はじめから分かっていた結末を
予定通りに迎えただけのこと

何も始まらずに 何も終わらずに
それが自分で拾い上げた唯一の答えだった

隣にいつもいるあの人を羨ましく思う気持ちを
憧れ ....
最近運動不足だったので 
行きも帰りも 
家と駅の間を歩き 
めっきり乗らなくなった自転車が 
ある冬の日の玄関で 
肌寒そうに置かれてた 

( 今日は休みだたまには乗るか ) 

 ....
遠回りした日々は本当に無駄でしたか?

繰り返すだけの日々は本当に繰り返すだけでしたか?

貴方の理想は貴方が本当に欲しいものですか?

それは誰かを犠牲にしてまで手に入れたいものですか? ....
指輪を失くしたと
手を擦り
目が覚めた朝は
階段を慌しく降りる
冷たい空気を吸い込んで
駅へ急ぐ
人の波、人の波
わたしを忘れないように
改札機に名刺を入れて
こころだけしゃがみこむ ....
長い一日が終わる
あなたの口癖が移る
ロッカー室の突き当たり
鏡の向こうの世界には
まだ行ったことがない
タバコの煙も
赤く見えるらしいと
誰かが囁いている
笑い声が硬く響き
あなた ....
空の青い昼間
緑が泳ぐ風のなか
メキシコの風の神様が見ていた
あなたの喉は
無防備に剥き出しだった
咬みついてもいいかと問うて
答える間も置かず
甘噛みした
あなたは声を上げなかった
 ....
どういうわけか
暑さにとんと弱く
夏の多くは廂の内で過ごす

生きにくい季節なのだな

私はそう解釈している


極々私的な話がある
と友達から連絡があったので
私は誰にも秘密が ....
 
ねぇ
大人たち
 
世間体だとか
勝手な都合を
僕らに押し付けないでよ
 
僕らは
あなたたちのために
いるんじゃない
 
尊敬出来る人間の
言葉なら
素直に聞ける
 
だけど
理由もないのに
た ....
ほろり

ほろり


なきむしな
わたしは

ないてばかり


ほろり

ほろり


わたしを
ごかいさせる
ことばがある

こんな
わたしでも

ひつよ ....
 
"そんなの
綺麗事じゃん"って
 
そう言ったら
そこまでなんだけど
 
何もしなければ
今のままなんだよな
 
北風に震える 
枯葉並木の向こうへ 
携帯電話の画面を見ながら 
朝の歩道をのんびり歩く 
ふたりの女子高生を 
追い抜く 

シャッターを開いた 
動物病院の女医が運ぶ 
{ルビ檻 ....
何故君に逢えたのだろう?

何故恋したのだろう?


考えても答えは出ない・・・


運命によって

磁石のように

引き寄せられた君と僕


懐かしい匂いがする・・・
 ....
バランスを無くしたのは
片側が傾いたから。
飛行船は空の果てを航空中。
上手に舵をとって
進んでいきます。

見下ろした景色が綺麗だと君が言う。
見上げた景色は遠すぎて実感が ....
凍りついた心室
寝息は揃って
誰にも立ち入れない
ふたりだけの国
現実が終わった

瞬間の遅さだけを集める
丁寧に蓄積させていく
折り重なる
落下する
投げる
 ....
悲しい歌が
君を狂わせる
指を折って
願う


見据えた静かな未来
潔癖な大地
落ちて行く残像
波間に漂う
素足で君が
誘うように手を招く
聞こえてくるあれ ....
ちょっとだけ、時間に余裕が出来て。

散歩に出た。

行くあてもなくて、歩いてたら。

懐かしい通学路。歩いてみた。

どこを通ったかも定かじゃなくて。

何となく向かった中学校。 ....
雨を宿して
ポテンシャルある 静寂
また 再び 灰の日

風のない時に

覆いをかけた

雲は空に浮かんでいる
そして 液化燃料の燃えかすは
そっと 灰を地上に降らした

午後 ....
誰かと約束をしていた気がする

明け方に目が覚めた
理由はわからない
悪夢を見たわけでも
喉が渇いたわけでも
催したわけでもない
ただ唐突に
目が覚めただけなのだ

手をめいっぱい ....
冷たい夢 もわんもわん
目覚めの悪い 午後二時

休みが不定期な君に
あわせてとった有給休暇

綿密にたてたデートプラン
直前になって水の泡

しかたのない理由
優しく受け入れるの ....
心の片翼を失って

切なさが
膝を抱えさせる

『大人』にこだわった日々
白いベールはそのままに
今は「これが私」と答えが見える


空想の宇宙は優しい

無重力を許し
膝を ....
JR総武線は今日も素敵な形で走っていて
俺は運転席と客席を隔てる壁に
もたれかかる感じで車内を眺めている
隣ではカップルが終始くだらない話しをしているのだが
ふと見てみれば
女の方はこの世の ....
不意打ちみたいに
恋をしてしまった
もちろん地獄の日々だけど
叶わない恋で良かった
叶えばすべてを壊してしまうし
いろんな人を不幸にするから
なんて理由で
我慢できるなら
それは恋じゃ ....
 古い油紙に
 絵を描いては
 町をふらつくから
 落として
 何度も
 太陽のもとで

 水たまりに
 浮かぶそれを拾って
 濡れた絵は
 ぼやけてしまうので
 また
 晴天 ....
原付の女性は頭から浅い砂利のプールに落ち
彼女は救急車で運ばれ視界から消えた
目撃したのはたったそれきり



知らない十字路で同世代の会社員が跳ねられ
乗用車が反対車線のトラックに突っ ....
その夜のパーティは
だしぬけに終幕のベルが鳴る
窓の外のくらやみに
参加者はそろって目をこらし
降りつづく雨は季節はずれにあたたかい

ピアニストは鍵盤のうえにうつぶせる
すると 会場に ....
子供の頃 蛇を殺した
公園のグラウンドを引きずり回す
棒で何度も叩き 
ぐったりした体を掴む

尻尾を持って鞭のようにコンクリートに叩き付けた
蛇の丸い目は何処を見ているのか

手を止 ....
一人はさびしくもあり、バーカウン
ターの隅で一人飲むと
よりさびしくもある 心のふくらみ
はある 小さいふくらみ、期待と呼ぶ
には大袈裟なそれ、ふくらんでいる
と同時にしぼんでいる しぼんだ ....
目は私の方が大きいから私のような目になるといいわ
頭は僕の方がいいから僕みたいに賢い子になるといいな
そんな会話から
産まれてしまった僕

誰も注文なんて聞いてはくれなかったの?

突然 ....
たまねぎを切るときは
目にしみてしょうがないけど
ちょっとガスコンロを点火してやるだけで
涙が出にくくなるように


ふきんを使っても 輪ゴムを巻いても
固くて開けられない瓶のふたが
 ....
僕達はどうなる

火がその焼く力を失う 
時がくるのを知っているか
電気も刃物の刃も
鋭い死の力を失なう時を
僕達は御使いのようになる
そしてもう決して死なない
優劣の差はなくなる
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ゲームオーバー蒼依007/11/29 22:20
自転車の唄  服部 剛7*07/11/29 21:46
救い中原紗稀1+*07/11/29 20:48
白く見えた空[group]よしおかさく...2*07/11/29 20:30
ロッカー室の怪[group]1+*07/11/29 20:29
咬みつきたい5*07/11/29 20:28
海遊底辺 藤原有絵2*07/11/29 20:25
次元☆★007/11/29 19:30
ほろり三奈3*07/11/29 19:27
次元☆★107/11/29 19:26
檻の犬 服部 剛4*07/11/29 18:45
運命夏川ゆう107/11/29 18:21
「平 衡」菊尾2*07/11/29 17:49
「キキ」1*07/11/29 17:47
「sea」007/11/29 17:45
通学路。狠志307/11/29 17:06
今 一つの詩はアハウ107/11/29 16:33
創書日和「指」[group]虹村 凌3*07/11/29 16:27
目覚めの悪い木曜日[group]北大路京介8*07/11/29 16:00
宇宙を浮遊するシュガー・ソ...2*07/11/29 15:59
救いについて(総武線にて)Tsu-Yo7*07/11/29 15:56
気の迷いチアーヌ207/11/29 14:30
冬のあと水町綜助907/11/29 13:56
不安佐々木妖精7+*07/11/29 13:53
その夜んなこたーな...107/11/29 13:33
蛇殺し弥勒ちんげん...0+07/11/29 12:45
さて/////107/11/29 12:01
オーダーメイドユーヘッセ007/11/29 11:17
ぽたぽた焼き涙(ルイ)3+*07/11/29 10:51
僕達はどうなる生田 稔1+*07/11/29 9:01

Home 戻る 最新へ 次へ
4362 4363 4364 4365 4366 4367 4368 4369 4370 4371 4372 4373 4374 4375 4376 4377 4378 4379 4380 4381 4382 4383 4384 4385 4386 4387 4388 4389 4390 4391 4392 4393 4394 4395 4396 4397 4398 4399 4400 4401 4402 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.67sec.