白い手首から
あかいなみだが滴りおちて
砂に染みた
日をしるたびに乾かされる
ざらついた海の響きが
耳に刺さる

あらゆる事象が眩しい

それまでも花の咲く過程だときみはいう
半信 ....
過酷な労働条件の下で
働く君に花をたむけよう
私はいつだって祈ってる
君の幸せを、そう幸せを
愛を夢を金を降らせたい
核爆弾を、核爆弾を。
共有するほどの

大義名分もなくて

あてもなく

信号がかわるたび

車をすすめる、家路をたどる、


夜が溶けていた

 ○ 浮かぶ

すくなくとも俺は

粗雑な ....
好きな花の名前を聞かれた
うまく答えられなかった
 
スリッパを壊して
水に浮かべていく
溺れてみたかった
あのあたり、と呼ばれる
あのあたりで
 
正しいものと
正しくないも ....
月と過去は悲しい光り
優しい光り
照らしてくれよ
見える様に
もっとはっきり
見える様に

崩れたのはあのビルで
僕じゃない
その隣に立っているのが
僕だから
崩れたのはあのビル ....
僕は時々思う
実は丸いのは地球じゃなくて
この空なんじゃないかと

果てしなく続くこの空を
ずっと眺めていると
何故だか曲線めいた立体に見えてくるんだ


そしていつか  ....
  雨にぬれないように
  雨にぬれないように

   (ぴちゃん、ぴちゃん)

  あの子にばれないように
  あの子にばれないように

   (どきん、ぴちゃん、どきん)
 ....
もう何十分も前から答えは出ているのに
お互いにこの結論を避ける術はないことは知っているのに
それを口にするタイミングに差し掛かると無言になってしまう僕らの間には
きっとまだ線はあると思うんだ
 ....
コトリさんコトリさん
逃げないでおくれ

ボクは何も
取って食おうなんて
思っちゃいないのだから

それじゃあ
まるで

sekkin=nigero

とinputされた
ロ ....
なにももたらさない人間は

寂しかった

何かをもたらしたかったのに

いつも途中であきらめた
なにももたらさない人間は

必要とされたかった

でも自分を信じれなくて
 ....
一つ目が見ているので
それに目を合わせている

すみません
ちょっと宜しいでしょうか

劈くように音が鳴って
警備員が走るのが見える

光は結合して
パルスに流されて行くだろう
 ....
お気に入りの毛糸のベストが
母が赤いいちごを編み込んだベストが
もう入らなくなってしまったと気付いた十二の春

すこし悲しいと思ったのは
自分が大きくなってしまったからなのか
ベストが小さ ....
お金のにおいは
だいきらいー




だけど



ぼくからは



そんなにおいがするそうです





いろんなひとがよってきます





さ ....
着脱可能な精神で夜と昼を繰り返したい
希望の面積は年々縮小傾向にある模様
カシオペア座が描く僅かな亀裂
空が落ちたら僕達はどこへ逃げようか

計算に基づく誰かの図式
似たような顔 ....
意味がわかんないって
考えもしない内から言わないでくれ
遠く及ばない言語感覚
何もかもがズレているんだよ

またいつもみたいに朝になって
君が横に眠っていて
そんな夢をいつま ....
木枯らしの鳴らす歌
コートを着込んだ人々は共鳴し続ける
了承もなく何も交信せずに。
軽やかに走り抜ける黒猫
車道の上でも華々しく在る黒猫
僕は間抜けに口ひげにお茶をこぼした

つむじ風の ....
27歳という年齢を見た。

まだ、若いなと思った。

23歳の俺が、そう思ったんだ。

だから、俺はまだまだガキなんだ。
子供という子供の
誕生の胡散臭さ
ったらない
しばらく田園風景を走れば
必ず男どもに会うが
あのバカバカしさったら
ない
それだから孕むのだ
微笑むランナーは
凝り固まった睾丸の確認 ....
君へ

あなたへ

親へ

兄へ

他人へ


喜びへ

悲しみへ

寂しさへ

惑いへ


公哉へ

香へ

マー君へ

光太へ

ミッキーへ ....
線路が2本ある
上りと下りの電車が
すれ違う場所がある
鉄骨の狭間
砕石の中
ひび割れた
コンクリートに
根を張る
一本の花が
風に巻き込まれて
揺れている


電車はすれ違 ....
どれくらい信用しているのと聞かれて
5ミリくらいと答える

マックスは5ミリ
信用も5ミリ

少ないように思うでしょう?
でも100パーセントなのよ
 光る君の歯を透かして見たらば私、何の悔いもなく
 三回転半、ラビオリジャンプ
「生きる
 というのは、」
 君、プールサイドの哲学者で、
 編み椅子に優雅に身を横たえ、うん、
 これがか ....
眠りが浅くて
何度も同じ夢を見る
形にならない世界
言葉にならない世界の夢


破れたシャツばかり身にまとって
午前零時には目を覚ます
冷たさに曇った窓を見て
カーテンの ....
日常の不便をなくそうと
研究を重ねて 様々な
機械を作り上げた
それは不便をなくして
人に優しい社会への一歩

予定では。

機械相手に慣れて
相手を思いやる事を忘れて
人の心は少 ....
茫漠と空
暗闇 満ちて

ガラス片を散らした 星々
月明かり 銀の細い線
その腕を伸ばし

木々の枝
関節は節くれだち
月から伸びた銀線
冬枯れの枝に接点を求めて
その成長に揺れ ....
初めての記憶
それは母に手を引かれ
七つの子を歌ってもらった記憶
母が私の10倍生きていた記憶

木綿のように滑らかなその手に
生活という兆しがささくれ立っても
私をいつまでも包み、育ん ....
あなたと歩いた大学通りには
銀杏並木があるの

黄色に色づく頃には
いつも一緒に歩いてた

緑の若葉の匂う頃も
葉がみな落ちてしまう枯れ木の頃も
銀杏のそばを通ると あたたかい気持ちが ....
血が滴れ落ちる心臓を握る右手
潰さない様に一定のリズムを保ちながら
君が還って来るのを待っている

花はいいよね

寝そべる君の横にも咲いている
水をあげればいいだけだから
何なら僕 ....
             071123


蒸気機関車が走る音がするから雨
電車の警笛が聞こえるから晴
クルマのバックファイヤーが聞こえるから夕立
いじめっ子が死んだから花火を上げてお祝い ....
揺れた草っぱらが
秋に、さらわれて
そのまま
教室をふきわたったという

走り去った青春は
秋とミスマッチに
交尾した

ミシミシと音がなり
ブラウンを
かもしだす校舎を
うっ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
花葬アオゾラ誤爆1207/11/24 12:45
君のために花を快晴507/11/24 11:09
満月ぐらい粗雑な孤独吉岡ペペロ207/11/24 11:06
明るい声/ベランダの部屋たもつ1007/11/24 10:38
下り坂、上り月太陽の獣107/11/24 9:43
『落ちてくる空』207/11/24 8:10
雨にぬれないように草野春心007/11/24 7:53
線.docK+A107/11/24 6:59
コードアズアミ107/11/24 4:31
なにももたらさない人間短角牛107/11/24 3:00
ねなぎ107/11/24 2:16
赤いいちごのベスト佐々宝砂1007/11/24 2:13
嫌なにおい水平線107/11/24 2:10
「冬の人」菊尾3*07/11/24 1:39
「a crowd」007/11/24 1:36
外の景色たけ いたけ007/11/24 1:28
いくつ。狠志207/11/24 1:23
妊娠するランナー音阿弥花三郎007/11/24 0:45
心に残ったもの(大部分は割愛)短角牛007/11/24 0:30
路傍木屋 亞万0*07/11/24 0:22
5ミリよしおかさく...3*07/11/23 23:57
ぐるる、三回転半鴫澤初音207/11/23 22:52
グッドナイトホロウ・シカ...3*07/11/23 22:17
冷たい開化美琴007/11/23 22:05
ガラスの輝きの夜アハウ3*07/11/23 22:02
たすけてください佐々木妖精9*07/11/23 21:36
銀杏並木いすず1*07/11/23 21:33
ウォームス・ペースメーカー酸素の枷107/11/23 21:19
3月31日あおば2*07/11/23 21:15
校舎パレットゆうさく007/11/23 20:50

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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