あぶない!そう思ったときにはもう突き飛ばされていて、コワレていた、かしゃん。音がして、包み中のわたしが、コワレ、ていた。コワレたのでみるみる中からわたしが漏れ出し、包 ....
三輪車は行く
何も知らないまま
道が道であることも
わからないまま
どこまでも
たどり着く場所があることを
想像さえ出来ないまま
ただひたすら行く
なにごともおそれず
やがて神に出 ....
挨拶するわけでもなく
さよならを言うわけでもない
この世界にはありえなくて
その世界にはありえた
幻想の高原のどこか
僕らはつじつまの合わない
黄色いポストに
手紙を出しに行く
過ぎ去 ....
夢を観ていた
広い空の下で
あなたと二人
幸せな香りが二人を包む
なのに
花を手にしたその瞬間
私は今に目覚めるの
蛍光灯の光をまとって
汚れを隠し
微笑み続け
私はここにいる ....
私はもう此処にいたくないのに
苦しいから逃げ出したいのに
私を繋ぐ鎖はそれを許さない
でも私は繋がっていることに安心している
鎖が切れるのは悲しいことだから
それでも私は逃げ出したい
廻る ....
いきおいを増し
加速し続ける時間(とき)に
取り残されてしまった
そんな君へ
「幸せの価値観なんてものは
誰が評価できるもんじゃないんだよ」
なんて言ってみたら
....
短くなった煙草を
あらいかべに擦りつけて消す
先っぽの火種は地面に落ちて
必死に輝く
まだ終わりじゃない
そう自分に言い聞かせて
最後の少しの命を光に変えて
自分を奮い立たせ ....
冬の初めの匂いが好きで
朝早くから窓を開ける。
濡れたアスファルトは
夏のそれみたいに指で後がつくほど柔らかくある筈もなくて
ねえ、今沈んだような気がする
そういって
夏のアスファ ....
真っ白な
雲の向こうに見えた君の笑顔は
いつの間にかぼんやりとぼやけていく
夢の向こうの向こう側
机の上に突っ伏して
開いた教科書の中にいる
ふてぶてしい男の顔には ....
まただ。―別れ際の挨拶に、
握手をするもんじゃない。
居心地のいい部屋を出て行く時と同じ。
ドアノブから手を離せなくなる。そして、
僅かながらにあいた扉の隙間をすり抜け、
部屋の中へと鼠がか ....
さようなら
この世を去るには完結過ぎる言葉か
あいさつでもあるこの言葉を永遠の別れのときにも使えてしまう
使い古された、使い古されてもなお新鮮な
この言葉は、私の旅立ちの言葉で ....
星の輝きを見ながら
…故郷を出て三年
都会で暮らす私
汚れた手と心
破れた約束と地図
消えた友と愛
色んなものが私に触れ
そして…別れも言わず去っていった
....
私が私を感じなければ
ここには誰がいることになるのか
体内には一人分の意志しかない
自分で自分に触れるとき
誰かの手が触れるときのように
鼓動が跳ねることは無い
手が叩く音は
壁を越 ....
ニュージーランドに旅立つという女に、
友人は読みかけの本を渡した。背表紙の裏に、
その日の日付を書き込んだ。そしてぼくらは
傘をさしていたっけ。雨があがった後は、
マンホールの蓋をつついて歩い ....
ドロにまみれたい夜がある
トカゲの尻尾のように断続的でない
何か
孫に殺されたジイサンたちは
地獄でどうしてるんでしょうね
知らないおじさんに殺された少女たちも
地獄でどうやってるんでしょう
バイトでもやってるんだろうか
おれが大声出したから十トン ....
ああ もう
一日中だって眺めていてえよ
かわいて固まっちまった顔料みたいなあいつら
初めは 水のようだったのになあ
ごまかし にせがおづくりに躍起になって
おれはかな ....
二時間の残業があったけれど
あっという間に仕事が終った
電車の手すりにつかまりながら
早く帰りたい
早く帰りたい
と、ずっと思っていた
帰り道のほうが長かった
このまま別の場所に
連れ ....
君の産まれたその訳を
探す旅がこの人生と
果たして誰が言ったのだろう
黄色い砂場で
硝子片を散りばめた
掌の嫉妬
欲深い"愛してる"
メランコ ....
都会と文化
自分と恐怖
肉体からの忘却
錆びついた魂
這いつくばる
青空
ただ深呼吸
ただ深呼吸
空しく
悲しいけど
実力は
ただ深呼吸
時代が変わろうと
君を追い続ける
....
夕暮れが泣いているのだろう
高台から見渡す街の灯が
救いが無いほど光って見える
大勢のひとりが積み重なって作られた明かりだ
しばらく茫然とそれを眺めた後で
僕はただ静かに下りていく
....
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伝わらないコトバ
届かない心
許されていると思いたい自分
孤独
弱さ
持て余す自分自身を鼻で笑い飛ばそう
りんごを食べたら
なつかしい故郷の味がした
と言ってはみたものの
この街で生まれ
この街で育ったから
故郷らしい故郷なんてどこにも無いんだけど
でも、不思議なんだよね
ひとくちか ....
これは現実ではないの
片側6車線
あなたが飛ばすローバー
もう別れましょう?
あなたのために
女をすることに疲れたの
もう
ひとりで眠りたい
きれいでいたいの
幻想を保ってい ....
お前はもう、モテている
そして俺もモテている
俺たちはスターだ ブサイクだけどスターだ
だっていつも追っかけられてるじゃないか
日々いろんな事に。
いや〜モテる男はつらいよ と言っても寅さん ....
あなたについては謎を解かないことにしました
というありきたりの結論に達してしまって、
そう、怖いから逃げるのです
あなたとは喧嘩してしまうか、ずっとこのままなのでしょう
....
わたしは男の帰りを待つ。
待つ時間こそわたしを
存在させる。
つまり待つことによってわたしは
男への愛情を確認している。
しかしそのことを誰にも悟られたくない。
そのため日常の動作は速く ....
。。。。。。。。。。。。。。。
嗚呼ぶっ壊れっ!!このヤラウ とか
時々ドキドキ思っちゃったりして
常軌逸Θ行動とって
御尻ペンペンされるのです
....
逆さまのロースター白いダイヤで突き刺して
ほころびたその羽でマフラーを一つ編んでいく
凍えたままのブランコが君の指の間をすり抜けて
赤い茨は楽しそうに青い棘だけ引き裂いた
西部の小洒落 ....
あなたがいないことが普通だった日
あなたがいることが特別だった日
あなたがいることが普通だった日
あなたがいないことが特別だった日
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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