いなびかり 轟く声の者ありて
ゆかりなきて
ゆく年の瀬よ
君ゆえに(あなたは誰か)
海ゆえに(みえない豆は)
森の散歩にいま帰り
楽より木より今日 ....
あなたの音を聞かせて
そこに何もないことを
確かめるように
あなたの空を見せて
それがどこまでも続くことを
教えるように
私に映るあなたが
限りなく、あなたに
....
自分には無いから 羨ましく思う
自分には出来ないから 凄いと思う
でもね
嫉妬する方が勝ってしまうよ
素直に 羨ましい 凄い
そう思うことが出来るなら
私はこんなにも 泣きたくなること ....
海へ倒れる曇を見ている
曇から生まれる鳥を見ている
降りそそぐかけらと水の柱と
波をついばむ音を見ている
道の上の羽と屍肉
夜になる曇
夜になる曇
羽と共に降りる曇
....
瞬きをすると虹が溢れてしまう目があるので
笑うと発音しないPを吐いてしまう口があるので
まだ誰にも褒められたことのない君が
冷蔵庫に自分の耳を並べている
僕は機関車と同じ匂いの ....
夜の街を流れる 灯りたちのダンス
私達の体に流れているもの
街に流れているのは 星占いによって定められた
軽い運命たちのパレード
しかし その表面のさざめきの奥には
人の形など認めな ....
手首から少しずつ剥がれていく
鱗が
ぱらぱらと 床に散っていく 雨が
降り続いていた
きらきら している 鱗の欠片が
降り積もっていく
....
君が
くれた
飴玉を しゃぶり続ける
何日も洗っていなかった髪の毛から
何か 不明瞭な音がする
喫茶店で笑っていた
呼 ....
本当に云いたいことは
いつだって
喉の奥にひっからまったまんま
どんなに咳をしようが
首をトントンしようが
指をつっこんでみようが
一向にとれなくて
息をつくのもままならなくて
い ....
僕が笑っているとき君は笑っていた
僕が怒っているとき君はなだめていた
僕が泣いてるとき君はなぐさめていた
僕が楽しんでいるとき君 ....
そのままを見ていくよ
秒毎に移り変わっていく
電車の窓からの景色みたい
刹那的なそのままを
どうか眺めさせてよ
聞き取ないくらいの弱い声
しばらくは話さずにいた
水滴が ....
視界は常時、光が触れてくる
手をかざせば影が口元を抑えてくれる
喉元は絞められるためにとっておくよ
どこに君はいる
僕は離れ方を探している
ごめんなさい
謝る声が逃 ....
なにも言いたくないって
そういうときがお前にはないのか
あさがおの蔦がまた伸びてる
おかしいな、こんなに寒くて狭い夜なのに
誰かの言葉を、まるでわかったつもりになって
自分の内奥の叫 ....
紅葉の色をした
頬が、笑っている
そこに降れようとする度
弾かれてしまうのは
私がいけないのか
それとも
別の何かなのか
影を背に立つ姿は、
いつも
私より前にあった
....
迷っている間にも
時は過ぎてゆく
思い切って行こう
海の動物になりたかった
海に行きたかった
底の方で
脊髄が列車のように並んで
色のない海老が
乗客のようにじっとしている
マリンスノーの中
錆びてしまいたかった
潮を ....
好きになるのは簡単で。
想いを伝えるのは恥ずかしくて。
夢を見ているとすれば。
最高の夢で。
覚めたときには、
きっとひとりぼっちで。
けど、
アレとかアレが手元に在って ....
当たり前なんだけど
不思議で仕方ないんだ
寝て起きたらきちんと
明日が来てるってこと
AM4時
揺れ動く時間に
プレゼントを食べました
オレンジのろうそくに
渇望して
溶けていく 温もりの
輪に入って
暖をとろうとしたのです
舵を 探しました
一人乗り ....
中毒 海馬 部屋は暗い
殺人 海馬 ガソリンまく女子小学生
パークの真ん中 麻薬 拳銃 包丁
やつらは 目線をずらさない
炎 囲む 飛び跳ねる
頭が悪い
子供たちに 関する 刺・激
....
台所の片隅で
冷蔵庫は
昨日よりもちょっと
ナーバスになっている
海の見える場所に住みたい
そう思ったのは
二十世紀の終わり頃だった
さようなら
という言葉は
ずいぶんと
細長 ....
ミニスカートの裾に手をかけて飛ぶ
イコノグラフィーをみんなで学ぼうぜ
ミニスカートは飛んだから笑うのか
その前に 顔確認 美人でしょうか
君達 あまり ふざけてっと いかんよ
ミニスカート+ ....
一粒の真珠を噛み砕いてから
ようやく僕はそれが
砂糖であったことに気づく
頑なな窓ガラスは
粒子を跳ね返し
伝うことすら許さない
夜行 ....
小さな啄木鳥が
枝のむこうに
隠れて鳴いている
霜に白く
苔に覆われた墓石の上に
戯れる小栗鼠
韜晦する記憶のメレンゲ
青い雫
仄かに紅く冷たく
かじかんだ ....
上等だよ!!くそ食らえ!!
祈り?信仰?題目?
むやみな提唱はいらない!!
何故解らない?
怒られ苦労した事も忘れたのか?
止めろ!!言葉の手招き!!
何処にある? ....
飛んでいた意識を呼び戻し
気付いた時には
独り取り残された
残ったものは
燃滓と半端な自由
暫く実感していなかった
静けさの寄固まった世界
....
町から街へ
子供から大人へ
僕の小さな足が
大きな坂道を下る
池の周りを囲う家並み
そこら中で
夕食の匂いがして―
母さんも料理を始める
僕は父さんの為に
ビールのグラス ....
平和を
願いながら
少女は
鶴を折った
病にも
苦しみにも
負けずに
少女は
ひとつ
ひとつ
折鶴を
作った
戦争のない
二度と
同じ
悲劇を
起こさないよ ....
なつかしい
海岸に
今は
1人でいる
あなたと
二人で昔
この海岸に
ドライブに
行ったわね
今は
私は
ひとり
そして
あなたも
私たちは
いろいろと
あ ....
愛とは
お互いが
惹かれあうこと
愛するとは
互いが
思いやりを
持つこと
愛するとは
お互いに
違いを
認めること
愛するとは
ひとりの
人間を
大切にするこ ....
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