棚の上を 覗く
踏み台をしつらえて 登る

確か 神棚があったように思う
古めかしい 品々が出てくるのか

その事は 成りゆきまかせ

棚の上を背伸びして
覗くのだ
手探りで

 ....
指きり拳万針千本
誓いの重みは忘れ難い

指きり約束待っていた
けれどもあなたは忘れてる

指きり拳万やっときた
けれどもあなたはすまし顔

指きり約束覚えてる?
「忘れていた」は ....
あのね

そのね

きみのかたがね

すごくふるえてるのが

わかったから
わたし

あのとき
あなたがしんけんなんだってわかったからね

もういい加減なこと

してた ....
 
"やるか、
 
やらないか。"
 
すべては、
 
じぶんしだい。
 
まっしろな四角い小部屋に
ひとり 丸くなって
 
 
ピンク色の魚たちに触れる
 
 
やわらかなユビサキで
そっと 溶けていく
ように
 
 
そこにある
確かに存在する
 ....
座席の前に立って
席が空くのを待つ人がいるように
このせかいも きっと、

(席の数が増えることは ないのでしょうか)
飯田橋の歩道橋を歩いていた。
風が乾いている。透き通るように冷たかった。

車の音や、人の声が雑多な音となって歩道橋を揺らした。
青い空が遠くまで続いていた。

冬は晴れているのか、と思う ....
 一 踊る

螺旋状に回る時間の渦で
ときおり光り輝く瞬間
踊る鼓動が
今日を激しく興奮させる

 あなたと
 アゲハ蝶が絡み合う
 異国に旅したその日付

 落ち葉に乗った ....
紅葉は

いのちを透かしていた

紅葉は

金属の錆びのようにも見えた

いのちは

金属の錆びではないのに

ぼくの心は
アトリエが笑っている
色彩は幾重にも脱皮してゆく
輪郭は幾たびも辷り去ってゆく

窓を開ける

浮遊している
さまざまな色や形の椅子たちが
月に照らされ
遠く近く




 ....
{画像=080617003626.jpg}
決まり文句のような言葉
配色
色彩が欠落していく
白黒の世界が拡がる
わたしは原色でいたのではなかったか?
セピア色でもイエローでもない
赤と ....
空が蒼くなりハジメル瞬間を

白いイキをはきながら


みていたんだ。


  「オハヨウ、アサ。」


きみは返事をしないかわりに

ぬくもりを少しずつましてゆく。 ....
12月、クリスマス。

富めるひとは
ブランドでプレゼントを買い込み
庶民は
雑貨屋さんでかわいいものを吟味し
貧者は
せめてあたたかなクリスマスをと願う。

プレゼントは
考える ....
窓を開けると 
外はさめざめと
雨降り
灰色の空と 灰色の空気が
僕の部屋の中に充満していく

僕は なんだかまた
例の不安の波が押し寄せてきているらしく
なんだかまた 泣きべそかきそ ....
貴方とは

賭博癖のひどい文豪のこと

自作の筒眼鏡で星々に思いを馳せた伊太利亜人のこと

赤チョッキの闘士のこと

南洋庁へ勤務した病弱な作家のこと

その他諸々のことは

 ....
地上へと繋がるエレベーターに
パステルカラーの女の子
うふふ
こんにちは
抱いている子ども
腕から飛び出しそうに笑って
照れて
くりんくりんって頭を回す
いししー
あっ 笑ったぁ
 ....
君に居場所を与えるため
僕は居場所を与えられた


初めての日
君は笑顔をパーッと輝かせて
本当に嬉しそうに
僕を受け入れてくれたね

君にふれたとき
熱が全身をかけめぐり
 ....
           071130



だいすきやまねこ
 悪戯坊主の仲間達
  滑って転ぶ有楽町
   君と僕は殴り合い
   やられてばかりの
  負けネコだけどと
 寝 ....
僕は手紙を書きましたが投函できず
結局その手紙は引き出しの中に沈んで行きました
そうして毎日引き出しの底から
静寂を運んできました

僕は海に行きました
青いハーフパンツの水着を持って行き ....
右目に目薬がじょうずにささらない
まぶたの上をぴちょんとはねたり
まつげをするっとすべったり
なぜかほっぺにあたったり
左目にはじょうずにはいるのに

かがみで自分の顔を見てみると
左目 ....
{画像=080524153641.jpg}

 冬の大通りを、兄と妹が二人で歩いていた。
 兄は妹が重たそうに持っているカバンに手を貸してやりながら、遅れがちな妹に合わせて歩調をゆるめていた。妹 ....
愛するわたしは愛するあなたのように語り
愛するあなたは愛するわたしのようにつまずく
わたしはあなたを愛するから帽子を脱ぎ
わたしはあなたを愛するから最初の皿を割った
あなたはわたしを愛するから ....
みんな頭の中じゃ手足を飼ってると
彼女は時々考えている

おおきな太陽に
「おはよう」
彼女はそっとつぶやく
理由なんかない
そこにはただ存在するだけだから

道のうえ ....
雑音の向こう
カウントを間違えたまま曲を聴く
錯覚はいつも美しくて

夜は青く
風は冷たい
寝顔は優しく
想いは遠い

春や夏の境界線を数えた日を
意味無いことと思う
君の笑顔
 ....
いつからか聞こえている低音
息遣いが確かに在った
〈それはそう、あれなのだよ、
俺はそう思うね〉
言葉の輪郭をなぞりながら
からっぽの頭に繰返して話す
それは先程伺いましたと
シャッター ....
朝 Rock'n Rollで目を醒ましたらシーツが真っ赤だった
薬を飲んで腹這いになった
下唇を噛んだら
鉄の味がした

子宮なんて要らないと思った  神様!
兎に角苛苛した
肌が荒れて ....
いとしいあのこが電車に乗って
白いまつげをふせながら
やわらかく甘いつめの先
僕の方だけすこしみた


ゆるくむすんだネクタイに
なみだのような白雪が
すこしつもって
ちょうちょのよ ....
暗い 谷間に 小船が 落ちている
中には 私の 弟子達が 必死で 春本を 唱えていたが
卑猥な 旭日! 奴は 私達を 沈めるらしい
深き 隠者達が 私を 歌う 者達
”常に 脂だらけの 存在” ....
いまさら、

  ボクがからっぽな

リユウを


すこしづつ
みつけだしているようだ


人を
愛しているくせに

信じきれない哀しさや


自分の
ナカ ....
 ――起床、起床! 

スチームを切られた鋼鉄の部屋の恐ろしい朝、
一夜の温みをようやく蓄えたアクリル毛布を剥ぎ取られ
既に凍り始めた虫襖(むしあお)色のジャージを脱ぐと
柔い生肌のかよわさ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
家事アハウ307/12/1 19:23
指きり哀歌[group]電子ノ猫人007/12/1 19:06
それはやはりなきむし407/12/1 18:24
次元☆★007/12/1 16:46
ホワイトアウトノウム307/12/1 16:02
循環ねお1*07/12/1 15:27
西高東低の冬ブライアン4*07/12/1 13:58
三の詩篇乱太郎21*07/12/1 13:50
紅葉の心は吉岡ペペロ207/12/1 12:44
或る晩の出来事塔野夏子4*07/12/1 10:49
後悔に口を噛む狼は身を焦がす[group]beebee1*07/12/1 10:03
じゅうにがつ・ついたち。Sa;007/12/1 8:38
クリスマスのご馳走風音1*07/12/1 8:38
寝覚めの悪い日曜日、午前6時涙(ルイ)3*07/12/1 8:32
徒労沙虹0*07/12/1 7:49
color’sたちばなまこ...7*07/12/1 7:06
シュトゥール青の詩人007/12/1 2:48
やまねこあおば5*07/12/1 2:02
明日のようにプル式6*07/12/1 0:32
右目に目薬がじょうずにささらない壺内モモ子207/12/1 0:27
[group]beebee207/12/1 0:27
新しい生活音阿弥花三郎007/11/30 22:58
考える彼女エチカ1*07/11/30 22:35
季節はずれ[group]よしおかさく...2*07/11/30 22:34
[group]1*07/11/30 22:32
或る女の憂鬱schizo...3*07/11/30 22:30
最終電車アヅサ5*07/11/30 21:57
奥津 強007/11/30 21:23
いまさらSa;107/11/30 21:14
海の彼方、 ☆atsuch...5*07/11/30 21:04

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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