 4411 4412 4413 4414 4415
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.12sec.