.... 誰かの助け声を無視するようになったのはいつだろう
その理由を自分自身に問い質しても出てくる答えは
自分のことで精一杯だから仕方ない

高い砂の城の頂に向かう人々
上に行く程に壊れやすくて
 ....
あなたには本当によく怒られました
口ゲンカもありましたし、一度など、電話越しに大声で大ゲンカ
ほんと子供のケンカのよう 40才近く年上のあなたと
こんな大ゲンカしたのは何年ぶりだっただろう
こ ....
たとえば
遠くの天気を気にすること。
どんな料理を作ろうか、顔を思い浮かべること。
声を聞いて、胸をなでおろすこと。
いろんな小さなしあわせが胸に立ちこめること。

それらが遠のいていって ....
見上げる瞳には
鉛色の空
閉園を告げるメロディが
流れ出す頃
キリン舎は空っぽのまま

僕ら いつのまにか 大人になって
優しい瞳を 置いてきた

キリン舎では
母と子が
桃色の ....
安っぽいイルミネーションに彩られた
クリスマス・イヴの東京の街角
元・恋人に貰ったiPodから
アクセル・ローズの悲痛なシャウト

全てはもはや記号に成り果て
ウォーホルもレノンもコバーン ....
どうしても飛べない
おくびょうな紅葉はふるえて飛べない
もうすこしだけ力が欲しい
繋がりのない空が
きっと冷たくて
誘う紅の涙の貌を
冬はじっと見ていた
どうしても飛べない

山 ....
いとしさのぶん痛みだす

見えないアルバム

寒い日、暑い日

そうでもない日

さよならを言って

オレンジの凪うかべてる


海のむこうの光や影

砂漠の道のどまんな ....
追憶・・・・

君の好きなアリアを聴いていた

窓辺を濡らす いくつもの雨粒が

哀しい旋律に 調和する



あのころ 君が捜していたものは

こんな雨のような 静寂のやさし ....
幸せってヤツを求めて生きてく奴は 悲しいからさ

しきりに愛を口にして生きてく奴は 淋しいからさ

夢ってヤツを支えに生きてく奴は 弱いからさ

誰も ひとりぼっちにはなりたくないんだ
 ....
 
 
男の人が白い塀に寄りかかってる
ぼんやりした格好で
衣服には模様のようなものがついている
何をしているのか聞くと
誰かの夢の中なので勝手に動くことができないんです
と言う
かわ ....
現実が後ろを向いたのは
僕が目を閉じたから
それは造作も無いこと
感情は石のように転がって
悲しめない事に胸が病む

蔦のように絡まりながらも広がって
あんな空も塞いでしまえ ....
{画像=071224181905.jpg}


      日が暮れる前の12月の空が好きだ。
       藍色が地平から薄くなって行く。
    夜に成るともっと濃くなる色がこの時だけ
 ....
 
 
摘み上げた嘴の
上枝の先に光るものを
私は今も
追いかけている
 
それは時に
鉛にもなるのだが
なぜだか、離すことが
出来ないままだ
 
 
 足跡をみなよ
 
 ....
水道の蛇口から
船の汽笛が聞こえる
船に乗った
親子の会話が聞こえる

いつになったら
港に着くの
少女の声がする
父は黙して
母はかもめを指差して
話をそらした

遠い昔
 ....
自転車で宿舎に帰る道は
いつも決まって霧の中だった

不意にあらわれる人を避けると
濡れた草が足を撫でた。

- - - - - - - - - -
やがて記憶の中には
雨が降ってく ....
約束は数える程 蝋燭は囲めるほど
俊足で構える星 秀作と呼ばれる朝

十二月のフレグランス 開く理由を探してる
獣医学を学ぶためだと 喘ぐ理性を抑えてる

ふぅ、と一息で白く染まるような軟 ....
真冬の公園ベンチにひとり
冷蔵品のように座っていた

と 鈍色の空に
クカカカ
声が響いた

 鳥だ 近くに鳥がいる

思いがけず嬉しくなり
そちらを見やると
熱を帯びた視線に驚 ....
   常識を逸脱したこういは
   けしからん。


   弥生にうった雨の後
   しずかに
        ただ
           しずかに 謡う


   あ ....
きのこ、ひとわんのきのこ
ヒグマの親子のように
部屋でくつろぐ

きのこ、一つまみのきのこ
音のない時計が
時を刻む

きのこ、ひともりのきのこ
絵を見ては
ため息をつく
爆撃機に母親の名前をつける

アメリカ人の感性にダイブしてみたけれど

言霊の国のオレたちじゃ

その気持ちになれるはずもなかった


エノラゲイ

それは、音だ

肉でもな ....
この快晴烈風に
栗毛の駿馬の体が発している
いななきと情気した 赤い汗

馬が飼われている

隣の部屋では
いつも朝日が細く差し込んでいる

扉を開ければ
広い原野は俺のものだから ....
黒いジーンズに黒いセーター
黒いロングコートと黒手袋
街灯を避け夜に浸ると
アスファルトが
願いで輝いているのが分かる

ウルトラマンになりたい
今年こそ東大に合格したい
宝くじで1等 ....
子供のころに
見ていた
夕焼け空は

まるで
体こと
つつんでくれる
母親の手の
ぬくもりみたい

今日も
きれいな
夕焼け

あのころに
見た
夕焼けのように
きれ ....
わたしは研ぎつづけた

おんなを描く絵心を

おんなを纏めるスカートを

のこるはおとこ、一刀両断!

もはや敵なし過去よさらば
砂漠の真ん中
君の顔だ
顔だ
君の
顔の君だ

雨雲の隅を
君はかじる
かじる
君は
かじる君は

花が咲いた
砂漠の真ん中
鼻に咲いた
君の顔が

死にそうなぐらい ....
マリンスノー
ふりつもる死骸

わたしというイキモノのうちそとで
生きたり死んだりしている生物たち

顕微鏡下の冬の水は活発な動きを示さない
微動だにしないとうめいな殻
わずかに繊毛を ....
淡く澄んだ飴玉みたいに
いつかは溶けて一部になるよ
まどろむ夢と夜の狭間で
在りもしない声に酔いしれていた

君が渡したモノクロームの空想
僕は絵の具でそれに色付けて
羊が騒 ....
居座るダニの塊は血の詰まった蝉のぬけがら
工場に響く怒声が間接的に私の脳を焼く
二階の出窓は写真一枚置かれず一人
埃は初雪のように優しく彼らを包む
午過ぎて、出前ラーメンの隠し味わからず
屋 ....
注ぐ姿が暖かいのは
優しさが含まれているから
うつむいた視線の先に
想いが溶けこんでいる

蜃気楼みたいに遠くに居るのに
不思議と寂しくない
それは確認できるから
見える ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
一目惚れ海月1+07/12/24 23:41
安堵307/12/24 23:41
竜夫さんへ        guchi_...007/12/24 22:33
さようなら クリスマスもち子307/12/24 22:25
キリン舎kaori*2*07/12/24 21:35
シンボリック・クリスマス快晴307/12/24 20:26
どうしても飛べないsoft_m...5*07/12/24 20:26
オレンジの凪吉岡ペペロ307/12/24 18:56
雨音と古いレコードと涙(ルイ)2*07/12/24 18:52
悲しいクセ2*07/12/24 18:36
夢を見る人たもつ1407/12/24 18:34
「草の海」菊尾1*07/12/24 18:24
12月の夕空に / 検見川浜、夕景賛歌[group]beebee307/12/24 18:20
kiwi(連詩)山中 烏流1*07/12/24 17:34
旅客船小川 葉907/12/24 17:32
[group]佐藤伊織0*07/12/24 17:31
煌びやかに、燈すねこ歩き007/12/24 17:26
寒空に泣く明楽007/12/24 17:23
   アルルの女紅山「そわか...307/12/24 17:13
小景叙情生田 稔307/12/24 17:04
エノラゲイによろしく吉岡ペペロ007/12/24 14:33
よく晴れた日に永遠が見えるアハウ707/12/24 13:23
収集佐々木妖精4*07/12/24 13:21
夕焼け妖刀紅桜2*07/12/24 13:06
過去よさらば玲瓏207/12/24 12:19
砂漠の花太陽の獣307/12/24 8:42
呼吸佐々宝砂4*07/12/24 5:37
「ペイン」菊尾2*07/12/24 5:03
パンパンに詰まっている山桃007/12/24 4:43
「蝶々」菊尾2*07/12/24 3:52

Home 戻る 最新へ 次へ
4332 4333 4334 4335 4336 4337 4338 4339 4340 4341 4342 4343 4344 4345 4346 4347 4348 4349 4350 4351 4352 4353 4354 4355 4356 4357 4358 4359 4360 4361 4362 4363 4364 4365 4366 4367 4368 4369 4370 4371 4372 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.57sec.