私はある国際犯罪組織の一員である
バスで移動中、バスから転落し、組織のリハビリセンターで
再起を賭けた治療を受けていた

「えらく簡単に完治しましたね」

若くて美人だがその物言い、しぐさ ....
石原裕次郎がとことんファンサービスに努めるディナーショウの夢を見た

石原裕次郎がこれでもかこれでもかとおどけ、飛び跳ね、ターンしていた

私のようなオヤジにまで頬ずりしてくる

やめてく ....
ファンに囲まれた彼が私と二人でその場を離れる…

二人がいる場所は車の中…
こんなチャンス滅多にないので私はサインをしてもらおうと色紙を探す…
いつも、とりあえず持っているはずの色紙が見つから ....
ご検討賜りますよう
お願い申し上げます
が、歓喜している

何卒の強迫観念
が大人たちの心を擦り減らしていく
着物を何枚も重ねて
潔癖な私は
冬の自転車を漕ぎ
整えられた本
整えら ....
今日、貴方は誰と何処でお誕生日をお祝いしてるのでしょうか…

この空の下
貴方が幸せであれば
それでいい…

そして時々
私の傍で唄ってくれれば…

そんな風に考えると
少し淋 ....
太いがそれだけの腕である
誰かがしがみついた腕である
ふたつ浸ければ
たいそうお湯のあふれる
腕である
ゆきつもどりつ戻り橋

雨にかすかの影うつす

きいてもらえぬ声千歳

まどうこころに戻り橋


ゆうべのけがれ

あなたの声か

からだを濡らす

あなたの声か

 ....
銀色のケトルが鳴く
耐え切れずに

もう
私はおしまいだよ と
あらん限りの
声をあげて

鳴く
鳴き狂う
誰か止めて止めて止めて
さもないと

さもないと?

ひざを抱 ....
ある人はそれを「雨」だと言った。

またある人はそれを「雪」だといったし、

偉い学者は「塵の一種」だと力説した。



ある日細かいものが降ってきた。

パラパラと人が気づくかど ....
痙攣と猜疑心に抱かれた夜は一滴の琥珀に君を覗いて。
酩酊の底で視界を追うよ。渦すら干して破片を贈ろう。神を締め殺した指から銀輪が溢れて涙を拭いてくれると思っていた。

呼吸が苦痛で仕方が無いから ....
 
 
 
 
きみはコーラを飲み干せない
柴犬のジョンは鳴けない
そしてぼくは笑わない
 
3つ揃うと
「不幸」
ができた
 
きらきら光る
「不幸」
だった
 
  ....
  1
嗚呼、私が死んだときは
どうかその骨を散骨してください
海でも山でもいいから
散骨してください
海に溶けた私は
きっと儚いクラゲになることでしょう
山に埋もれた私は
きっと密か ....
規定量を守れなかったから錠剤と踊る旅は終わった。木陰で話した事や星を見上げた事が過去へ辿り交わした時間もコーヒーに溶け残る砂糖に。

着床を待たず全ては砂と化す。真実は移ろう物だからこそ言葉に責任 ....
  それは光のなかに
  夕暮れどきの街灯にある
  一〇〇円ライターの炎のなかに
  乱反射する水面にある
  やさしい気持ちが消えないように
  祈り続ける心の奥に



 ....
正直わたしは寂しかった

仕事帰りにコンビニによってお弁当を買う
ついでにビールも買う
誰もいない家の扉をあけることって
どうしてこんなに苦しいのだろう
ビールをあける
少し酔っ払ってテ ....
今となっては君が平穏を望んだのか判らないけれど下水に痛みを流すには全て充分だった。
性癖は胃液に混ざり光を吸って膨張を続ける。

後ろ向きのロマンティシズムに溺れて霞を抱くよ。永遠も半ばを過ぎ僕 ....
ふわりと浮かび行く

白い手足
風に舞うスカート

そっとのぞき見る
屋上に一人で、空ばかり見ている

長い手足が柵に絡みつき
そこだけが彼女だけの世界

不似合いな口に咥えたタ ....
何時の間にか

ココロに偽りの鍵をかけた


もう

苦しみたくないから


何時も

感情を貼り付けることにした


誰にも気付かれないように

誰にも傷つかないよ ....
繋がりってものが

時に
ひとを
うんざりさせる

それが
あったとしても
なかったとしても

考えるだけで
疲れてしまうのだけど
                 2007/12/15




白々と初夏の短い夜が明けて
東の空にも
シロナガスクジラを思わす雲が
ゆっくりと背中を持ち上げる
美しく光ったりして ....
天球を半ば覆った夕暮れが燃え
肺胞には空気が足りぬ自明の理


お天気予報に言わせれば
あと十五年は夕暮れらしい
結局は息の仕方も忘れちまったし、
吸うなら吸うで煙草があるから
ど ....
九十六だった大叔父が暑さに耐えかねてとうとう往生したのが3年前の8月4日。
「もうちょっと前にいってくれりゃあ、初盆も今年すまかいたのに」と、葬式と三日七日と盆と忌明けがごちゃごちゃにきちまった夏 ....
広い囲いの真ん中で
きりんが首をかしげたの
ねえ、あなたの顔は━を向いてる
あたしのお腹はからっぽ

きゅうきゅうと空腹の音が
空に響いて
ライオンがもらい泣き
ねえ、あ ....
君から譲ってもらったのは
淡いグラデーションの空
透明に近いあの感じの中で
僕は気が違いそうになっていく

君から奪ったのは
なんでも飲み込む深い淵
虚ろになることで
許 ....
休日は家から出ない
出たとしても郵便受けどまり
別に外が恐いわけじゃない
ただ武装をするのがめんどくさいだけ

流れてく日常を身体で感じることもなく
失っていく若さに一瞥をくれてやることも ....
   いつも
      会う人
         何ですが
             どうしてあなたはと いってしまう。
   いつも
      云う人
          ....
これ
だ〜れだ

みっちゃん

えいこちゃん

これは?

みっちゃん

じゃ、これ?

おこった
みっちゃん
ぶーっ

ほっぺを
いっぱいに
ふくらまして
 ....
だれもいない夕方のバス停
ひとりぼっち待ってる
 


首に巻いた手縫いのマフラー
にぎりしめて待ってる
 
 

もう、いくつ過ぎていったかな
いつまでたっても君はこないな
 ....
ゴロリと寝ている
わきの草の上を見てみる
葉っぱの上にケムシさんだ!
フサフサの毛の生えたケムシさん
そいつを見ながら いつの間にかウトウトする
ふと 目が覚める
さっきの草になんとなく目 ....
   分らない事が ある、
   とおくの遠くの慧と罪
   あるんだ きっと 誰にでも
    「あの、遠くの慧とKがさ。」



   夜空の 星の目の瞬き
   とおくの遠くの慧 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
A-292*07/12/20 0:54
石原裕次郎1*07/12/20 0:26
夢…それでも幸せ@ショコラ107/12/20 0:26
ていけいだいたばし107/12/20 0:23
貴方が幸せであれば…@ショコラ107/12/20 0:19
A-293*07/12/20 0:08
戻り橋吉岡ペペロ407/12/20 0:03
ケトルuminek...6*07/12/19 23:14
空の破片時雨507/12/19 23:14
廻天氷吐307/12/19 23:09
たとえばそれはビー玉のようで森さかな707/12/19 22:59
臨終麻生ゆり4*07/12/19 22:47
不安定な下り坂氷吐207/12/19 22:44
かなしみについて草野春心807/12/19 22:39
捨て猫一人分暗闇れもん007/12/19 22:28
緩慢な自殺氷吐107/12/19 22:21
暗闇れもん007/12/19 22:16
真実の鍵[group]愛心1*07/12/19 21:54
繋がり風音1*07/12/19 21:50
機関車とくじらあおば7*07/12/19 21:19
果てしないわけでもなく夕暮れ[group]しろう3*07/12/19 21:06
西瓜リーフレイン507/12/19 20:58
しゃんそん107/12/19 20:51
「僕が手にしたもの」菊尾1*07/12/19 19:42
フェイクさえ107/12/19 18:53
   朝紅山「そわか...307/12/19 18:45
写真草野大悟207/12/19 18:28
バス停にて、君を待つノウム007/12/19 18:23
ケムシさん        guchi_...107/12/19 17:54
   とおくの遠くの慧の在罪紅山「そわか...107/12/19 17:36

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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