終わって尚また夜はくる


保身のための嘘が口をついて出て、


そして朝がやってきて、


裏と表が逆になる


貴方に近ずくためのための、貴方と終わらないための

 ....
薄い網戸の向こう
何かの割れる音がする
今日は朝から寂しいものが降っているから
話しかけるみたいに一日を生きたい

消えていくシャーペン工場で作られた最後の一本が
同じ価格で店頭に並ぶ ....
 

今は何もきかない
それはあなたを想ってだとか、
そういう風にいえれば格好良いのだけれど
あたしまだそんな小粋な女を演じられる程経験もない
ただ今きけばあたしが崩れそうで、こわい。
 ....
忘れないで

涙を忘れないで

一晩寝て起きて

涙を薄めないで

来年の今日

もっと強くあるために。
失恋を、しました。
4月からずっと気になっていたあのひと、
2月に結婚するらしい。

失恋を、しました。
飲み会ではいつも彼女はいないって言ってたのに
1年以上付き合ってたみたい。
 ....
一月前に倒産した
詩学の社長の寺西さんが
事務所の布団に横たわったまま 
十日前にこの世を去った 

様態急変による 
脳内出血であったという 

三年前の「青の日」で 
互いの詩を ....
 
みみにかみをかけるあたしをみて
はぁとを溢れ零したあなた
そこはかとなく単純だよ

そまった紅はあたしが引き受ける
ほおをなでてあげるから、こちらにおいで
かわい  い


ふ ....
舌を伸ばした
見慣れた表情のすぐ後に
瞼を閉じて
舌を這わせた

蝶が降り始めるみたいに
二人は重なり落ちていく
耳に近付いた
僕の視界は閉ざされる

感覚だけで越 ....
悲しみや
苦しみや
怒りとか

そんなもん振り回して
キチガイの振りして
騒いでれば

同情なんかで
彼女を振り向かせられるかな

デッカイ図体で
意表をついて
泣いてでもす ....
強く望むほどの夢でもなく、
むしろその遠さに眩暈がしてしまいそうな、
そんな他人から見たら儚い夢物語。
必死に追いかける僕は浅はかなのかな?

「言葉だけですべてを伝える」

情景を眼前 ....
暗い部屋が淋しくてスイッチ入れれば、光は溢れるし音は流れる。
ボタン1つで沢山のコトが出来るようになったね。
便利な時代なんだと子供の僕でも分かるけど、
失うモノの多さに比べたら小さすぎる進歩だ ....
私が泣いている
私が死んでしまったので
あんなに手塩にかけて育ててやったのに
小さな頃はあんなに可愛かったのに
どうしてこうもあっけない
未来がぱちんとはじけてしまう
私のいないこれからを ....
  「恋ってなに」

   飛べるもの?





         恋人って
                  なに、


         あなたと一緒に ....
  家に帰ると 鞄の奥深くから取り出した
  携帯に公衆電話から着信があった
  そういうことをするのは多分 馨ちゃんだけで
  でも何となく 電話をするのは憚られたので
  電話してくれた? ....
ああ
きちがいオカマ左翼のせっちゃん

せっちゃんの分析力が
ぼくの希望だ!

(せっちやんはリプレーザという本に
うたかたの日々という文を書きました)
自分の肛門がどんなであろうと
自分の肛門は大切にしましょう
自分の肛門だから

自分のタマキンが
どんなに悲惨な状態でも
自分で大事にしましょう
自分のタマキンだから

オロナインと ....
 
 上を向くおまえの、雨を待って開いたままの卑猥な口に
 テキーラと拳骨大の氷を山ほどぶち込んであげよう
 唇には岩塩もおまけしてやる
 リュウゼツランの学名を知っているか?
 あいつ ....
 
はねた、石は、
水のなかを、水を
大きく、全身でえぐり、ゆれて、水は
痛みで満ちた、が、血は、
流れずに、水のなかを、水の
深いところ、へ、


着席する、石は、
水、ではなか ....
元気ですか
そういってメールを打つと

少し
微妙な間隔で

クタクタ
風邪 ひいたみたい 
って

そんなこと
聞きたいわけじゃない



元気ですか
もう君もわか ....
幾度も、なんども
夢から覚めると右手にアクセルの感覚と
四天王寺から日本橋へ車線変更
遠く、象の鳴き声を聞くのです
松屋町筋へ曲がるという
思い出のような物語はいりません
ビル風に吹かれて ....
あれへんのー
ないのー
ん、納豆半額。
ないのー
なくなってもたんかいな
あ、あったあった
兄ちゃんちょとごめんな

伏見のおっさん
ギョーザをさがすおっさん

うわっ
玉子割 ....
人の手によって生まれそれからヒトでは無くなるように育てられた
初めから紛い物な俺達 俺のナンバーなら知ってるだろ?
過去も未来も現在も無くただ次の世代に繋げる為のそれ自体には意味の無い最先端先取り ....
流れていく 残像
追いかけて
 
迷いの森へ
誘われたのさ
 
 
君の大好きな人が
僕じゃなくてもいいよ 
腐れた恋を呪うように
毒林檎をかじる
 
 
切り裂かれたピンク ....
 空に浮かぶ雲を指で描く
 走馬灯のように煌く
 すぐそこには楽園
 もうすぐ、闇を超える

 人が待っている 
 誰しもが繋がるはずなのに
 誰しもが他人の顔をする
 寂しさに酔 ....
運ばれてゆく
ものがたりについて
ずっと聴けずにいたことを
ようやく受け取ったのは
はやすぎた夏、の
たてがみ辺りの
なごり風


 眠る、ということが
 どれほどの守りで ....
それは
冬の寒い夜に燃え上がった
すばらしい火事でした
立派なお家がぼんぼん燃えて
私も大活躍
みな火を消さねばという意識に欠けていたようですが
だれもみなヒューマニズムにあふれていて
 ....
         (2007・9・19)

突風に流されてきた雷がうちの庭に落ちた
しばらく前から庭に住み着いていた、
愛らしい雨蛙が焦げてしまった
咲き始めていた萩の花も散ってしまった
 ....
『食べられません』のラベルを貼り続けました。
あらゆる無生物に。
よくよく考えてみれば、
生きるというのはたったそれだけのことでした。

樹氷の白にくるまれながら、
ぼくがぼくの姿 ....
散りはらう街路樹のもとに傘はない
銀杏の枯葉をしとど踏みしめながら
右の黄金瞳が枝葉と灰色の彼岸を見透く
代名詞を求めない陽光に臨めたとしたなら
ひとつの名前できみを翡翠と数えただろう

 ....
浸された水は
つめたく
ねがえりもできないほどに
なぜか凍みたまま
あの人ごとをさらって
いって

かなしい
のふちにいるあの人
たしかにいかされ、芽生え
一つの
さむさの中にい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
漸近線猫のひたい撫...107/12/9 13:57
網戸たもつ807/12/9 13:37
ふたりのロンド哀詩107/12/9 12:07
今年の夢の終わりに短角牛107/12/9 11:39
失恋を、しました。はるこ5*07/12/9 11:36
密葬の夜 〜青の日〜服部 剛607/12/9 10:27
昨日とはちがう、哀詩107/12/9 8:11
「ラプソディー」菊尾007/12/9 4:09
大都会kei99307/12/9 4:05
『Lighter Righter Writer』東雲 李葉007/12/9 3:15
『スイッチ』1*07/12/9 2:58
私が死んでしまったので若原光彦407/12/9 2:55
アーク鴫澤初音207/12/9 1:18
繋ぎ307/12/9 1:17
せっちゃんA-291*07/12/9 1:06
自分の肛門0*07/12/9 0:58
徒然 六鎖骨0*07/12/9 0:38
石畑由紀子13*07/12/9 0:37
星座の街uminek...7*07/12/9 0:35
RZ250、時刻は夜明けの2時間前たりぽん(大...7*07/12/9 0:14
伏見のおっさんのブルースudegeu...3*07/12/8 23:49
We can`t change the worlD007/12/8 23:34
幸せの毒林檎ノウム007/12/8 23:15
まるで山崎 風雅107/12/8 22:36
七月のかなた[group]千波 一也18*07/12/8 22:25
すばらしい火事にA-291*07/12/8 22:24
風雷楢山孝介507/12/8 20:28
積雪の手紙[group]しろう207/12/8 20:06
片眼(ODD EYE)[group]207/12/8 19:29
siberiaしもつき七3907/12/8 19:27

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