視覚と聴覚の片思い同士は
平行線を、走るもの
それをつなぐ、言葉という名の拙いランライン
上手に言葉を扱えないからリズムにのせてる言葉の羅列、
ヘッドフォン、
俯くあなた ....
行く年は
「あい」で
締め
新年は
「うえお」
目指して
夢かなえよう
その紙の持つ意味を考えて
結果的に意味はなく
効力もなく
なにも
なにも存在しなくても
アタシは凄く悔しくなった
どこにもアタシの名前のないその紙を怪訝な表情でみつめることしか
出来 ....
ひかりの葬列のような夕暮れに沈む、
クラチャニツァ修道院のベンチに凭れる、
白いスカーフの女の胸が艶めかしく見えた。
捲り上げられた白い腿は、悲しげにも見えた。
わたしの少し疲れた掌のなか ....
田舎過ぎる 悪魔が 自涜に 浸るように
その工場では 自由の鐘を 製造している
父母が 歌い易くするために
黒奴達が 祈ろうと思うがために
あの 一閃が 岩山から
山梨! 静かなる 挫折 よ ....
指専用のバス停に
思い思いの格好で指が並んでいる
やがて指専用のバスがくると
指たちは順番に乗り込んでいく
おそらく指にしか
行けないところがあるのだ
慰めが必要だったのは
本当は誰だっ ....
聞きたくないことは聞かなくていい
見たくないものは見なくていい
耳を塞いで 目を瞑って 心を閉じて
汚いことなど 醜いことなど 知らなくていい
綺麗なままでいいんだ
真っ白のままでいいん ....
ストライプに絡め獲られた虫が
偶然に向かって落下する
人間の筋肉運動
の名前、螺旋
テストのペーパーで口を塞いだビーバーのペンチ
一級建築士 さらら、さららと
皿回しの子猿
お尻を叩かれ ....
毎日何もしないで家にいると
余計なことばかり考えてしまう
たとえば今日もまた
死にたい願望が表面化してきて
青い空がなんだか
何かしろしろと
ボクを攻め立てるから
だからなんだか
やた ....
カッターナイフを握り締めて逃げていた
青々とした森林の中を
踏み外しては転びそうになり
木々の隙間を無理やり避けながら
射し込む太陽の光線が目を刺す時々
疲労を自覚した
休みなく進むしかな ....
こどもたちが
口を真っ赤にしながら
園庭であそんでいる
誰かをつかまえ
気に食わなければ噛みつくために
こどもたちは
細い睫毛にひとつずつ
金銀の王冠をつけており
その毛並みは ....
三日に一度は
インスタント食品レトルト食品
ベッドに広げられたシーツの皺のように
時間は寄せ集められるから
僕は読み止しの本を手に取る
気の利いた中国製の服が
安価で手に入るから
....
きらめくギターやドラムが綺麗で、やっぱり俺は赤が好きだと思ったんだ。
左目なんともないの。
右目は涙ダラダラダラ。
大音響なのか乾燥なのか。
マスカラ・コーラス。
ボロボロおちる ....
雨がまず髪を染め
くたびれた道を舗装する
雨が黒いのか
眼差しが閉じているのか
景色が見えない
落ちてきたのは塗料だろうか
コーラだろうか
アスファルトが溶け
鼻につく
....
新幹線で夜を抜ける
街の明かりはゆっくりと
夜は星のようなところだ
見落としてもいいよ
きみにおかまいなし
生活がそこにはある
新幹線で夜を抜ける
街 ....
わざと寄り道をして
今夜
辿り着けないでいる
いちばんほしいものは
まだまだ手に入れないでいよう
おかしな病気に罹って
笑っているのです
あなたは
身につまされる思い
ではありません ....
最後まで
射しこむ視線
うっとりと透ける黄金の光に
浮かびあがる白い顔が沈黙をまもっている
一瞬間、
じゅうりんされた庭に
咲く血の花が
わたしの静脈でかおる午後
いく ....
春と夏と秋と冬
春と夏と秋と冬
春と夏と秋と冬
春と夏と秋と冬
春って暖かいのに
夏って暑いのに
秋って涼しいのに
冬って寒いのに
それぞれ違うのにね
いつだって同じ様に争い ....
静かで音ひとつしない水辺に座る
木のベンチは既に湿っていて私の体温を脅かす
平らな水の広がりは午後二時の強い日差しを受けて黄金に輝く鳥たちのための道
雨が降ってきて、それを見届けよう ....
神に祈る価値はあるのかと
少女に尋ねたら
当然のように頷いて微笑んで
其の瞳がいやに澄んでいるのが気に入らなかったから
ピストルを取り出して
引き金の部分を舐めさせたんだ
火薬の匂いがした ....
「忘れた。」
口にすればそれは嘘だと
彼女は気付きながら
繰り返して、繰り返して、
ルーペから黒紙へ
伝える熱は優しくない
温度差のあるアレとソレ
誰も彼もが遠すぎて距 ....
朝起きる
飯を喰う
家を出る
教室に着く
椅子に座る
ありゃりゃ
机の上に首がある
まいっちまうよ
邪魔で仕方がない
でもどかすのも忍びない
しょうがないから
机 ....
季節の顔のかそけきは
年を経るたび強くなり
侘び寂びの頬を擦りては
盲いるときのいつぞくる
そればかり懼れ日を送る
たとえばおれが今夜
習慣にしている夜の散歩がてら
捨てられている、うすぎれた皮を着た羊顔の子供が落ちているのを見かけたら
気まぐれで拾って手をつないで小さな歩幅でスキップをしながら帰 ....
あなたのこと考えると
少しだけ世界が輝いてみえる
泣きそうなときでも
ちょっと笑ってみようかなって思える
そんなあなたに伝えたい
独りで抱え込まないで
ありのままのあなたをみせてほしい ....
手を繋ぐと
聞こえる音が
聞こえなくなりそう
明日のように曖昧な
昨日の出来事のように
今はまだ
起こるべくして
始まるべくして
ただ静かに
呼吸をしている
空が遠い
あ ....
{引用=
僕が都合の良い魚になって
遡上するならあなたへ、と
}
キューブを完成させる方法
かしこく、方程式どおりに回すのか
バラバラにして組み立て直すのか
完成し ....
{画像=071212001810.jpg}
光は雲に映り
雲は流れ
流れ
雲は流れ
青に映す秋の心
光は映す
影の薄い秋の想い
影は足元から指先へ繋がり
遠く千葉港に貿易 ....
彼女はなぜだか気付かない
たとえばときどき僕が抱く浮気心に。
ほんのいっしゅん抱くだけだけれど
彼女はたぶんぼくの詩を読めない
理解はできても
言葉のさけめから臭いたつ
臭気をかぎわけ ....
きみのりんかくをぬいあげていく
オルガンの重さが
ひかりににていて
急に
まぶたがいらなくなる
砂糖の
あじをわかりたくて
紅茶ばかりのんでいる、午後
猫が行った
声に体 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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